雁屋哲、美味しんぼ「そろそろ終わりにしたい」 ブログで終了の意向明かす
再開については「スピリッツ誌からのお知らせを、今少しお待ちください」とのこと。
» 2016年03月22日 22時58分 公開
[ねとらぼ]
漫画原作者の雁屋哲さんが3月22日、休載中の「美味しんぼ」について、「そろそろ終わりにしたい」との意向をブログで明かしました。
「美味しんぼ」は2014年5月より休載中となっていますが、雁屋さんは「ずいぶん長い休載ですが、終了したわけではありません」と最初に報告。なお、福島の原発事故に関する“鼻血”描写が物議をかもした同作ですが(関連記事)、今回の休載については、その件で圧力がかかったからではないとも念を押しています。
その一方で、雁屋さんは「いくら何でも連載30年は長すぎだ」と、“幕引き”も視野に入れていることを明かします。さらに「そろそろ終わりにしたいと思っていますが、どんな形で終わらせるか」「今までの登場人物総出演で、美味しい食べ物の話でどんちゃんどんちゃん楽しく騒いで大団円。そう考えています」と、最後はやはり大団円で終わりたい、と構想を語りました。
今後の連載再開などについては、「今、私の一存では言えません」「スピリッツ誌からのお知らせを、今少しお待ちください」とのこと。
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福島から帰った主人公・山岡の「原因不明の鼻血」描写が問題になっていました。小学館、漫画「そばもん」最新話をWebで全文公開 会津のそばがテーマ
ビッグコミック編集部は「一部分だけではなく、すべて読んだうえで語ってほしい」としている。ビッグコミックスピリッツ編集部、「美味しんぼ」の特集記事を公式サイトで公開
識者の意見や編集部の見解を述べている。「美味しんぼ」の“福島で鼻血”描写、編集部が最新号についてあらためて見解を掲載
「因果関係について断定するものではない」とコメント。大阪府と大阪市が「美味しんぼ」の記述について抗議 「そのような状況は認められない」
作中の記述にあるような状況は認められない。事前の取材も一切受けていないと反論。「断固容認できず、極めて遺憾」 福島県、「美味しんぼ」について見解を発表
「作中に登場する特定の個人の見解が、あたかも福島の現状そのものであるような印象を読者に与えかねない」との危惧を示している。「美味しんぼ」問題に環境省動く 「放射線被ばくが原因で、住民に鼻血が多発しているとは考えられません」
環境省が福島第一原発事故による健康被害について「不当な風評被害が生じることを避ける」ためコメント。明らかに「美味しんぼ」問題への対応です。福島県双葉町、「美味しんぼ」めぐり小学館に抗議
県全体にとって風評被害を生じさせ、双葉町民と福島県民への差別を助長させることになるとの危惧を示している。
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