でんぱ組メンバー、舞台「あんスタ」の“コスプレ観劇”で波紋 配慮が足りなかったと謝罪

相沢梨紗さん、成瀬瑛美さん、夢眠ねむさんの3人が「夢ノ咲学院」の学生服コスで舞台を見に行ったそう。

» 2016年06月20日 18時30分 公開
[宮澤諒ねとらぼ]

 でんぱ組.incメンバーの相沢梨紗さん、成瀬瑛美さん、夢眠ねむさんの3人が、6月18日に開幕した「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」の初日公演を、コスプレ姿のまま観劇したとして波紋を広げています。


 「あんさんぶるスターズ!」は、プレイヤーが男性アイドルを育成する「私立夢ノ咲学院」の転入生となり、個性豊かなアイドルたちをプロデュースしていくソーシャルゲーム。でんぱ組のなかでも流行しており、成瀬さんは推しキャラ「瀬名泉」の痛ネイルを、ねむさんは「鳴上嵐」の痛バースデーケーキを作ったりと、普段から熱烈なファンであることをアピールしていました。

 成瀬さんのTwitterには、「夢ノ咲モブガールのコスしたんよーヽ(*´∀`*)ノ!☆制服は本格オーダーメイド通販!ヲタ友ちゃんとプリクラ撮るのたのしかった...(ノ∀`*)☆」のコメントとともに、3人のコスプレ写真が投稿されており、このかっこうで舞台を見たものと思われます。

3人のコスプレ姿(成瀬瑛美さんのTwitterより)

 今回のでんぱ組の行動についてさまざまな意見があがっていますが、特に多いのが「コスプレをしての観劇はマナー違反」というもの。舞台の公式サイトによると、「帽子や立体物のついたカチューシャ等の後ろのお客様の視界を塞いでしまうかぶり物」は場内では外すようにとの注意書きはあるものの、コスプレに関する記述はありません。


 しかし、いわゆる2.5次元作品の会場では、ほかの観客に不快感を与えたり、着替えのためにトイレが占領されるなど、さまざまな問題を考慮してコスプレをしないことが暗黙のルールとなっているよう。

 また、舞台化の情報が発表された2015年12月のニコ生「ハピエレ公式生放送〜重大発表祭 冬の陣〜」では、成瀬さんがMCを担当していたこともあり、公式と捉えられる可能性のある人たちがコスプレをして舞台を見るのは大きな問題ではないかと指摘する声もありました。

 これらの声を受けメンバーはTwitterで謝罪。成瀬さんは、「今回の全体の雰囲気とか考慮したつもりではいたんだけど完全に間違いでした、ごめんね...(´;ω;`)!!!体感とは言え想像し得るマナー、限度があるよ。デリケートな部分に触れてしまった事、不快な気分にさせてしまった方々がいる事に謝罪します。もう一度ごめんね!」とツイート。その後、反響を重く受け止めたのか「本当に申し訳ありませんでした。それなりの対応をしないといけないと思う。ちょっと自粛します」と付け足しました。

 ねむさんも「観劇ルールの件でお騒がせしているらしく、申し訳ありません。ライブ形式コンセプトと勘違いし、注意書きを読んだ上でしたが配慮が足りませんでした。今後こういうことがないように気を付けます。そして理解しようとしてくださった方もありがとうございます、ご迷惑をかけて申し訳ありませんでした」と謝罪。「自分が立ってる場所の尺度で物を見ちゃダメなこと肝に銘じてるつもりだったけど…郷に入っては郷に従えのつもりでいても郷をちゃんと知れてなかった…初めての場所はもっと勉強しなくては」ともつづっています。

 また、相沢さんも18時過ぎにTwitterを更新。「観劇に良い雰囲気を作ろうと尽力して下さっている皆様の気持ちを無意識に踏みにじり、傷付けてしまった事を…心からお詫びします。ルールとマナーは違うのに、そこに繊細に気がつく事ができせんでした。初めての世界だからこそ、もっと深く皆さんの空気を理解して行動しなければいけなかったのに…」「どんな場所にも先人が居てくれて、きっと行く先を示してくれてる。その努力や尊重する姿を理解し、間違わない様に気を付けていきます。教えてくれた皆さま、本当にありがとうございます」と、今回の行動を反省しつつ、指摘を受け入れる旨のコメントを発表しています。


※でんぱ組メンバーの一部ツイートは本人らにより削除されています。

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