個性の集合体がリアリティを与える 「シン・ゴジラ」のエキストラに配られた説明紙の文面が熱い
読むとまた観に行きたくなる罠……!
8月1日の時点で動員71万人、興行収入10億円を記録するなど大ヒット中の映画「シン・ゴジラ」。その劇中に参加したエキストラの1人、@shimokasさんがTwitterに投稿した“演技への心構えが書かれた説明紙”の文面が熱いと話題になっています。
文書は、蒲田駅前での撮影時に配られた「巨大不明生物に襲われて逃げ惑う市井の人々」役への説明で、1枚の紙に簡潔に書かれています。
まず、観客に巨大不明生物を目の当たりにした恐怖を感じさせるための方法として、「逃げ惑う市井の人々がまるで本当に襲われているように見えること」が最も効果的だと説明。ただし、それは単に恐怖の表情を作る、大きな叫び声を上げるといったことでは決してないとし、
もし本当に巨大不明生物に襲われた場合、人はその人の個性によって違った反応をすると思います。猛ダッシュで逃げる人、ノロノロと逃げる人、体が固まり動けない人、興味が勝り写真を撮る人、顔を巨大不明生物から背けず体だけが逃げる人、子供を必死に守ろうとする人、連れとはぐれ人波の中で探し続ける人……
――と人々の行動の例を挙げ、「それらの個性の集合体が、画面に力強さと、リアリティと、本物の恐怖を与えてくれる」と考えを述べています。
そして実際の演技の際には、それぞれが想像力を働かせ「自分が巨大不明生物に遭遇したらどうするか」を考えるよう訴え、「“きっと自分ならこうする”という芝居をしてください」としています。また、“最も大事な事”として、「決して無理はしないで下さい。何よりも自分の身の安全を第一に考えて下さい」と気遣う言葉も。
最後には「この映画を1ミリでも質の高い映画にするために、何十年、百年単位で語り継がれる映画にするために、皆さまのお力をお貸しください」と、映画に対する熱い想いが伝わる言葉で締めくくられています。
Twitterでは「この文面読んだだけでも胸が熱くなる」と感動する声の他、「シン・ゴジラ観に行きたい…」「まんまとゴジラ観たくなった」と映画への興味が増した人の声も見られました。もうこれは行くしかない……!
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実写と2次元のはざまのような作品。
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