「飛騨市始まりすぎてる」とネット騒然 飛騨市図書館の「官能小説朗読ライブ」担当者に開催の意図を聞いた

意外にも反対する声はほとんどなかったそう。

» 2016年08月30日 20時23分 公開
[Keyねとらぼ]

 岐阜県・飛騨市にある飛騨市図書館で8月27日、3人の図書館司書が官能小説を朗読するイベント「官能小説朗読ライブ」が行われました。Twitterやネットなどでも「何これ面白そう」「飛騨市始まりすぎてる」などと話題になった同イベント、なぜ開催しようと思ったのか、実際に官能小説を朗読した担当者にお話を聞きました。



 イベントでは、館長の西倉幸子さんが「刺青」(谷崎潤一郎)を、図書館司書の堀夏美さんが「短篇集H」(姫野カオルコ)から「正調・H物語」、同じく司書の村田萌さんが「溺レる」(川上弘美著)から「可哀相」をそれぞれ朗読。当日はおよそ70人が集まり、中には愛知や三重など遠いところから来た人や、さらには飛騨市長の姿もあったそうです。


飛騨市図書館で官能小説朗読ライブ飛騨市図書館で官能小説朗読ライブ 当日はおよそ70人が参加

飛騨市図書館で官能小説朗読ライブ飛騨市図書館で官能小説朗読ライブ 静かな雰囲気の中、皆真剣に朗読を聞いてくれていたそう

 同館では定期的にこうした朗読イベントを行っていますが、なぜよりによって「官能小説朗読ライブ」を行おうと思ったのか。実際に本を読んだ堀さんに聞いたところ、「官能小説というキャッチーな題材を扱うことで、多くの人が図書館に足を運んでくれると思いました」とのこと。また、反対意見はなかったか聞くと、事前に飛騨市の教育委員会に確認をとったところ「ぜひやってみて」と、意外にも開催に対しては前向きだったそうです。公に告知をしてから、ネットで話題になったことで多少の批判もありましたが、図書館に直接の問い合わせはなどはなく、「思っていたよりも反対する声は少なかった」と堀さん。当日の雰囲気も非常に静かで、参加した人たちは皆真剣に朗読を聞いてくれていたそうです。

 飛騨市図書館は官能小説を1つの文学と捉えているとのこと。開催後、Twitterでは「文化的なよいイベントだったな」「面白い朗読会ありがとうございました」など、実際に参加したと思われる感想ツイートもちらほらと投稿されていました。


(Key)


関連キーワード

朗読 | 図書館 | イベント | 教育委員会 | 文学


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/08/news006.jpg 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  2. /nl/articles/2412/08/news016.jpg 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  3. /nl/articles/2412/05/news178.jpg イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  4. /nl/articles/2412/07/news025.jpg 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  5. /nl/articles/2412/07/news024.jpg 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  6. /nl/articles/2412/08/news003.jpg ダイソー&セリアの毛糸6玉が、みるみるうちに…… たった4時間編んで完成したとは思えないオシャレアイテムが話題
  7. /nl/articles/2412/07/news039.jpg コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  8. /nl/articles/2412/07/news020.jpg “ひっつき虫”を簡単に取るには…… 身近なアイテムでスッキリするライフハックに「これでイライラしないで取れる」「今度、やってみます」
  9. /nl/articles/2412/07/news057.jpg その発想はなかった! 手に描いた“孫悟空” → 広げたら…… “まさかの変化”にテンション上がる「センスだね」
  10. /nl/articles/2412/07/news018.jpg 赤い毛糸3玉をどんどん編んでいくと……? 完成した“冬のオシャレアイテム”に「わかりやすくて感謝」「編んでみたい!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」