多摩美学祭、佐野研二郎氏の葬儀パフォーマンスに批判 実行委員「事前に承知していたものではない」
「皮肉の域を超えている」などの批判が相次いでいる。
11月6日に行われた多摩美術大学「美術学部 芸術祭 in 八王子」において、東京五輪のエンブレム騒動で物議をかもしたデザイナー・佐野研二郎氏(同大の教授で現在休職中)の葬儀を模したパフォーマンスが行われ、波紋を呼んでいる。
Twitterに投稿された画像や投稿によると芸術祭当日、佐野氏の遺影らしきものを持った男ら数人がひつぎを模した箱を運搬したほか、葬儀を模したパフォーマンスを行ったという。
投稿された画像の中には、位牌らしきものをもった男らがハンカチで目頭を押さえる姿や、僧侶の衣装をまとった男が仏具を手に、ひつぎに膝まづいている様子も確認できる。
当然のことではあるが佐野氏は存命中であり、パフォーマンスには「不謹慎」「皮肉の域を超えている」などの批判が相次いでいるほか「真面目に作品作ったりして芸祭を盛り上げようとしていた学生がいたことを忘れないでほしい」という意見も寄せられている。
あらためてパフォーマンスの詳細について確認してみると、佐野氏がデザインをして物議をかもした五輪エンブレム(のちに別のデザインに変更)を使用した小道具、佐野氏が所属するデザイン会社「MR_DESIGN」のロゴを使用した小道具も用意されていたことから、相当な時間をかけて準備されたものだと考えられる。
大学側は編集部の取材に対して「事案は把握しており、現在調査中である」と回答。同芸術祭を運営していた芸術祭実行委員の1人は「大学側も委員会も、事前に承知していたものではない」とパフォーマンスがゲリラ的に行われたことを認めた。
また一部で囁かれている「大学とは関係のない外部の人間によるパフォーマンスでは」という疑惑については「調査中である」とした。
さらに日本の伝統仏教界における唯一の連合組織・全日本仏教会は、今回の取材申し込みによって状況を把握したと回答。「それぞれの宗派により『なじむ』『なじまない』といった見解があると思われるため、現状はコメントを差し控えたい」としたが、今後状況を確認し、必要であれば何らかの措置をとる可能性もあるという。なお佐野氏の所属会社にも取材を申し入れたが「取材は一切受け付けていない」とのことで、回答は得られなかった。
(Kikka)
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