「ストレスで円形脱毛症に」「朝食抜きなどの嫌がらせ」 運営からのパワハラ・モラハラに「精神的に限界」として地下アイドルが引退

「応援してくれてありがとう。最後に、かるあの事は早く忘れてね」

» 2016年11月12日 10時30分 公開
[あいひょんねとらぼ]

 アイドルユニット「BUNNY KISS(以下、バニキス)」の谷口佳留愛(Carua)さんが11月11日、自身のTwitterに「ご報告」と題した画像を投稿しました。バニキスを脱退する旨をファンに伝えている文章ですが、その内容はアイドル業界そのものからの引退を示唆しているように思えます。そしてその理由は、運営からの度重なるパワハラ・モラハラにより「精神的に限界」を迎えたためとしています。まだ17歳なのに……。



この度、運営からの度重なるパワハラ、嫌がらせ、移動時における居眠り運転などの危険行為などにより、精神的に限界で続けることが困難な為、本日をもって、バニキスを辞める事になりました。ストレスで円形脱毛症になったり、遠征先でかるあだけ、朝食抜きなどの嫌がらせがあったり、ある事ない事言われたり等の誹謗中傷がありました(谷口佳留愛さんの公式Twitterから)


 「運営」という表記なので具体的に誰によるものなのかは不明ですが、居眠り運転で「(中央分離帯の)オレンジのポールをなぎ倒して走行したり、何度も命の危険を感じ」たとのこと。さらに、「(運転者が)半年以上も自動車運転免許の更新をしてない状態で、無免許で運転し、警察に捕まった事もあり、その為、かるあ自身も警察での事情聴取に半日以上も拘束された」こともあったそうです。

 谷口さんは「ほんのほんの一部」「言いたい事は沢山ありますが」と詳細を語ることは控えつつ、労働基準監督署と弁護士に相談するとしています。「これからの事はまだ考えてませんが、担当医の先生の元、心身の治療に専念したい」と大変な状況であるにもかかわらず、ファンへのこれまでの感謝の気持ちを伝える言葉で文章を締めくくっています。

皆様が毎日、幸せに笑顔で過ごせますように祈ってます。バニヲタ大好き。応援してくれてありがとう。最後に、かるあの事は早く忘れてね。今まで本当にありがとうございました。元気でね(谷口佳留愛さんの公式Twitterから)


 谷口さんは「忘れないでね」ではなく「かるあの事は早く忘れてね」という言い方を選んでおり、その追い詰められ方の深刻さがひしひしと伝わってきます。

 8月にはプロデューサーのわいせつ行為を「メンバーが耐えきれず警察に通報」しアイドルユニットが解散した出来事(関連記事)があったりと、業界での闇の深い話が地下アイドル自身から発信されることが増え、心が痛くなります。

BUNNY KISS 以下、画像は同ユニットの公式サイトから
BUNNY KISS 谷口佳留愛 Carua

 なお同ユニットの公式サイトおよび公式Twitterでは、谷口さん脱退についての発表は行われていません(11月12日9時30分時点)。

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