「L⇔R」黒沢健一さん、脳腫瘍のため48歳で死去 メンバーがコメント寄せる
2015年10月のライブリハーサル中にめまいを起こし、脳腫瘍を患っていることが発覚していました。
ミュージシャンの黒沢健一さんが12月5日3時52分、脳腫瘍のため亡くなりました。48歳でした。通夜・葬儀は近親者のみで行われ、ファンへは後日お別れ会を催す予定とのこと。黒沢さんのWebサイトで発表されています。
黒沢さんは、バンド「L⇔R」のギター・リードボーカルとして活躍。バンドは1997年に活動を休止しましたが、その後はソロ名義での作品発表や、「MOTORWORKS」や「健'z」といったグループ活動などを行っていました。2015年10月のライブリハーサル中にめまいを起こし、検査の結果、脳腫瘍を患っていることが発覚。2016年10月3日には、自身のWebサイトで脳腫瘍の治療中であることを発表していました。
Webサイトでは、L⇔Rのメンバーで黒沢さんの実弟である黒沢秀樹さんや、ベースの木下裕晴さん、キーボードの嶺川貴子さんがそれぞれコメントを発表しています。
- 黒沢秀樹さんのコメント
病気療養を続けていたL⇔Rのリードヴォーカル、僕の実兄である黒沢健一は12月5日の深夜、夜明けを待たずに旅立ちました。家族の見守る中、安らかに眠るような最期を迎えることが出来ました。
ファンの皆様からの沢山の応援のメッセージには本人のみならず、家族も大変励まされました。これまで兄の音楽を愛してくれた皆様に心からの感謝を家族を代表して申し上げます。
もう一度一緒に新しい作品を作り、同じステージに立つという夢は叶いませんでしたが、年明けの武道館ライブDVDのリリースは兄の強い希望でスタートした企画であり、実現出来ることはとてもうれしいです。力を尽くしてくれたポニーキャニオンの皆さんを始め、これまでお世話になった全ての関係者、スタッフのみなさんにも心からの感謝を捧げます。本当にありがとうございました。
デビューから25年という節目の年にこのような報告をしなくてはならないことはとても悲しく残念なことですが、黒沢健一の音楽はこれからもずっと、聴く人の心に響き続けてくれると信じています。兄の遺してくれた作品が、一人でも多くの人の悲しみや絶望を癒し、希望の糧となってくれることを心から願っています。
- 木下裕晴さんのコメント
随分と昔の話になりますが僕は、健一、秀樹、貴子と共に
音楽業界の海にとび出しました。
あれから20余年。今はもう別々の活動をしており、僕自身はアーティストのサポートという裏方の仕事をしていますが、この4人の活動が僕の原点になっています。
そのうちの1人である健一が旅立ちました。
健一は自分の近くに長く一緒にいてくれた友人でもあります。
よく会っていましたし、ソロの活動にも参加させてもらっていました。
昨日亡くなった本人に会いましたが、寝ているくらいにしか思えず、
未だに全く実感が湧きません。
この先、寂しくなるな。
「健ちゃん、[grow]が滲みるよ、ベース入ってない曲だけど。笑
新曲はしばらく聴けそうにないけど、いつか聴けることを楽しみにしてるよ!」
- 嶺川貴子さんのコメント
私の健一君に対する印象は、天才的天然少年。話を膨らませるのが面白かったし、スプーン曲げが上手だった。
3年前久しぶりの再会をした時、健一君はぜんぜん変わっていなくて、笑顔で優しかった。短い時間だったけど、あの時再会できてよかった。発見された、健一君が描いた ''いけんを言うもも'' の絵は、本当に私に似ていますね。大事にします。ありがとう。
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