“砂の玉”を大事に育てていたら、ある日…… 中から出てきたとんでもない虫の姿に「妖精みたい」「初めて見た…」(1/3 ページ)
面白い!(※虫が苦手な人は閲覧注意)
YouTubeに砂の中で育ち、大空へと飛び立つ不思議な昆虫を観察した様子が投稿されました。動画は10万回以上再生され、「かわいい」「面白い!」といったコメントが多数寄せられています(記事執筆時点)。虫が苦手な人は閲覧注意です。
砂から生まれる不思議な昆虫を飼育する
動画を投稿したのは、生き物系YouTuberの森こんにゃくさん。家族と一緒に魚や虫を捕まえ、捕まえた生き物たちを飼育、観察した様子などをSNSで発信しています。
前回は庭で見つけた変なイモムシを8カ月間育てた結果を見せてくれましたが、今回は砂から生まれてくる不思議な昆虫を飼育するようで……?
今回森こんにゃくさんが飼育するのは「ウスバカゲロウ」という、トンボに似た昆虫の幼虫である「アリジゴク」。アリジゴクは砂地にすり鉢状の巣を作ってその中で獲物(アリやダンゴムシなど)を待ち伏せし、落ちてきた獲物を捕らえることで知られています。
森こんにゃくさんは1カ月前にアリジゴクを捕獲し、自宅で飼育しながら観察をしていました。飼育開始後1カ月間はカイコの幼虫や庭で捕まえたアリをエサとして与えていたそうですが、今回は釣り餌の「白サシ」(ハエの幼虫)を与えてみることに。
実際に与えてみると食いつきはばっちり。サイズ感もよくて安価、入手しやすく管理も簡単であることから、白サシはアリジゴクのエサにぴったりだといえそうです。
アリジゴクはその巣や狩りの方法がよく知られていますが、食事の方法も獲物に毒性のある消化液を注入する→ドロドロに溶かす→体液を吸う……という変わった形をとるようです。エサを与えてから1時間後に見てみると、体液を吸われた白サシはカラカラになっていたのでした。
1カ月後、異変が
それから1カ月後、アリジゴクに異変が。というのもここしばらくの間、巣を作っていないそうです。これまでもエサを与えた後に少し巣を崩し、1日ほど休憩することはあったそうですが、ここまで長期間巣を作らないのは初めてのことなのだとか。
さらに1週間後。巣を作らなくなってから2週間ほど経っていることから、生存確認をすることに。1匹目は巣を作らないものの生きていて、体がとても大きく成長していました。
もう1匹を探してみると、砂の中からまんまるのボールが出てきました。森こんにゃくさんによると、これはアリジゴクの繭なのだそうです。もう少ししたらウスバカゲロウが生まれてくるため、その様子を観察できるように繭が転がらない入れ物を作り、誕生したウスバカゲロウが止まって羽根を乾かせるように割りばしを刺しておくことに。
森こんにゃくさんによるとウスバカゲロウはアリジゴクの状態で2〜4年生活し、繭になって2週間から1カ月で羽化するとのこと。梅雨時の夕方から夜のほんの短い時間で繭に穴を開けて外に出てくるのだそうです。数日後にもう1匹も繭となっていたため、こちらも入れ物にセットして羽化する瞬間を待っていましたが……。
なんということでしょう、ちょっと目を離した隙に1匹のウスバカゲロウが割りばしに止まっていたのです。無事に羽化してくれてうれしい反面、生まれてくる瞬間を見損ねてしまい、複雑な気持ちになってしまった森こんにゃくさんなのでした。
羽化した後の繭をチェックしてみると、砂のボールにはごくわずかな穴が開いていて、中から抜け殻が出てきました。こんなに小さな繭、ほんのわずかな穴からこんなに大きな体の昆虫が出てくるなんて不思議ですね……!!
それから1週間後の夜中1時前、気付けばもう1匹のウスバカゲロウも羽化していました。夜の10時頃に見た時は何の変化もなかったそうですが、羽根が乾いて体が黒くなっていることから、羽化してからある程度の時間がたっていることが伺えます。
ウスバカゲロウの羽化が文字通り“ほんの短い時間で行われる”ことを、短期間で2度も痛感することになってしまった森こんにゃくさんなのでした。
「ゴマ団子みたいでかわいい」「かっこいい」
こちらの動画には「ウスバカゲロウの蛹ゴマ団子みたいでかわいい」「ゴマ団子もかわいいけど成虫になったのもかっこいい」「アリジゴクがカゲロウだと初めて知りました」といった、たくさんのコメントが寄せられています。
森こんにゃくさんは「同チャンネル」とX(旧Twitter/@morikonnyaku)にて、日々の活動の様子や生き物の姿を投稿しています。
関連記事
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
-
高校生の時に出会った2人→つらい闘病生活を経て、10年後…… 山あり谷ありを乗り越えた“現在の姿”が話題
-
ディズニーシーのお菓子が「異様に美味しい」→実は……“驚愕の事実”に9.6万いいね 「納得した」「これはガチ」
-
「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
-
「防音室を買ったVTuberの末路」 本格的な防音室を導入したら居住空間がとんでもないことになった新人VTuberにその後を聞いた
-
プロが教える「PCをオフにする時はシャットダウンとスリープ、どっちがいいの?」 理想の選択肢は意外にも…… 「有益な情報ありがとう」「感動しました
-
間寛平、33年間乗り続ける“希少な国産愛車”を披露 大の車好きで「スカイラインGT-R R34」も所有
-
「もしかしてネタバレ?」 “timeleszオーディション”候補者がテレビ局を退社 ディズニーの“船長”としても話題
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
-
グルーミングが出来ない生まれたての子猫、とんでもない体勢になり…… 想像以上のへたくそっぷりに「どこにも届いてないww」「反則級」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた