メリル・ストリープのトランプ批判スピーチにハリウッド喝采も、「過大評価されている女優」と揶揄(やゆ)されびっくり
ハリウッドはヒラリー・クリントン支持がほとんどでした。
1月8日(現地時間)、ゴールデングローブ賞で米女優のメリル・ストリープが生涯功労賞にあたるCecil B. DeMille 賞を受章し、そのスピーチで次期大統領ドナルド・トランプを堂々批判したことに対しハリウッドでは称賛の声が相次ぎました。
映画監督のリュック・ベッソンはInstagramに「親愛なるメリル、あなたはわれわれの代弁者だ。ありがとう」とストリープのナチュラルな笑顔の写真とともに投稿。コメント欄も「すばらしいスピーチだった。何て偉大な女性なんだ」「あなたには彼女と一緒に映画を撮ってほしい」「彼女は本当に特別な人」とストリープをたたえています。
米国で活動するメキシコ出身の女優、サルマ・ハエックもスピーチするストリープの写真を投稿。「ストリープさん、あなたは数々の道を示してくれる女神です」とコメントを添えています。
ストリープはスピーチの中ではっきりとトランプの名前は出さなかったものの、まずハリウッドはさまざまなルーツを持つ「外国人」があふれ、多様性に満ちていることを強調。そしてこの1年で彼女が驚愕(きょうがく)したある演技が「釣り針」のように心に刺さっていると明かし、それは「私たちの国で最も尊敬されるべき座に就く人」が障がいのある記者のものまねをしたときのことだと述べました。
トランプは2015年の支援者集会で、硬直したような表情で腕を不自然に動かすなどして障がいのある記者を侮蔑(ぶべつ)するようなしぐさをしたことがありました。「それを見たとき私の心は打ち砕かれ、今でも頭から離れていきません。それは映画ではなかったからです。それは現実のことだったのです」とストリープはそのときの心境を語っています。
9日の朝にトランプは米The New York Timesの電話インタビューに対し、ストリープはヒラリー・クリントンの熱烈な支持者であったからあのようなスピーチをしたのだ、などと回答。さらにTwitter上で「メリル・ストリープはハリウッドで最も過大評価されている女優の1人である」と批判し、障がいのある記者をばかにしたのではなく、彼のへりくだっておどおどした様子をマネただけだと弁明しています。
このトランプのストリープに対する批判に対し、「ハリー・ポッター」シリーズの作者J・K・ローリングは、「ある人々のよい意見は、非難することよりも侮蔑(ぶべつ)的になり得るのだということを忘れないで!」とツイート。
「40歳の童貞男」で知られる映画監督、脚本家、プロデューサーのジャド・アパトーは「彼女が過大評価されている女優だというのは、さながらマイケル・ジョーダンが過大評価されたバスケットプレイヤーだというようなもの。またはパイロットにおけるSully(映画「ハドソン川の奇跡」のモデル、チェズレイ・サレンバーガー)や野球のテッド・ウィリアムズだね」としています。
「スタートレック」シリーズのヒカル・スールー役で知られる日系2世の米俳優ジョージ・タケイも「何て小さな、小さな男なんだ、悲しい」とツイート。ストリープに対する「過大評価」との発言に対し、彼女の功績を並べた画像を投稿しました。「トランプは何も意見を持っていない、ただ、反応するだけ」と辛らつに批判しました。
エンターテインメント界ではヒラリー・クリントンの支持者が多く、トランプ当選の際にはショックを受けたセレブの反応が多くありました(関連記事)。ハリウッドではストリープの勇気あるスピーチを支持する人がほとんどのようです。
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