息子の自由な発想のスケッチをクリエイターのパパが見事にイラスト化 “親子デザイン工房”がステキすぎる!
パパは「マクロスΔ」などのデザインを担当するロマン・トマさん。
アニメクリエイターのロマン・トマ(@Thomasintokyo)さんがツイートしたイラストが話題になっています。息子さんが描いた原案スケッチを父親であるロマンさんがイラスト化したものなのですが、子どもの自由な発想とプロの技のコラボは見事というしかない出来映えです。
ロマンさんはフランス出身のアニメクリエイターで、日仏合作アニメ「オーバン・スターレーサーズ」の制作のため2004年に来日。その後、2008年に自身のオリジナル企画「バスカッシュ!」がテレビアニメ化されたことをきっかけに、その制作会社のサテライトに入社し、以後、「アクエリオンEVOL」「戦姫絶唱シンフォギア」「マクロスΔ」などのデザインワークにかかわってきました。
ロマンさんによると、基本的には仕事でしか絵は描かないけれど、2人の息子さんたちに絵を描く楽しさを伝えたいと思い、スケッチブックを買ってあげたそうです。また、会社の同僚のブリュネさんという方から、息子さんの誕生日に水彩絵の具のセットをプレゼントされたこともきっかけとなり、子どもたちと一緒に絵を描き始めました。
「ひさしぶりにアナログの絵作りをやって新鮮な気持ちでした」とロマンさん。数年前から会社ではデジタルで絵を描いているので、画用紙に描くことを新鮮に感じ、やる気が出てきたそうです。ただ、会社でデザインの仕事をやっているだけに、プライベートでデザインを考えるのはどうしても疲れます。
そんなある日、子どもたちの絵を見たロマンさんは驚きます。「センスがいいというか、絵が面白い。自分だと絶対にこのアイデアや発想は出てこないと思いました」とロマンさん。その面白いアイデアをプロのレベルで形にするとどうなるかと思って描いてみたのが、これまでに4作品ほど投稿されている息子さんたちのコラボによる“親子イラスト”です。
ロマンさんは、息子さんたちの創造性に影響を与えたものがあるとすれば、ゲームやアニメではないかといいます。「マクロスΔ」など、ロマンさんがデザイナーとして参加した作品もたまに見せていて、「ここが僕の作ったデザインだよ」と教えると、息子さんたちは喜んでいるそうです。きっと自慢のパパなんでしょうね。
子どもの自由な発想が見事なイラストに変わるこのシリーズを、今後もぜひ続けていってほしいところです。
(五月アメボシ)
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