「こんな形でさいごになっちゃってごめんね」 活動自粛中の夢アド山田朱莉、グループから自主脱退

「わたしの人生において、夢アドでいたこの期間は、ほんとうにほんとうにたからものですっ」

» 2017年03月31日 13時59分 公開
[西尾泰三ねとらぼ]

 1月から活動を自粛していたアイドルグループ「夢見るアドレセンス」のメンバー、山田朱莉さんが、3月31日でグループを卒業することが公式サイトや本人のブログなどで発表されました。

夢アドからの卒業を発表した山田朱莉さん(写真右) 夢アドからの卒業を発表した山田朱莉さん(写真右)

 山田さんは2017年1月に、個人のTwitterアカウントでツイートしていた画像などが「グループの活動における重大な規約違反」だとして、予定されていた全ての活動を自粛へ。本人は「決してひやかした訳ではなく、素直に嬉しい、ありがとうの意味を込めて、投稿したもの」などと話していましたが、復帰することなく卒業という形になりました。

山田朱莉さん 山田朱莉さん

 公式サイトでは、夢アドプロデューサーの伊藤キミノリさんの言葉として、本人と何度も今後の活動に関して話し合いをしてきたこと、このタイミングで卒業という形で彼女を見送ることが、彼女にとって最良と判断したことなどを報告。5人でやってきた夢アドの大切な仲間として、本人意思による自主脱退ではなく、“卒業”という言葉で見送ることにした、と柔らかい言葉を使うことでいたわる姿勢を見せています。

 山田さんもコメントを出しており、応援してくれたファンやスタッフ、結成前から一緒に歩んできたメンバーへの深い感謝などをつづり、「夢アドでいたこの期間は、ほんとうにほんとうにたからものですっ。このような形で最後になってしまうのを許してください」と結んでいます。

 「夢見るアドレセンス」は、雑誌「ピチレモン」のモデルを中心として2012年に結成された5人組アイドルユニット。「カワイイだけじゃダメなんですか!?」をキャッチコピーに活動してきましたが、2016年10月にメンバーの小林れいさんがノドの病気療養に専念するため、活動休止を発表。4人での活動となって間もなく、山田さんも活動自粛となり、3人で活動しています。3月22日には5人の軌跡が分かるベストアルバム「5」をリリースしていました。

 なお、3月31日21時から、メンバーの荻野可鈴さん、志田友美さん、京佳さんからLINE LIVEでこの件に関するコメントを出す予定としています。

山田朱莉さんコメント全文

みなさまへ

年始の騒動でおさわがせしてしまったこと、深く反省しています。

この度、わたしは、スタッフさんとも何度も話し合いを重ねてきましたが、

夢みるアドレセンスの活動をここで卒業する事に決めました。

いつも全力で応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました! どんなわたしでも、ばかなわたしでも、がむしゃらにやってみるけどどうしてもへっぽこなわたしなんかを真っ直ぐにみてくれて、心から応援してくださったみなさんのことが、本当に本当にだいすきでした!

なんにも知らなくて、なんにもできなかったわたしのことを1からささえてくれたスタッフさん、わたしは人1倍いろいろ弱いところがあるとおもう、でもそれを理解してくれて、みんなでわたしを支えようとしてくださったスタッフさん達のことが、本当に本当にだいすきでした!

そしてわたしは夢アド結成前からずーっと一緒に歩んできたメンバーのことが、だいだいだーいすきですっ。

あたりまえだけど、たのしいこと、つらいこと、いーっぱいあって。

でもそれはこのメンバーと一緒だったから、わたしは今までがんばってこれたと思っています。メンバーと1:1で、ちょっと深いお話ができるのも、すごく嬉しかったなぁ、わたし1人なんかじゃないんだなぁって思えたし、わたしにゎこんな最高な、一緒にいてすっごい楽しいメンバーがいるんだ!って思えた。メンバーがいるから、メンバーも一緒にたちむかってくれるから、わたしも前をむけていました。

ほんっとうに今までありがとう。こんな形でさいごになっちゃってごめんね。

正直…、夢アドでいるときに、家庭の状況など、プライベートでもつらいこと、たくさんたくさんありました。考え込んでしまうこともありました。

でも、元から弱いのにここでもっと弱くなって、ずーっとくよくよしてたらだめだ、こんなに応援してくれているファンのみなさん、スタッフさん、メンバーがいる!って、優しいみんなのお陰で、そう思えてました。

わたしの人生において、夢アドでいたこの期間は、

ほんとうにほんとうにたからものですっ。

夢アドの、わたしの身のまわりにおこるすべてのことが、

とても大切で、とても貴重な体験でした!

このような形で最後になってしまうのを許してください。

本当に、ありがとうございました。

2017年3月31日 山田朱莉


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