ニュース
» 2017年05月16日 09時00分 公開

メンバー全員が本物の牧師さんのロックバンド「牧師ROCKS」 ライブ会場には懺悔を聞いてもらえる「懺悔室ブース」も

90歳のおばあちゃんのお客さんに「冥土の土産にライブに来た」と言われて、「キリスト教に冥土はねえぜ」と返すメンバー。ロックだ。

[平原健士/LOCOMO&COMO,ねとらぼ]

 ロックバンド「牧師ROCKS」。彼らはそのバンド名の通り、なんとメンバー全員が本物の牧師なのだそう。5月18日に4周年記念ライブも控えています。一体どんなライブをしているのか。どのようにして結成されたのか。話を聞いてみました。


牧師ROCKS


牧師ROCKS

 訪れたのは、東京都内にある日本福音ルーテル教会。こちらで、「牧師ROCKS」のメンバーの1人が牧師として働いているそうです。


牧師ROCKS 取材を受けてくれたベースの関野さんは、かなりのイケメン


牧師ROCKS 物腰も柔らかく、さまざまな質問に心よく答えてくれました

牧師ROCKSはどのように誕生した?


牧師ROCKS

―― 牧師さんがロックをしているというのは、かなり異色だと思いますが、どのようにバンドが結成されたんですか?

関野さん(以下、関野) みんなもともとロックが好きで、牧師になる前から4人でバンドをやっていたんです。4人中3人は、プロのバンドマンを目指していました。牧師になるという時点でみんな音楽の道をいったん辞めたのですが、あるタイミングでもう一度スイッチ入っちゃって。やっぱり、同時期に牧師4人がロックをやれるなんて奇跡なので。

―― 『牧師ROCKS』として活動をはじめたきっかけは?

関野 教会のとあるイベントに出てくれないと誘われて、「じゃあやろうか」ということになりました。一回きりで続くとは思ってなかったんですけど、実際にやってみたら子どもから90歳のおばあちゃんまでライブに来てくれて、これは続けないと、と。

―― 90歳のおばあちゃんがライブハウスに!?

関野 はい、以前のライブでは「冥土の土産にライブに来た」と言われました。でも、「キリスト教に冥土はねえぜ」とお答えしておきました(笑)。毎回ライブには、幅広い年代の人に来ていただいてます。


牧師ROCKS

―― 5月18日のライブに向けて、練習など真っ最中ですよね?

関野 実は今バンドのメンバーの住んでいるところが、山梨県、九州、埼玉、東京とバラバラなんですね。なので、練習はライブ前に集まって、集中的にやります。ライブ当日にお葬式が入ってしまい、急きょメンバーが来れなくなってしまった事もあります。

―― それは牧師さんならではの理由ですね。

関野 そのときは、「教会の人が亡くなったから、今日は1人抜けて3人でやります」と、ライブをしました。僕も去年、九州でライブをした時に、その前日の夜中に教会の人が亡くなったので、朝一の飛行機で九州から東京へ戻りました。そこから葬儀の準備をして、その日の夜にまた九州へ飛行機で戻ってライブを。

―― 来週のライブでもどうなるか、直前までドキドキしますね。

関野 死にそうだから、牧師さん来てくれ、看とってくれ、っていう連絡は結構あるんです。そしたら絶対行くので、その人が最後を迎える時まで。そればっかりは、牧師をやっている以上、一番の優先事項なので。メンバーが半分(2人)いればライブはやります。チケットを買ってくれた皆さんには申し訳ないですけど、みんなそれが牧師ROCKSだって分かってくれているので。命がかかっていることですし。

―― そういう意味では、本当の意味で命がかかった「ライブ」ですね。

関野 万が一、牧師ROCKSが武道館でライブが決まってても、きっと今死にそうな人がいるって聞いたら、メンバー行くんじゃないですかね。それでライブを取るんだったら、牧師ROCKS辞めた方がいいと思うし、偽者になっちゃうので。

―― よくミュージシャンの方が、「曲が降りてきた」みたいなことを言うことがあるんですけど、牧師さんの場合は、神様から曲を授かるみたいなことがあったりするんですか?

関野 それはないですねえ(笑)。曲を作るときは、普通のバンドマンと同じくスタジオで、ああだこうだと言いながら、曲を作ったりしてます。僕たちは牧師でもありますが、キリスト教を布教しようとはまったく思っていないんですよね。ただロックバンドとしてあろうとしているだけで。

―― 曲にはどんなメッセージが込められているんですか?

関野 曲に込めている思いはいろいろですけど、俺たちだってドロドロで、汚れて這いつくばってやってるよって、そんなことが伝えられたら、「牧師さんだってそうなんだ」と感じてもらえるんじゃないかと思ってます。「清く正しく生きましょう」とか言われても、みんなできないし、僕たちもできませんから(笑)。

―― 今後の目標は?

関野 できるだけ、教会でなく一般社会の中でライブをやりたいです。病院や大学、刑務所などでやってくれと言われたらやりたいですし、最近では大学に呼ばれてライブをすることもあります。あと、なんかミスマッチなところでもやったりしたいですね。政治家のパーティーなどでも(笑)。

―― 来週のライブに向けて、皆さんへのメッセージをお願いします。

関野 来てくれた皆さんの魂を貫くような曲とメッセージを届けたいと思います。一緒に地獄に落ちるのも良し、一緒に天国に行くのも良し、僕たちの熱いライブで、お客さんに少しでも「救われた」と感じてもらいたいです!

ライブ会場には「懺悔室ブース」も設置


牧師ROCKS

 インタビューの後には、せっかくの機会なので懺悔(ざんげ)を体験させてもらいました。懺悔をするのは初めてだったのですが、ささいなことながらなかなか人には言えないことをしっかり聞いてもらって、丸ごと許してもらえる感じがしたので、終わった後には少し気持ちが軽くなったような気がしました。5月18日に行われる牧師ROCKSのライブ会場でも「懺悔室ブース」が設置され、誰でも懺悔を体験することができるそうです。


牧師ROCKS

 会場では、人気のTシャツやリストバンドも販売しています。全く宗教的な勧誘はなく、「純粋にライブを楽しんでもらいたい」と関野さんも話していました。5月18日のライブでは、牧師ROCKSメンバーとベリーダンサーの共演もあるそうなので、そちらも見逃せません。皆さんも、牧師さんたちのオリジナリティーあふれる本格派ライブを会場で楽しんでみてはいかがでしょうか。


牧師ROCKS

牧師ROCKS結成4周年記念ライブ

日時:2017年5月18日(木)

会場:四谷アウトブレイク

時間:18時開場/18時30分開演

チケット:前売り2000円/当日2500円

※宗教、年齢、問いません。車椅子入場可能。5歳以下無料。宗教勧誘皆無。

※チケット予約はお名前・お電話番号・枚数を明記の上 lutheranrockers@yahoo.co.jpまで


(平原健士/LOCOMO&COMO)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

  1. 上野樹里、“娘”の誕生日に愛情たっぷり手作りオムライス公開 「がんばろうね ママより」と祝福メッセージ
  2. 石橋貴明&鈴木保奈美が離婚報告 今後は“事務所社長と所属俳優”として「新たなパートナーシップ」構築
  3. 元ブルゾンちえみ・藤原史織、最新ショットに反響 「更に痩せた?? 可愛すぎる」「素敵です!! 足細いですね」
  4. 「美容師人生の集大成を見せる」 タンザニアハーフ女子を縮毛矯正したら「美容師ナメてた」「人生変わるレベル」と360万再生
  5. 出勤時、妻にいつになく強く抱きしめられた夫→妻が家に帰ってくると…… 何気ない日常を描いた漫画にツッコミつつもジーンとする
  6. 怒られたシェパード、柴犬の後ろに隠れたけど…… でっかくて丸見えなしょんぼりワンコが応援したくなる
  7. 塚本高史、中2長女&小6長男の背の高さに驚き 「なんじゃこいつらの成長の早さは!」「俺身長抜かれるんか?」
  8. 「声出して笑った」「狂人度高くて好き」 自転車泥棒を防ごうと不吉そうな箱を自作→まさかの結末迎える漫画が話題に
  9. 石橋貴明の娘・穂乃香「お父さん大好き」 幼少期キスショット公開し「愛されてますね〜」「ステキな写真!」と反響
  10. 基地で生まれ育った子猫、兵士が足踏みすると…… まねをして一緒に行進する姿がかわいい

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「産んでくれた親に失礼」「ちょっと我慢できません」 上原浩治、容姿批判のコラム記事に不快感あらわ
  2. ホワイトタイガー「あっ、落としてもうた」 うっかり子どもを落とした母と、落ちてゆく子どもの表情がじわじわくる
  3. がん闘病の大島康徳、肝臓に続いて肺への転移を告白 息苦しさに悩まされるも「大して成長してない」
  4. 「目パッチリです」 宮迫博之、最高難度の美容整形を決行 クスリ疑惑もたれたクマやほうれい線の一掃で“別迫”に
  5. 石橋貴明の娘・穂乃香「お父さん大好き」 幼少期キスショット公開し「愛されてますね〜」「ステキな写真!」と反響
  6. 大島康徳、ステージ4のがん闘病でげっそり顔痩せ 相次ぐ通院に「正直かなりしんどかった」
  7. 山に捨てられていたワンコを保護→2年後…… “すっかり懐いたイッヌ”の表情に「爆笑した」「かっこよすぎ」の声
  8. 「ブス、死ね」 りゅうちぇる、心ない言葉への返答が感銘を呼ぶ 「心もイケメン」「りゅうちぇるのおかげで自己肯定感上がった」
  9. 『はらぺこあおむし』の版元、毎日新聞の風刺漫画を批判 「おそらく絵本を読んでいない」
  10. 小林礼奈、4歳娘を連れて夕食中に客とトラブル 痛烈コメント受けて「私たち親子を悪にしたい人がいる」