待ってた! 阿部共実の新作長編「月曜日の友達」 週刊スピリッツで連載スタート
「死に日々」更新から約2年半! 「ちーちゃんはちょっと足りない」以来の長編作品。
「空が灰色だから」「ちーちゃんはちょっと足りない」などで知られる漫画家・阿部共実さん待望の新連載「月曜日の友達」が、5月22日発売の小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ 2017年25号」でスタートしました。
長編作品としては「ちーちゃんはちょっと足りない」以来で、隔週連載となる「月曜日の友達」は、中学1年生になったばかりの女子・水谷と、同級生の不思議な男子・月野の2人を中心に展開。ノリが小学生でまだ幼さの残る水谷と、クラスで変わり者扱いの月野が“月曜日”の夜に交わした2人だけの約束をめぐるストーリーとなっています。今のところは。
阿部さんは「ちーちゃんはちょっと足りない」(秋田書店)で、「第18回文化庁メディア芸術祭」マンガ部門新人賞受賞(2014年)や宝島社「このマンガがすごい!」2015年版オンナ編第1位などを受賞。
それ以前に連載していたオムニバス漫画「空が灰色だから」に付けられたキャッチコピー「“心がざわつく”思春期コミック」が作風をよく表していますが、日常をかわいらしく描きつつ、思春期特有の甘酸っぱさを後悔やコンプレックスなど負の感情にひもづいた形で表現することが多く、形容しがたい読後感が魅力の漫画家です。
阿部さんはオムニバスショート集「死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々」(死に日々)のコミックス2巻を2014年12月に刊行、同月末に最新話を「Champion タップ!」で公開した後、目立った活動がみられずファンをやきもきさせていました。それから約2年半ぶりの新作、展開が期待されます。
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