シータ「ムスカは攻略対象」 キレイな心で見られない「天空の城ラピュタ」の創作漫画がルート分岐で迷いすぎる

ロボット兵を攻略したい人生だった……。

» 2017年10月01日 20時25分 公開
[宮原れいねとらぼ]

 「設定だけで言えばムスカは攻略対象だと思ってる」とシータが語る「天空の城ラピュタ」の創作漫画がTwitterで話題になっています

 客観的に同映画の物語を見つつ、乙女ゲームの主人公のような立ち位置でムスカを語り出すシータ。一緒に視聴する友達(?)のナウシカが、監禁シーンでムスカが“流行りの服”を渡すのを見て「これで好感度上げようってのがムリな話よねー」と話すも、攻略対象だと真顔で断言してきます。このシータの目、本気だ……!


ラピュタ 漫画 夢女子 シータ 乙女ゲーム 「風の谷ポテチ」を食べるナウシカもビックリ

 難攻不落の要塞で籠の中の鳥となった美少女・シータと、孤独なエリート大佐でメガネ(?)属性のドSキャラ・ムスカ。そんな風に2人を分析しては「こんなおいしい環境ある?」と謎の熱弁。これにはナウシカも「あなた何言ってるの?」と動揺を隠せない様子。

 さらには完全にノベルゲームの“バックログ”として、――「…ただの閉め忘れだ。君のためではない」とか言いつつ、流れ星を見たがっていたシータのために窓の鍵を開けておいてあげるムスカ、そしてその優しさに気づくシータ――といった見えない部分の妄想会話が展開する事態に。「あーーっだめだ! それ恋が始まっちゃうやつだーーっ!!」とナウシカも心なしかテンションが上がっています。


ラピュタ 漫画 夢女子 シータ 乙女ゲーム こんな流れ見たら恋不可避じゃないか……!

 そしてラスト分岐は、要塞にとどまって「恋なんて知らなければ君を手放せたのにー…!」というムスカが見られるムスカルートと、「助けに来たよシータ!」と来てくれたパズーと一緒に要塞を脱出する王道のパズールートの選択に……! ここまでくるとナウシカも「迷うー」ともはやノリノリになっています。いや、確かに迷うけど。

 また最後のコマでは「ボクにココロを…教えてくれてありがとう」と自爆ENDなロボット兵ルートも挙げて、彼も攻略対象だと語るシータなのでした。なにそれズルい……。


ラピュタ 漫画 夢女子 シータ 乙女ゲーム どれもいい……いい……

 投稿したのは以前に「小1の時に1+1がどうして2になるのかわからなくて、強迫神経症になった話」(関連記事)を描いた漫画家の道雪 葵(@michiyukiaporo)さん。今回の漫画は「乙女ゲームのシナリオライターやってたから、ラピュタを真っ直ぐな童心で見れない」として創作したもので、夢女子的な視点はある意味職業病と言えるものなのかもしれません。無限の可能性(攻略ルート)を秘めた乙女ゲーム強い。

 Twitterでは「わかる」「昔から夢見てました」とその見方に共感する声や、「ムスカ一択」「ロボット兵ルート最高」と、それぞれのルートに好みが分かれつつ支持する声も寄せられる人気となっています。

 ちなみに道雪さんはWebコミック誌「ゼロサムオンライン」にて、同じく乙女ゲームシナリオライターの知識を生かした4コマ漫画「女子漫画編集者と蔦屋さん」を連載中。こちらは漫画編集者・鶴野千代子が江戸時代へタイムスリップするお話で、さらに大物浮世絵師たちと仕事をするという斬新なコメディ展開が描かれます。現在第1話〜2話まで公開中です。




画像提供:道雪 葵(@michiyukiaporo)さん

(宮原れい)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  2. /nl/articles/2412/20/news034.jpg 「博物館行きでもおかしくない」 ハードオフ店舗に入荷した“33万円商品”に思わず仰天 「これは凄い!!」
  3. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  4. /nl/articles/2412/20/news050.jpg 「マジかーーー!」 新札の番号が「000001」だった…… レア千円を入手した人が幸運すぎると話題 「555555」の人も現る「御利益ありそう」「これは相当幸運」
  5. /nl/articles/2412/20/news148.jpg 浅田真央、男性と“デート” 驚きの場所に「気づいた人いるかな?」
  6. /nl/articles/2412/20/news016.jpg 身内にも頼れず苦労ばかりの“金髪ギャルカップル”→10年後…… まさかまさかの“現在”に「素敵」「美男美女でみとれた」
  7. /nl/articles/2412/18/news144.jpg 海岸で大量に拾った“石ころ”→磨いたら…… 目を疑う大変貌に「すごい発見!」「石って本当にすてき」【カナダ】
  8. /nl/articles/2412/18/news047.jpg トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
  9. /nl/articles/2412/15/news077.jpg 生後1カ月の保護子猫、後頭部を見るとあのアルファベットが……→9カ月の現在にびっくり 「プレミアム猫」「本当にPですね」
  10. /nl/articles/2412/19/news190.jpg 辻希美、17歳長女・希空に「ダサすぎるって」とツッコんだ格好 
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」