全ての原画をたった1人で 「キラキラ☆プリキュアアラモード」第36話を支えた青山充という伝説サラリーマン、プリキュアを語る(3/4 ページ)

» 2017年10月19日 18時00分 公開
[kasumiねとらぼ]

作画・青山充、というレジェンド


 さて、今回第36話で作画監督を務められた青山充さんは、ニチアサファン、プリキュアファン、いやアニメファンの間では有名なアニメーターさんです。

 ニチアサアニメとしては1984年「とんがり帽子のメモル」から2017年「キラキラ☆プリキュアアラモード」まで33年間全てのシリーズで作画監督として参加されている大ベテランなのです。

 さらになんとこの方、プリキュアシリーズでは、毎回1人で全ての原画を描く回が必ずあるのですよね。プリキュアの場合、原画は10人〜15人がかりで描いているのを、たった1人で描くのです(通常、東映アニメーションでは1話あたり300カット程度の原画を描いているようです。WEBアニメスタイル column 色彩設計おぼえがき[辻田邦夫]第5回から)。

 しかも、それを今までのプリキュアシリーズ全てで達成しているのです。

 さらに春に上映されるプリキュアの「オールスター映画」では、2009年「映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!」から2016年「映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!」まで、8年間連続でキャラクターデザイン、作画監督も務められるなど、プリキュアにはなくてはならない人なのです。

 テレビアニメ本編では異なる頭身のキャラクターがオールスター映画で「デザインの統一感」をだせるのは、全てのプリキュアシリーズで作画監督を務められてきた青山さんだからこそできる芸当なのです。

 この方がいるからこそプリキュアシリーズは、1年間ずっとテレビ放送を続けつつも、さらに年2回の映画を作ることができていると思うのです。

キラキラ☆プリキュアアラモード 青山充さんの絵はベテランプリキュアファンならばすぐに分かる(らしい)

 プリキュアシリーズにおける「青山充ひとり原画回」をまとめておきました。

プリキュアシリーズ 青山充ひとり原画回

1.ふたりはプリキュア 第38話「ガッツでGO!亮太のお使い大作戦」

2.ふたりはプリキュアMaxHeart 第32話「闇から守れ!この世で一番大事な笑顔!!」

3.ふたりはプリキュアSplash☆Star 第45話「ケーキと和也とクリスマス!」

4.Yes!プリキュア5 第17話「純情乙女の恋物語」

5.Yes!プリキュア5GoGo! 第34話「涙のお別れ!クレープの告白」

6.フレッシュプリキュア! 第33話「美希とせつなのこわいもの!」

7.ハートキャッチプリキュア! 第18話「最強伝説!番長登場、ヨロシクです!!」

8.スイートプリキュア♪ 第19話「グニャグニャ〜!プリキュアに変身できないニャ!」

9.スマイルプリキュア! 第16話「れいかの悩み!どうして勉強するの!?」

10.ドキドキ!プリキュア 第29話「マナのために!シャルル大変身!」

11.ハピネスチャージプリキュア! 第16話「私はマスコミよ!!プリキュアの秘密全部見せます!!」

12.Go!プリンセスプリキュア 第34話「ピンチすぎる〜!はるかのプリンセスコンテスト!」

13.魔法つかいプリキュア! 第37話「魔法が決め手?冷凍みかんのレシピ!」

14.キラキラ☆プリキュアアラモード 第9話「キラパティがあなたの恋、叶えます!」

15.キラキラ☆プリキュアアラモード 第22話「やめてジュリオ!憎しみのキラキラル!」

16.キラキラ☆プリキュアアラモード 第28話「ふくらめ!ひまりのスイーツ大実験!」

17.キラキラ☆プリキュアアラモード 第36話「いちかとあきら!いちご坂大運動会!」



 しかも、青山充さん、今年で63歳を迎えた大ベテランなのです。63歳の方があのプリティーな絵を描いているのですよ。すごいですよね。尊敬しますよね。

 青山充さんは、おそらく日本で1番プリキュアの絵を描いている人だと思われます。

 「日本で1番プリキュアの絵を描いている」ということはつまり「世界で1番プリキュアの絵を描いている人」ということですよね。

 こういった大ベテランにプリキュアというアニメーションは支えられているのです。


第36話振り返り

  • 町内対抗いちご坂大運動会が開かれる
  • いちかとあきらは同じチーム。スポーツ万能のあきらは町のみんなから期待される
  • 運動会当日、風邪をひいている事を隠し大会で活躍するあきら
  • いちかに体調不良を見抜かれ、あきらは午後の競技は休む事に
  • あきらの分まで、町内会のみんなが頑張って運動会を盛り上げる
  • それを見て「この町に来て良かった」と思うあきら
  • そこにディアブルが現れ、みんなのキラキラルを奪ってしまう
  • プリキュア6人でディアブルを倒す
  • 風邪がいちかに移り、頭をくっつけて熱を測るあきらに赤面するいちか

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/15/news019.jpg 4カ月赤ちゃん、おねむのひとり言が止まらず…… 心とけそうなおしゃべりに「とてつもなく可愛すぎる!」「ウルウルした」
  2. /nl/articles/2404/15/news020.jpg 1歳妹が11歳姉に髪を結んでもらうやさしい光景が160万再生 喜ぶ妹のノリノリのリアクションに「可愛すぎて息できない」「ねぇね髪の毛結ぶの上手」
  3. /nl/articles/2404/13/news014.jpg 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  4. /nl/articles/2404/14/news013.jpg 海岸を歩いていたら「めっちゃ緑のヨコエビがおって草」 作りものと見まごうほどの色合いに「ガチャの景品みたい」と驚きの声
  5. /nl/articles/2404/11/news165.jpg 遊び疲れた子猫を寝かしつけてみた 絵本のような光景に「きゃーあ」「可愛すぎて変な声出た!」
  6. /nl/articles/2404/15/news038.jpg ダイソーの材料を“くっつけるだけ”で作れる、高見え「カフェコーナー」 今流行りのジャパンディな風合いに「天才的に美しい」「まねする!」
  7. /nl/articles/2404/15/news103.jpg 「ケンタッキー」新アプリ、不具合や使いづらさに不満殺到…… 全面的刷新も「酷すぎる」「歴史に名を残すレベル」
  8. /nl/articles/2404/15/news014.jpg 100均大好き起業ママが「考えた人天才すぎる」と思わず興奮 ダイソー&キャンドゥの優秀アイテム5選が参考になりすぎる
  9. /nl/articles/2404/14/news006.jpg 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  10. /nl/articles/2404/15/news021.jpg 下っ腹に合わせて購入したGUデニムで50代女性に悲劇→機転を利かせたコーデに称賛!! 「笑って楽しんで60代、70代を迎えたい!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  2. 500円玉が1つ入る「桜のケース」が200万件表示越え! 折り紙1枚で作れる簡単さに「オトナも絶対うれしい」「美しい〜!」
  3. 赤ちゃんがママと思ってくっつき爆睡するのはまさかの…… “身代わりの術”にはまる姿に「可愛いが渋滞」「何回見てもいやされる!」
  4. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  5. 日本地図で「東京まで1本で行ける都道府県」に着色 → まさかの2県だけ白いまま!? 「知らなかった」の声
  6. 中森明菜、“3か月ぶりのセルフカバー動画”登場でネット沸騰 笑顔でキメポーズの歌姫復活に「相変わらずオシャレで素敵」「素敵な年齢の重ね方」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. もう別人じゃん! 「コロチキ」西野、約8カ月のビフォーアフターが「これはすごい」と驚きの声集まる
  9. 娘がクッションを抱きしめていると思ったら…… 秋田犬を心ゆくまで堪能する姿が440万再生「5分だけ代わっていただけますか?」「尊いなぁ…」
  10. 業務スーパーの“高コスパ”人気冷凍商品に「基準値超え添加物」 約1万5000個販売……自主回収を実施
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」