女の子の2択は永遠のテーマ 『クラスに彼女が2人いる。』きみはどっちを選ぶ?
「両方選ぶ」ってのはありなんでしょうか。
「メインヒロインの2択」は、昔から大論争を巻き起こすテーマの1つです。レイかアスカか? ビアンカかフローラか? 桐乃か黒猫か? きのこかたけのこか?
マンガアプリ「マガポケ」の新連載『クラスに彼女が2人いる。」(永野マチ)は、タイトル通りド直球の2択ラブコメディー。地味でおとなしくて真面目な彼女木暮芽吹(こぐれ・めぶき)と、明るくて活発で超元気な江連愛子(えづれ・あいこ)。
さあどっち!? はいぼく後者! ……みたいに性癖や好みが、もろに出ますねこれ。
「2択もの」でキモになるのは、ヒロインの対称性。見た目も性格も、コントラスト強めの方が、お互いのキャラの面白みが際立つというもの。例えば「エヴァ」のレイとアスカ。髪形がショートとロング、青ベースと赤ベース、寡黙と多弁、冷静と感情的。真逆にすることで、双方がぶつかり合う可能性を多く作りました。
ではこの作品はどうなのか、2人のキャラをチェック。
芽吹は主人公の速水誠一(はやみ・せいいち)ともう付き合っている、というところからスタート。えっそれ少年マンガにしてはだいぶ珍しいですよね? 勝ち組かよ。
地味の権化のような彼女。そこ、いいね! 地味というのは安らぎ。多分一緒に過ごしていたら、心が落ち着くこと間違い無し、ああ一生この子と添い遂げよう、縁側でお茶飲もうくらいのビジョンが容易にできます。付き合いたくもなるわ。またお互い読書家の文芸部で話があう、という究極のマッチング。「つき合うまで時間はかからなかった」だそうです。
一方愛子は、エキサイティングの権化。とてもじゃないけど一緒にいたら平穏な生活が送れるようには見えない。落ち着かないったらない。多分付き合ったら、不安定で冒険ばっかりになりそう。でもそれって楽しいことじゃね? 愉快じゃね?
芽吹が「隠すエロス」だとしたら、愛子は「見せてくるエロス」。思春期に妄想する「ギャルってえっちだな」を詰め込んだような言動や表情を見せます。これは童貞には、グサグサ刺さる鋭い刃。
これは「平穏」を選ぶか「刺激」を選ぶかのお話。
誠一は芽吹を題材にした官能小説を書いていることを、隠しています。このまま隠すなら芽吹を、バレを受け入れるなら愛子を選択することになる。
ぶっちゃけていうと、えっちがらみになっていく話です。まだできなさそうな方か、すぐできそうな方か。
もっとも第1話では、おとなしさとやかましさ、両極端な様子しか見えません。もしかしたら芽吹は意外とめっちゃエロいかもしれない。たまんないですね。愛子はいざとなるとめっちゃ奥ゆかしいかもしれない。最高ですね。
えっちな展開にならない、ってことは1話時点でまずなさそうなので、期待大。
その上で、あなたはどっち派?
(たまごまご)
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妄想が過ぎるぞ(褒め言葉)。
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