コトリンゴ、12月のライブで「キリンジ」から脱退 「ずっと悩んできました」

2013年からメンバーとして活動していました。

» 2017年11月20日 13時25分 公開
[宮澤諒ねとらぼ]

 バンド「KIRINJI」(キリンジ)は11月20日、同バンドでコーラスやピアノなどを担当しているコトリンゴさんが12月の東京・大阪公演をもって脱退することを公式サイトで報告しました。

コトリンゴ コトリンゴさん(コトリンゴ オフィシャルページから)

 コトリンゴさんは、脱退の理由について「これまでも自分の活動を同時に進めて行く際に、どうしてもKIRINJIの活動と重なってしまう事があり、そのことでまたこれからのKIRINJIの前進を妨げてしまうかもしれず、どちらも半端な気持ちでは出来ないと思い、ずっと悩んできました」と、バンドとして活動していくことに葛藤があったことを明かしています。

コトリンゴ 脱退 KIRINJI キリンジ コトリンゴさん(KIRINJI - Natural Foundationから)

 コトリンゴさんの脱退について、ボーカルを務める堀込高樹さんは「残念なご報告です」とした上で、「彼女は歌、演奏、作曲、編曲、その存在感でKIRINJIの音楽に大きな貢献をしてくれました。KIRINJIの再編成に立ち会ってくれて、本当に心強かった。ありがとう、コトリンゴ」と、感謝の言葉を寄せました。

 コトリンゴさんは、2013年に新体制となったKIRINJIに加入。2016年11月に公開された映画「この世界の片隅に」では、音楽やEDテーマを担当するなど、ソロでも活動していました。コトリンゴさんが抜けた後の体制について堀込さんは、「しばらくはサポートの鍵盤奏者に協力していただきながら活動します」としています。

KIRINJI キリンジ キリンジ(KIRINJI - Natural Foundationから)

コトリンゴさんのコメント

この度約4年5ヶ月の間、参加させていただいたKIRINJIより、12月のライブを最後に脱退という形をとらせていただくことにいたしました。これまでも自分の活動を同時に進めて行く際に、どうしてもKIRINJIの活動と重なってしまう事があり、そのことでまたこれからのKIRINJIの前進を妨げてしまうかもしれず、どちらも半端な気持ちでは出来ないと思い、ずっと悩んできました。

KIRINJIの活動では、本当にたくさんの事を勉強させていただきました。

初めてお誘いをいただいたときの驚きも、初めてのコンサートの緊張も、ツアーでメンバーの皆さんとやっとアンサンブルが揃ってきた時の喜びも、色んな気持ちを鮮明に覚えています。

バンドに参加する事が初めてだった私にとって、頼れる仲間がいるんだと気付いた時、とても嬉しかったです。

堀込さんそしてメンバーの皆さん、ありがとう。

良い思い出も苦い思い出も、かけがえのない宝物として、しっかり胸にしまって大切にしていきます。

そして、頼りない私をKIRINJIメンバーとして温かく見守ってくださり、私のライブにまで足を運んでお声がけしてくださったファンの皆さま、本当にありがとうございました。

こんな形でびっくりさせてしまい本当にごめんなさい。

これからもKIRINJIはもっともっと進化して、新しい作品が生まれる度に私たちみんなを驚かせてくださることと思います。

私も、陰ながらそのことを励みに、楽しみに、進んで行きたいと思います。

最後に、12月の東京・大阪公演、良い音が生み出せるよう全力で臨みます。

本当にありがとうございました。



堀込高樹さんのコメント

残念なご報告です。

本年12月の大阪公演を最後に、コトリンゴはKIRINJIより脱退する運びとなりました。

突然のことで驚かせてしまってごめんなさい。

コトリさんのような才能豊かで自律的なアーティストが4年半の長きに渡りグループの一構成員として活動を共にしてくれたことは異例と言ってもいいでしょう。

彼女は歌、演奏、作曲、編曲、その存在感でKIRINJIの音楽に大きな貢献をしてくれました。

KIRINJIの再編成に立ち会ってくれて、本当に心強かった。

ありがとう、コトリンゴ。

あなたの益々のご活躍、ひとりのファンとして楽しみにしています。

そして、今後の話です。

しばらくはサポートの鍵盤奏者に協力していただきながら活動します。

本年はライブもリリースも少なめでしたが、只今KIRINJIは鋭意アルバム準備中、年明け早々にレコーディングに入ります。乞うご期待!です。

これからもKIRINJIをよろしくお願いします。



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