ゲイ同性婚がテーマの漫画『弟の夫』、NHKが実写ドラマ化 弟の夫役は元大関の把瑠都
主人公の兄・弥一役は佐藤隆太さんです。
ゲイの同性婚を題材にした漫画『弟の夫』(作者:田亀源五郎)の実写ドラマが、2018年3月からNHK BSプレミアムで放送されます。主人公である兄役を佐藤隆太さん、弟の夫役を元大関でタレントの把瑠都さんが演じます。
『弟の夫』は2014年〜2017年に『月刊アクション』(双葉社)で連載。小学生の娘を男手一つで育てる弥一の元に突然やってきた外国人・マイク。実は彼は、カナダへ移住しほぼ絶縁状態となっていた双子の弟の“夫”、つまり同性婚の相手でした。日本に滞在することになったマイクと一緒に暮らす内、弥一は自身にあったゲイへの偏見に気付くと共に、亡き弟への思いを深めていきます。全4巻、2015年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。
主演の佐藤隆太さんは原作について、「読み始めてから最後までずっと、誰かに少しでも触れられたらその瞬間に一気に涙があふれてしまいそうな、そんな感覚でした。作品を包む、静かで、優しく、温かい空気の中で、『自分はどれだけ他者への理解と思いやりを持っているのだろうか...』と考え、急に怖くなってしまったり...そんな風に、感動と緊張を同時に味わっていたのだと思います」とコメント。
原作の田亀源五郎さんはドラマ化について、「ここ数年の間、世界のさまざまな国で同性婚が合法化されました。いつか日本でも議論されるかもしれない。そのときに、ゲイや同性婚について何も知らないまま、是非を語って欲しくない。先入観であれこれ言うのではなく、まず知って、そして一人一人に考えて欲しい。ですから、ドラマ化のお話は大歓迎でした」「私にとって、自分のマンガが実写化されるのは初めての体験。どんなドラマになるのか、原作者というよりファンみたいな気分で、今からワクワクしています」と期待をあらわにしています。
ドラマはNHK BSプレミアムで毎週日曜夜に放送されているテレビドラマ枠「プレミアムドラマ」として放送。2018年3月4日から18日までの連続3回、放送時間は22時から22時49分となります。
原作・田亀源五郎さんコメント
『弟の夫』を描きながら、私はこれを、できるだけ多くの人に読んで欲しいと思っていました。ここ数年の間、世界の様々な国で同性婚が合法化されました。いつか日本でも議論されるかもしれない。そのときに、ゲイや同性婚について何も知らないまま、是非を語って欲しくない。先入観であれこれ言うのではなく、まず知って、そして一人一人に考えて欲しい。ですから、ドラマ化のお話は大歓迎でした。テレビという媒体を通して、また新たに一人でも多くの方に、この物語が届きますように。そして私にとって、自分のマンガが実写化されるのは初めての体験。どんなドラマになるのか、原作者というよりファンみたいな気分で、今からワクワクしています。
主演・佐藤隆太さんコメント
今回のお話を頂いて原作を拝読しました。
読み始めてから最後までずっと、誰かに少しでも触れられたらその瞬間に一気に涙が溢れてしまいそうな、そんな感覚でした。
作品を包む、静かで、優しく、温かい空気の中で、「自分はどれだけ他者への理解と思いやりを持っているのだろうか...」と考え、急に怖くなってしまったり...そんな風に、感動と緊張を同時に味わっていたのだと思います。
映像化をきっかけに読ませて頂いた作品ですが、本当に「出会えて良かった」です。
ドラマ版も観てくださった方にそう思って頂ける様に、スタッフの皆さん、キャストの皆さんと共に丁寧に作品創りをしていきたいです。
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