東京オートサロン2018:神様ケン・ブロック選手のとなりに乗って異次元のドリフト世界へ行ってみた (1/3)
たぶん世界一ぶっ飛べる、それでいて安全な絶叫マシン。(写真170枚)
1月12日から14日に開催されたカスタムカーの祭典「東京オートサロン2018」で、ぶっ飛んだドリフトパフォーマンスで知られる米国のラリードライバー、ケン・ブロック選手がデモランを披露(関連記事)。幕張メッセの屋外イベント会場に設けられた特設コースで、どえらい白煙とタイヤの焦げたニオイをぶっ放しました。
今回はこのデモランの様子を、外からではなく「ケン・ブロック選手の助手席」からお届けします。
デモマシンはブロック選手のドリフト動画でもおなじみの「フォード・フィエスタHFHV」です。フィエスタのWRC(世界ラリー選手権)向けラリーカーをベースに、ブロック選手の手掛けるHoonigan Racing Divisionが競技と魅せるパフォーマンスのためにカリカリにチューニングしたモンスター。エンジンは2リッターターボながらも、最高出力はなんと600馬力! フルタイム4WDの前後トルク配分もドリフトしやすいようにセッティングしてあるそうです。ちなみにHFHVは、Hybrid Function Hoon Vehicleの略で、ラリー、ラリークロス、そしてジムカーナという複数の用途に適応可能なことを意味しているそうです。
まず、ブロック選手が単独でドリフトパフォーマンスを披露し、観客を沸かせます。つかみはOKと仮設ピットロードに入ってきたフィエスタHFHVの助手席へ、ヘルメットをかぶってのスタンバイ状態だった筆者が乗り込んだのでありました。これから訪れる恐怖も知らずに。
ドグミッション特有の1速へシフトした「ガコンッ」という衝撃と音は、終了後に振り返ると、これから始まる異次元への扉が開いた音だったのでしょう。ブロック選手はピットから極めてスムーズにスタート。そりゃそうですよ。筆者は一般人。ゆっくり速度を上げながら次第に慣れさせてくれるはずです。
……などと思っていたら、ピットロード出口の直前でキュッと停止。頭かくん。
ガァァァァァァァァ「ドンッ!!」「ぐぇっ」。
いきなりロケットスタート。
直後にステアリングとサイドブレーキをクイッ。くるりとケツが回り、そのままギャラリーが大勢いる外周の壁へ向かって、「真横」を向いたまま突っ込んでいきます。あひぃぃぃぃぃぃ。壁、壁、壁がぁぁぁ。
真横って信じられます? 解脱しました。
ブロック様は「ヘイ、ユー大丈夫かい?」と一応心配をしてくれます。しかしその時は、顔もクルマも横を向いたまま、お構いなしに外周の壁に沿って爆走中。狭い特設コースでも時速120キロほどが「一瞬」で出ていた印象です。
グルッと外周を回ったら、トーヨータイヤの廃タイヤで制作されたアート作品「THE LION」の回りをぐーるぐるとドリフトで旋回。そこでアクションカムを構えていたトーヨータイヤのイベント担当撮影スタッフとフロントガラス越しにご対面。これ、横向きにドリフトしているからこそ可能な技です。続いて柵で囲まれた小さなスペースへ飛び込むと、そこでもぐーるぐるとドリフトしながら回ります。
ひぃぃぃ、ぶつかる、ぶつかる、柵、ぶつかるって。
ブロック様は回転を止めないまま、車体1台分の柵の隙間から狂いなくピタッとまっすぐに抜け出しました。
あぁぁぁぁ……。
関連記事
世界的レーサーがとんでもないところをドリフトしまくる神業ムービー「ケン・ブロック・ジムカーナ」新作登場
舞台はドバイ。全てがゴージャス。せ、1400馬力!? 東京オートサロンにケン・ブロック選手と超モンスターマシンがやってくるぅぅ
ケン・ブロック選手でも「少し怖い」というマシンなんて……。今度はなんとヒルクライム! 今年の「ケン・ブロック・ジムカーナ」は峠をスタイリッシュに駆け上がる
気分はアメリカン。ドリフトで一瞬にして縦列駐車をキメるギネス世界記録更新 前後の間隔はわずか8センチ!
これは惚れる。「ギリギリ縦列駐車」のギネス世界記録保持者、「バックでギリギリ縦列駐車」でも記録更新! 前後間隔34センチ
バック走行から、ドリフトで華麗に縦列駐車!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
“東大王”鈴木光が『CanCam』デビュー “美しすぎる東大生”の新たな一面
「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
筑波大学、合計20トンの食料を学生に支援 想像を超えるクソデカ配給に「笑うしかない」とうれしい悲鳴も
「絵にしか見えないガンプラ」に頭がバグる! アニメ塗りのユニコーンガンダムがまるで合成写真
「えっ!? おきゃくさまっ!」 スターバックスでやけに長いレシートに遭遇 店員さんのテンションがすごかったエッセイ漫画
【なんて読む?】今日の難読漢字「破落戸」
「なんで私のことが漫画になってるのよ」―― Twitterで始まった漫画「自分のことが勝手に漫画にされてる女の子」の続きが気になる
ダレノガレ明美、当て逃げ被害に怒り心頭「誰や!」 ドラレコから犯人特定し手際よく対応する
Switch用ソフト「ファイナルソード」がついに配信再開 タイトルには「Definitive Edition」の文字
ダレノガレ明美、給与明細公開でパパ活疑惑を否定 オリラジ藤森「ケタが……」「おえっ」と言葉にならず
先週の総合アクセスTOP10
- 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
- 嫌がらせ急ブレーキで追突 トラクターの進路を妨害した「あおり運転」ベンツ、ぶつけられたと運転手がブチギレ
- 猫「雪なんてへっちゃらニャー!」 雪の中を豪快に突き進む猫ちゃんに「ラッセル車みたい」「ワイルドかわいい」の声
- 「Lチキひとつ」 → 買った物をよくみると? コンビニで犯したありがちな間違いを描いた4コマに「あるある」「逆もある」
- 柴犬「きゃほほーーい!!」 初めての雪に“喜びが限界突破した”ワンコの駆け回る姿がかわいい
- 「ホント太るのって簡単!」「あっという間に70キロ」 内山信二の妻、夫に生活リズムを合わせた“ふとっちょ時代”公開
- ルーフから赤色灯がひょっこり 埼玉県警、スバル「WRX S4」覆面パトカー3台を追加導入!? Twitterにアップされた目撃情報が話題に
- 益若つばさ、YouTubeで12歳息子と共演 礼儀正しい振る舞いに「教育がちゃんとされてる」
- トップの座を奪われ……美大生が天才の編入生を刺し“殺す”漫画に「泣きそう」「同じ経験した」の声
- タイからバズーカ砲をかかかえたようなミニバイク「GUNNER50」が日本上陸 思わずキュンと来ちゃうやばいデザイン
先月の総合アクセスTOP10
- 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
- 井上咲楽、“太眉”を人生初カットで別人に 「可愛いすぎます」「さらにファンになりました」と大反響
- 元「うたのおにいさん」今井ゆうぞうさんが脳内出血で急逝 生前最後のブログには“目の異常な充血”
- 2021年夏の祝日、東京五輪で変更 カレンダーの更新を
- 太眉卒業した井上咲楽、美しさ光るアップショットに大反響 「大人っぽーい」「すっかり美しい路線に」
- 「逃げ場のない恐怖」「爆発音で目が覚めた」 JAL904便がエンジントラブルで緊急着陸、乗客が撮影した映像が怖すぎる
- マックポテト「Mサイズのみ」味が変との声がネットであがる マクドナルドに話を聞いた
- 「これは天才」「来年のノーベル賞候補」 ホットサンドメーカーで焼く「ホットサンドケーキ」が悪魔的サクサク感で話題に
- 保護した子ネコに「寂しくないように」とあげたヌイグルミ お留守番後に見せた子ネコの姿に涙が出る
- アロンアルフアは5秒で接着→「時間が余ったので猫動画をご覧ください」 15秒CMのペース配分がおかしい