「その力はもう封印しておいてね」 生意気な生徒も言うことを聞きたくなる先生の神対応が見事

先生のさじ加減がいい塩梅。

» 2018年03月22日 11時00分 公開
[林美由紀ねとらぼ]

 生意気な生徒でもつい言うことを聞いてしまう――Twitterで漫画を公開している中原るん(@nkhrrun)さんの描いた高校の先生の神対応漫画が話題になっています。

 自身を「なかなか生意気な生徒だった」という中原さんの高校時代の清水先生とのエピソードを描いた漫画です。ある日、鞄にキーホルダーなどカエルグッズをたんまりとつけて登校した中原さん。清水先生に「鞄につけていいキーホルダーは一つまでよ」ととがめられますが、「それ校則に書いてないもん」「書いてなくてもそんな鞄はだめです!」と先生と応酬を繰り広げます。キーホルダーを「みんな友達だよ〜」と言い張る中原さんに、清水先生は「親友を選びなさい」と一言。この絶妙な怒り方に、中原さんはたくさんつけていたカエルの中から親友を選んだのだそう。


清水先生1 「1つにしなさい」ゴリ押しでなく「親友を選びなさい」の言葉がいい

 また学年遠足でのエピソードでは、現地集合で集まった班から出発していくはずだったのに、いつまで経っても同じ班の友人が来ないという事態に。別の友人に頼まれてこっそり携帯電話をチェックすると、友人から「遅れる」というメールが届いていました。当時は携帯電話の持ち込みが禁止されていたため、先生に囲まれた状態で電話をチェックするのは決死の覚悟だったそうです。


清水先生2 当時禁止されていた携帯電話で友人からの連絡を決死のチェック

 友達に「学校へ連絡しろ」と返信した中原さん、清水先生が友人を心配してそわそわしているので、「実は黙っていたけど、私テレパシーが使えるんです。なのでさっき少し使ってみたんですけど……」と友人が遅れることを伝えます。それを聞いた清水先生は「そう、ありがとう。けど……その力はもう封印しておいてね」と答え、その後“テレパシー”についてとがめられることはなかったといいます。携帯電話について直接怒ったり没収したりせず、やんわりと、しかし、しっかり釘をさす先生の技がすごい。


清水先生3 直接怒らず、否定せず、釘をさす神対応

 大人寄りの子ども、もうすぐ大人、子どもと大人の間。そんな高校生の時期にはある部分自由でありながら、校則などでまだまだ規制されていることも多いものです。そして、もし、その規制を守れなかったとしても、頭ごなしに怒られたりすれば、反抗心がむくむくと沸いてしまうものかもしれません。でも、清水先生のように否定も怒りもしないけれど、すっと釘をさしてくれる神対応をされてしまうと、つい言うことを聞いてしまうのも分かります。

 大人になっても、清水先生みたいな人が近くにいたらいいのにな。そして、自分にも清水先生のようなコミュニケーションスキルが備わっていたらいいのにな。そんな風に思わせてくれる漫画です。

画像提供:中原るん(@nkhrrun)さん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2407/24/news014.jpg 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  2. /nl/articles/2407/25/news017.jpg 「これが生えたら庭終了」 プロも降参する“何をやっても全部ムダな最恐雑草”の正体が400万再生「ほんとこれ厄介」「土ごと変えないと不可能」
  3. /nl/articles/2407/26/news151.jpg イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
  4. /nl/articles/2407/25/news012.jpg 夜、山中の側溝をのぞいてみたら…… 思わず声がもれる“あらぬ生物”の姿に「ヤバいw」「生で見てみたい」
  5. /nl/articles/2407/25/news007.jpg 水槽の中で卵を発見→慎重に見守って1カ月後…… 小さな命の誕生に飼い主も視聴者もメロメロ「まじで可愛すぎるほんとに可愛い」
  6. /nl/articles/2407/25/news138.jpg 「お父さんはママのオタクだった」 母親が「元・おニャン子」のタレント、アイドルとオタクが“つながっちゃいけない理由”を問いかける
  7. /nl/articles/2407/25/news050.jpg 「立体的に円柱を描きなさい」 中1の“斜め上の解答”に「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」
  8. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  9. /nl/articles/2407/26/news119.jpg 工藤静香、15歳の愛犬が天国へ 感謝の言葉つづるも……「泣いてばかり」「心が追いつかない」と悲痛な思い
  10. /nl/articles/2407/26/news008.jpg 外国人が来日して“3年後”…… マクドナルドの“オーダーの変化”に「胃袋が日本人のそれなんよw」とツッコミ
先週の総合アクセスTOP10
  1. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
  2. 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
  3. 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
  4. 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
  5. ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
  6. 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
  7. もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
  8. アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
  9. スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
  10. 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
  2. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  3. 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
  4. 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
  5. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  6. かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
  7. 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
  8. 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
  9. 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  10. 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」