一皿に脳2つ分! 日本では珍しい、羊の脳みそを使ったカレーを食べてみた:チョーヒカルのゲテモノデート
本物の脳みそも見せてくれました。
体にリアルなペイントを施したり、漫画やイラストを描いたり、映像作品なども制作しているチョーヒカルです。毎月、嫌がるねとらぼ編集部ののとを引き連れて“ゲテモノ”の食レポをしていきます。
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チョーヒカル プロフィール
体や物にリアルなペイントをする作品で注目され日本国内だけでなく海外でも話題になる。イラスト、立体、映像作品などを制作。自身初の漫画『ストレンジ・ファニー・ラブ』が絶賛発売中。
第6回目:マルハバ
ゆるっと始まったゲテモノ連載も、気付けば折り返し地点に到達。今回は、私たち人間含む生き物をコントロールしている司令塔。そう、脳みそを食べに行ってきましたよ!
脳みそを食べに伺ったのは、池袋にあるパキスタン料理店「マルハバ」さん。料理は全てイスラム法で許されたハラール材料のみを使用しており、メニューには鶏肉や羊肉を使った料理がいくつかあります。
今回注文するのは、お店の外の看板にも掲載してあった「羊の脳みそカリー」。羊肉の独特な臭みを比較するために、マトンのひき肉で作ったシシカバブも注文してみました。
料理が運ばれると、みなさんがイメージしているような“The 脳みそ”の形はなく、「どれが脳みそだろう……」と逆に興味が湧いてきました。日本では珍しいため“ゲテモノ”と分類される脳ですが、中国では猿の脳みそを使った料理があったり、アメリカには脳みそをグレイビーソースで煮た缶詰があったり、美食の国といわれるフランスでもスーパーマーケットに脳みそが売られていたりと、世界各国では食材としても知られています。
世界ではそんなものも食べるのか……と思った方も多いと多いと思いますが、日本では魚の目玉を買うことができます。それぞれ国や文化、宗教、習慣などが違えば食べるものももちろん変わってきますが、私たちがゲテモノと思っているものを食べ物として捉えているところもある。ゲテモノとひとくくりにしてしまうのも違うような気がしてきました。
チョーのあとがき
ホラー映画で時々見かける「脳」実際食べて見たらどうなのか? ということで、今回は羊の脳カレーです。
正直、モツが大好きな私としてはそこまで抵抗もありませんでした。脳は、想像していたような臭みもなく、ふわふわした食感。そしてとても濃厚。脳の主な組織は脂肪らしいです。こんなぷにゃぷにゃしたものが全身に信号を送っているなんて……。
店主は、「え? 脳食べないの?」くらいのテンションで驚いていて、普通に調理用の脳を見せてくれて、本当に日常的な食材なんだと知りました。確かにこんなにクセがない食材、使いやすいですもんね。
カレーもおいしかったけど、もっと他の食べ方も試してみたい。日本でも普及しないかな〜。
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なぜか笑いが起きる。
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