ニュース
» 2018年05月04日 15時00分 公開

飼い主「もっと早く気付けていれば……」 失明した愛猫の実話漫画に「たくさんの人に知ってほしい」の声上がる

大事な家族の健康のために。

[宮原れいねとらぼ]

 もっと早く気付けていれば進行を遅らせることはできたかもしれない――と投稿された、実体験を描いた注意喚起の漫画「愛猫が失明した話」がTwitterで話題になっています



猫 失明 漫画 腎臓 「愛猫が失明した話」

 飼い主のかろ(@aqbl_000)さんが愛猫の異常に気付いたのは、椅子や人の足にぶつかって驚いたり、餌をぶら下げても目で追わなかったり、明るい場所でも瞳孔の大きさが変わらない愛猫の姿を見たことから。しかしそのときにはすでに手遅れで、失明の原因である網膜の異常を引き起こしたのは、腎機能の悪化による高血圧ということでした。


猫 失明 漫画 腎臓 腎機能の悪化による高血圧が原因で失明に

 「なんでもっと早く気付かなかったのか」と病院で言葉を失うかろさん。覚えている限りを振り返ると1〜2週間前は見えていたはずで、高いところに登らなくなったり、人の食事に寄ってこなくなったりしたのは、もうすぐ16歳という加齢に伴った変化だと考えていました。また、病院の先生いわく「猫は生活環境を覚えているため目が見えなくなっても生活に問題はない」ということで、長い付き合いの愛猫でもその始まりの異常にはよく観察しないと気付けないそうです。


猫 失明 漫画 腎臓 愛猫の変化はかなり気付きにくいようです

 ある日愛猫に「名前を呼んでも視線が合わない」「壁伝いにゆっくり歩いている」「高い所から降りるのを怖がる」「急に触ると驚く」などの変化が見られたら、もしかすると同じような症状の前兆かもしれません。かろさんは、「ペットは自分で不調を伝えられないため、飼い主がよく見てあげる必要があります」として、「アレ?」と思ったらかかりつけの動物病院で診てもらうよう呼びかけています。

 また今回知った“かかりつけ医”の重要さと、さらに「腎機能は症状が出始めた時点でもうかなり悪い状態らしい」ということで、腎機能を悪くしやすい高齢の猫(7歳ぐらいから)を飼ってる人は、症状がなくても一度病院で診てもらってほしいともツイートしています。


猫 失明 漫画 腎臓 前兆がないかチェックしたり、定期検診することが大事

 コメントでは、まったく同じ状況を経験したことのある人から「気づいた時には手遅れ」「もっと早く気づけば」と悔やむ声が寄せられ、「たくさんの人に知ってほしい」と拡散され話題に。また、あらためて定期検診を受けることの大切さを知ったという声や、腎機能の悪化が元で失明するという情報と呼びかけに感謝の言葉を送る人も見られています。

 他にも、失明した後の対応として家具の場所を極力動かさないようにするといったアドバイスや、目が見えなくとも普通にご飯を食べて生活できていることを伝える声も上がり、あまり悲観しすぎないよう呼びかける声もあります。






 ちなみに猫がかかりやすい腎臓の病気「慢性腎臓病」は高齢の猫に多いことが知られていて、10歳以上での有病率は30〜40%とされています。2017年に東レが猫の慢性腎臓病治療薬「ラプロス」を開発して話題になりましたが(関連記事)、どちらにせよ早期に発見して治療できるよう、よく様子をチェックしたり、かかりつけの動物病院をつくって定期検診することが一番かもしれません。

画像提供:かろ(@aqbl_000)さん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2311/27/news041.jpg 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  2. /nl/articles/2311/28/news172.jpg バイクでケーキを持って帰ったら…… ミュージカル俳優、思わぬ形になったケーキに「見たことないほどズタボロ」
  3. /nl/articles/2311/25/news015.jpg 道路脇のパイプ穴をのぞいたら大量の…… 思わず笑ってしまう驚きの出会いに「集合住宅ですね」の声
  4. /nl/articles/2311/27/news095.jpg 『ちいかわ』通称“島編”が最終話へ 絶望色が強すぎて阿鼻叫喚 想像に任せるオチに“存在しない劇場版”を幻視する読者が続出
  5. /nl/articles/2311/27/news024.jpg 葛藤の末、野良の黒猫親子を保護して1カ月後…… 幸せを見つけた家族の光景に「本当に良かった」「癒やされます」
  6. /nl/articles/2311/28/news037.jpg 愛犬の大切なおもちゃを洗濯したら→「お友達が……!」 悲しい鳴き声をあげる姿に「家の子も一緒だ」「健気で癒されます」
  7. /nl/articles/2311/27/news076.jpg ミキ亜生、駅で出会った“謎のおばさん”に恐怖「めっちゃ見てくる」 意外な正体にツッコミ殺到「おばさん呼びすんな」「マダム感ww」
  8. /nl/articles/2311/27/news093.jpg 『キン肉マン』ゆでたまご・嶋田、ヘルプマーク使用を報告も…… 「正義はないのかこの日本」理解の低さに苦言
  9. /nl/articles/2311/28/news032.jpg 物理学を理解しているハムスター、回し車で遊びたい姉妹へのかわいいイジワルが「強い意志を感じる…」と話題に
  10. /nl/articles/2311/27/news106.jpg エド・はるみ、連日ハードな研究で生活も激変 “18種類おかずの手作り弁当”に影響「数と彩りも無くなり」「忙しく時間がなさすぎて」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  2. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」
  3. 愛犬と外出中「飼いきれなくなったのがいて、それと同じ犬なんだ。タダで持ってきなよ」と言われ…… 飼育放棄された超大型犬の保護に「涙止まりません」
  4. ミキ亜生、駅で出会った“謎のおばさん”に恐怖「めっちゃ見てくる」 意外な正体にツッコミ殺到「おばさん呼びすんな」「マダム感ww」
  5. 永野芽郁、初マイバイクで憧れ続けたハーレーをゲット 「みんな見ろ私を!」とテンション全開で聖地ツーリング
  6. 道路脇のパイプ穴をのぞいたら大量の…… 思わず笑ってしまう驚きの出会いに「集合住宅ですね」の声
  7. 柴犬が先生に抱っこしてほしくて見せた“奥の手”に爆笑&もん絶! キュンキュンするアピールに「あざとすぎて笑っちゃった」
  8. 病名不明で入院の渡邊渚アナ、1カ月ぶりの“生存報告”で「私の26年はいくらになる?」 入院直後の直筆日記は荒い字で「手の力も入らない」
  9. 小泉純一郎元首相、進次郎&滝クリの第2子“孫抱っこ”でデレデレ笑顔 幸せじいじ姿に「顔が優しすぎ」「お孫さんにメロメロ」
  10. デヴィ夫人、16歳愛孫・キランさんが仏社交界デビュー 母抜かした凛々しい高身長姿に「大人っぽくなりました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 病名不明で入院の渡邊渚、3カ月ぶりSNS更新で「表情に違和感」「そこまで酷い状況とは」 ベッド上で「人生をやり直すこともできません」
  2. 動かないイモムシを助けて1年後のある日、窓の外がありえない光景に 感動サプライズが「アゲハ蝶の恩返し」と話題
  3. 「スカートはないわ」「常識無視の番組でびっくり」 山下リオ、登山中の服装批判巡って反論「私が叩かれているようですが」
  4. 「千鳥」大悟、大物美人俳優にバッグハグされた表情に注目集まる 「マジ照れのお顔ですね」「でれでれやん」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 神田愛花アナ、拡散された女子中学生時代ショットにスタジオ騒然「ヤバい」→“アネゴ感”でSNSもざわつく
  7. 「生きててよかった」 熊谷真実、美麗な初“袋とじ”グラビアで63歳の色気全開 真っ赤なドレス着こなす姿に「すごいプロポーション」
  8. 尻尾がちぎれた小さな子猫をサーキット場で保護→1年後“ムキムキ最強生物”に 驚異の成長ビフォーアフターに注目集まる
  9. 双子モデル・吉川ちえ、美容整形後のひたいが“コブダイ”状態へ 多額の費用要した修正手術で後悔も「傷がこんなに残りました…」
  10. 「犬ぐらい大きくなれよ」と願い育てた保護子猫が「まさか本当に犬ぐらいになるとは」 驚異の成長ビフォーアフターが192万表示!