それはおいしい……のか?
ソムリエは、ワインの香りを桃、りんご、キャラメル、スパイス……など、さまざまなものに例えます。あまりお酒が好きではない人でも、テレビ番組などで「〜のような香り」と表現しているのを目にしたことがあるかもしれません。
実は、これらの例え表現には全くおいしくなさそうなものが登場することも。今回は「猫のおしっこのような香り」がするといわれる、あるワインの雑学をご紹介します。

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「猫のおしっこのような香り」のワインがある
フランス・ボルドー地方原産のぶどう「ソーヴィニヨン・ブラン」を使ったワインが持つ独特な香りは「猫のおしっこのようだ」と形容されることがあります。
猫のおしっこが臭う原因はチオールという物質だといわれており、醸造学者・富永敬俊氏らの研究によれば、ソーヴィニヨン・ブランのワインにもチオール化合物が含まれているとか。ただし、同ワインの香りは「『尿』という文字から想像するような不快な香とは程遠く、ややグリーン感のある、清涼さを連想させるもの」とのこと。
「猫のおしっこのような香り」は決して悪いものではないようですが、イメージが悪いためか、この例えは業界内でしか使われていないという話もあります。例えば、サントリーのWebサイト上では、ソーヴィニヨン・ブランのワインの香りは「グレープフルーツ」「青草」などと表現されています。

ITmedia ビジネスオンラインは、ソムリエの森覚氏に取材。「猫のおしっこのような香り」は一般向けには使われない表現だとか

サントリーは「猫のおしっこ」という表現を使わず、「フレッシュな柑橘とハーブのアロマの爽やか系」で「暑い時期で爽やかにいきたいとき」におすすめのワインと紹介しています
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参考
- ノン・アロマテック品種ワインの香気成分とその生成機構研究の現状(富永敬俊、ドゥニ・デュブルデュー)
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