メルヘンのかけらもない ヘンゼルがグレーテルにボケをたたみかけてくる漫画に思わず「兄さんは黙ってて」
なんだかシュールでエクストリームなおとぎ話。
道に迷った兄妹がお菓子の家にたどり着くまでにボケとツッコミを繰り広げる4コマ漫画「シンプルとフレキシブル」に顔のニヤニヤが止まりません。「ヘンゼルとグレーテル」ってどんな話だったけ……?
童話「ヘンゼルとグレーテル」をモチーフにした4コマ漫画「シンプルとフレキシブル」を描いたのは、Twitterで漫画やイラストを投稿している透明いんげん(@invisible_bean)さん。以前にも「おかしくないけどおかしい友人シリーズ」(関連記事)が話題になりました。
童話と同様、道に迷ってしまった兄妹。そこで兄は「道しるべにパンを置いていこう」と提案します。大きなリュックから出したのはまさかの食パンまるごと「一斤」。妹にツッコまれたので次はサンドイッチ。「手を加えるな」とクレームが来たので、今度は茶碗一杯の白米。妹と一緒に「そういう事じゃない」と言わざるを得ません。
兄は「じゃあもう無いよ。殺せ」と投げやりになった挙げ句、「ていうか迷子になってから道しるべ置いても意味ないからね?」と、自分から提案したことを棚に上げて逆ギレします。妹がお菓子の家を見つけますが「いいよ、お腹すいてないし。パン食べながら救助隊を待とう」と、突然の正論。そのころ、お菓子の家の中では魔女が寂しく出番を待っていたのでした。
「シンプルとフレキシブル」シーズン2でも、また道に迷ってしまった兄妹。兄は現実を見ないで「パンおいしーーー」と座り込んでいます。「コンパス使うよ」と兄が言うので妹も期待しましたが、兄が出したのは方位磁石(コンパス)ではなく円を描くコンパスでした。兄を当てにすることを諦め、妹は「埒が明かない」とお菓子の家に兄を引きずって行きます。しかし、家を開けるとなぜかそこには狼の姿が……。
赤ずきんと勘違いした狼は、慌てておばあさんの帽子をかぶりますが、時既に遅し。入る家を間違えたと思った妹が狼に「お菓子の家はどこに……」と訊ねると狼は「ここだよ」と答えます。しかしお菓子の家にいるはずの魔女はいません。「あっ、さっき食べたの魔女だったん……」と気づく狼。食べたのは赤ずきんのおばあさんではなく、お菓子の家の魔女だったのでした。
「赤ずきんじゃないなら、もう寝るね」と、赤ずきんのストーリー通りにベッドに横になって赤ずきんを待とうとする狼。兄妹は冷静に現状を分析し始めます。「結局、魔女がいなきゃ話も進まないね」「猟師が来れば救出もできるのにねー」「まあでも猟師にも都合というものがあるし」「いやー、残念だったねー」と、兄妹2人で童話の打ち切りを話し合います。すると「いいから、はよ猟師呼べや!」と、魔女が狼の口から顔を出してきました。どういう食べられ方なの。
「なんだ元気そうじゃない」と、まったく心配した様子を見せない兄妹に憤慨する魔女。「おばあさんって呼ぶのヤメテ! せめておばさんにして」などと文句をつけますが、兄妹も「おばあさんはオオカミが言った」と反論します。そんな論争の中で猟師が現れましたが、兄妹も魔女も気づく様子はありません。あきらめた猟師がお菓子の家を後にすると、ようやくヒロインの赤ずきんが登場するのですが……「よその童話で猟師の求人探すことにしましたとさ」と、出番を失った猟師は童話を強引に完結させてしまいました。
ほんわかした和み系の絵から繰り出される怒涛のボケとツッコミがクセになりそうな透明いんげんさんの作品はTwitterで更新されており、また透明いんげんさん曰く「更新率低め」とのことですがpixivでも見ることができます。
画像提供:透明いんげん(@invisible_bean)さん
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こんなとこ行ったらすぐにババァとジジィになっちまう。
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