瀧波ユカリ『臨死!! 江古田ちゃん』がアニメ化! 回ごとに監督、声優、アニメ会社などが代わるオムニバス形式

構想12年はだてじゃない。

» 2018年08月10日 10時00分 公開
[宮澤諒ねとらぼ]

 瀧波ユカリさんのデビュー作『臨死!! 江古田ちゃん』のテレビアニメ化が決定。2019年1月から放送される同作では、1話ごとに監督や声優、制作会社などが交代していくというオムニバス形式を採用しています。あの“クソアニメ”よりすごいことになってる。

臨死!!江古田ちゃん オムニバス 瀧波ユカリ 杉井ギサブロー 高橋良輔 声優 原作第1巻(Amazon.co.jpから)

 「臨死!! 江古田ちゃん」は、講談社の漫画誌『月刊アフタヌーン』で2005年から2014年にかけて連載された作品。東京都練馬区にある江古田駅近くに住むフリーターの江古田ちゃんを中心に、その周辺の人々との交流を描いた内容で、2009年には瀧波さんがパーソナリティーを務めていたニッポン放送「一青窈と江古田ちゃんのオールナイトニッポンR」内でラジオドラマが放送。2011年には鳥居みゆき主演でテレビドラマが作られ、同年には「ユルアニ?」内で「元気!! 江古田ちゃん」と、タイトルは異なるものの原作に則した内容でアニメ化されていました。

 作品を手掛けるのは、「タッチ」「銀河鉄道の夜」などを手掛けた杉井ギサブローさんや、「装甲騎兵ボトムズ」の高橋良輔さん、「メイドインアビス」の小島正幸さんら12人の監督たち。各監督は、原作からお気に入りのシーンを選んでアニメ化していくとのこと。それぞれの画風で描かれた江古田ちゃんのキャラクターデザインも公開されています。

臨死!!江古田ちゃん オムニバス 瀧波ユカリ 杉井ギサブロー 高橋良輔 声優 チャレンジングすぎる

「臨死!! 江古田ちゃん」の監督(敬称略)

杉井ギサブロー(「タッチ」「あらしのよるに」「銀河鉄道の夜」)

高橋良輔(「装甲騎兵ボトムズ」)

大地丙太郎(「おじゃる丸」)

望月智充(「ローゼンメイデン(新)」)

三沢伸(「capeta」)

高橋丈夫(「狼と香辛料」)

米たにヨシトモ(「食戟のソーマ」)

コバヤシオサム(「BECK」)

小島正幸(「メイドインアビス」)

しぎのあきら(「おそ松くん」)

長濱博史(「蟲師」) ※濱は異体字

森本晃司(「18if」)



 構想には12年を費やしたとのこと。監督として名前が挙がっている杉井さんは「参加している監督陣も楽しみにしているに違いない。こんな競演もめったにできることじゃない。贅沢なディナーをいただく前のような気分でワクワクしている」とはやる気持ちを伝えており、原作者の瀧波さんからも「非常に信じられない思いでいっぱいであるとともに、皆さま無茶しやがって…と万感の思いに包まれております」「疑心暗鬼と感謝を胸に、放送開始まで全裸で待機することといたします」とのポジティブかつアクティブなコメントが寄せられています。

時代を斜めに走りながら、逞しく軽快に生きる女!
瀧波ユカリさん原作「臨死!! 江古田ちゃん」を十二人の監督が自由に演出していいという、なんともゼイタクな企画! それぞれの監督が江古田ちゃんの生き様をどんな視点で描くのか?
参加している監督陣も楽しみにしているに違いない。こんな競演もめったにできることじゃない。贅沢なディナーをいただく前のような気分でワクワクしている
―― 杉井ギサブローさんのコメント


えてして企画とは「いいところまで行ったけど通らなかった」ってなるのが世の常なので、企画が一応進んでますよ…というアフタヌーン編集部からのお知らせをボリューム最小にして受信していたのですが、進んでますよ…進んでますよ…とお知らせは届き続け、ついに情報解禁するところまでたどりつき、非常に信じられない思いでいっぱいであるとともに、皆さま無茶しやがって…と万感の思いに包まれております。
そして未だに「これってほんとなんだろうか」とほっぺたをつねりまくる自分がおります。
疑心暗鬼と感謝を胸に、放送開始まで全裸で待機することといたします。
わ〜い楽しみ〜〜。
―― 瀧波ユカリさんのコメント


(C)瀧波ユカリ・講談社/臨死‼ 江古田ちゃんアニメ製作委員会

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」