映画「おかあさんといっしょ」を親子で見てきたレポ さすがの気配り、親子で存分に楽しめる工夫盛りだくさん

「子どもが騒いだら周りに迷惑かなあ」「飽きちゃったらどうしよう」という不安に対するフォローがバッチリ。

» 2018年10月02日 20時00分 公開
[ナンシーねとらぼ]

 NHK Eテレの人気番組「おかあさんといっしょ」が放送60周年を迎える今年、はじめて映画となり9月7日から全国で上映されています。タイトルは「映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険」。

 子どもを連れて映画館! というと「子どもが騒いだら周りに迷惑かなあ」「飽きちゃったらどうしよう」などと不安が頭をよぎりますが、そこはさすがの「おかあさんといっしょ」。親子が存分に楽しめるポイントがたくさん用意されていました!

映画おかあさんといっしょ 「おかいつ」が初めての映画化です

子どもが飽きないさすがの気遣い

 まず映画館に入場する時に、ぬりえや迷路などで遊べる「はじめてのあそびノート」がもらえます。映画が始まるまでの時間、このノートを使って子どもの気をひいておくことができます。ありがた〜い! また、映画の要素が随所にちりばめられているので、家に帰った後に子どもと「この子がこんなことしていたね〜」と一緒に振り返ることができたのも、とても良かったです。

 そして上映中でも劇場内は真っ暗にはなりません。うっすらと明かりがついているので、暗いと怖くなってしまうお子さんにも安心です。子どもが歩き出してしまったときに見失ってしまう心配もありませんね。音響に関しても、普通の映画のように分厚いサウンドで大音量! というわけではなく、優しいです。

 また、上映開始時に「この作品は歌ったり踊ったり、大声を出したり、たくさん遊べる映画です」と案内が出ます。場内もほぼ家族連れなので、泣いたり歩いたりする子がいても“お互いさま”の雰囲気に満たされて、とても過ごしやすいです。

実写とアニメの2本立て。だいすけお兄さんも登場

 次に映画の内容ですが、上映時間は70分。実写とアニメの2本立てになっています。

映画おかあさんといっしょ 実写とアニメの2本立て

 前半の実写パートでは、お兄さんお姉さんたちが色んな乗り物に乗るおはなしが展開されます。「おかあさんといっしょ」で普段から聞き慣れた曲がたくさん流れてきて子どもたちもうれしそうです。映画オリジナルの新曲もありました。

 実写パートではゲストとして俳優の満島真之介さんが出演されています。初めに出てきたときは「!?」となりましたが、意外と「おかいつワールド」に溶け込んでいます。というのも満島さん、歌のお兄さんになるのが夢だったということで、準備は万端だったのかもしれません。

 さて実写パートが終わると、6分間の休憩が挟まれます。うちは休憩時間に子どもとトイレに行って帰ってきたら後半が少し始まっているような感じでしたが、これは致し方なし。

 後半はチョロミー、ムームー、ガラピコが中心のアニメパートでした。ガラピコぷ〜のオープニング映像に似た感じの色調がかわいいです。内容は普段のガラピコぷ〜とは違ってアドベンチャー感があります。

 アニメパートのゲストは横山だいすけさんと関根麻里さん。お二人とも普段とは結構かけ離れた声の出し方をされています。筆者の夫はだいすけお兄さんのライトファンですが、声の出演には全く気がついていませんでした(笑)。ちょっとだけ、だいすけお兄さんの無駄遣いかな〜? と思わなくもなかった。個人的にはもっと露骨に、かぞえてんぐさん登場からの強制カウント大会開催の流れがよかったです。

 アニメパートではスクリーンの中のガラピコたちから場内のお友達に協力をお願いされる演出があります。ノリノリで反応する子、恥ずかしがる子、さまざまですが、子どももガラピコ達と一緒にたたかっている気持ちになったのではないでしょうか。

 アニメが終わるとおなじみ「ブンバ・ボーン」タイム!実写パートに出てきたJALパイロットさんもなぜか踊らされています。

映画おかあさんといっしょ ブンバボンボンボン
映画おかあさんといっしょ ブンバボーン!!!

 最後にはスクリーン撮影OKの時間も設けられています。スクリーンをバックに子どもを写したら記念になるよ!という粋な計らいだと思うのですが、うちの場合子どもをスクリーンからカメラの方向に向けるのは至難の業だったので、おとなしくスクリーンだけ収めさせていただきました。

 全体的に子どもも大人も満足で、良い思い出になったなぁと感じています。公開から1カ月たっていますが、まだ多くの映画館で上映されています(だいたい日に1回上映になっているのでスケジュールを確認してください)。親子でどこに遊びに行こう? と悩んでいるパパママにオススメです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた