歴代プリキュア55人+αが勢ぞろい HUGプリ第37話「奇跡のBパート」で何が起きたのかサラリーマン、プリキュアを語る(2/3 ページ)

» 2018年10月25日 18時00分 公開
[kasumiねとらぼ]

3人の職人

 そしてこの第37話の「55人ものプリキュアが戦い続ける」というハイカロリーな作画を、たった3人の原画マンが描いていることを演出の田中裕太さん(タナカリオン@tanakarion)のつぶやきで知りました。

この地獄のような話数に付き合ってくれたイカれた原画メンバーを紹介するぜ!
青山充!板岡錦!藤原舞!(敬称略)
以上だ!
_人人人人_
> 3人! <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄


 青山充さん。いわずとしれた「一人原画」をこなす伝説のアニメーターです(関連記事:全ての原画をたった1人で 「キラキラ☆プリキュアアラモード」第36話を支えた青山充という伝説)。板岡錦さん。今やプリキュアのバンクを描かせたら日本一(と僕は思っている)方です(関連記事:「なんだあの動きは?」「板岡錦だ!」 プリキュアがカッコよく動く、アニメーター板岡錦の世界)。藤原舞さん。輝木ほまれのスケートシーンが素晴らしかったです。

 プリキュアが55人も登場し、あれほど動きまくったアニメーションの原画をたった3人のアニメーターさんで描いていたのです。今回「テレビでのオールスターズ」が実現できたのも、素晴らしい職人さんたちの仕事があってのことだと思います。

 (もちろん、原画だけではなくオールスターズをテレビで放送するには関係各所の調整がものすごく大変だったことは容易に想像がつきます。皆さま、子どもたちのためにありがとうございました)。

プリキュア HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズ 魔法つかいプリキュア! 青山充 板岡錦 藤原舞 原画3人で多数のプリキュアのアクションを描きました

プリキュアテレビ放送、最大の弱点

 さて、そんな15周年記念にふさわしい「テレビ版オールスターズ」を見事にやってのけた「HUGっと!プリキュア」ですが、たった一つだけ「弱点」があると僕は思うのです。

 そう。「見逃し配信」を一切していないのです。

 「HUGっと!プリキュア」が話題になっているから見てみようと思う人、今回のテレビ版オールスターズの活躍を見てみたいと思っても、DVDやBlu-rayの発売を待つか、数年後の再放送を待つか、シリーズ終了後に東映アニメオンデマンドなどに配信されるのを待つかしかないのが現状です。

 (同じ東映アニメーションの新しい「ゲゲゲの鬼太郎」では見逃し配信ができているのだから、何とかならないのかな……難しいのかな……)。

 これはとんでもない機会損失だと思うのです。

 そこで、「2018年10月21日8時30分。プリキュアの歴史に残るであろ第37話、伝説のBパート」。その放送で一体何が起きたのか? なぜ、われわれプリキュアファンが歓喜し、感動のあまり泣いたのか? 惜しくも「HUGっと!プリキュア」第37話をも見逃してしまった方のために、そして視聴していた方には、あの感動を思い出してもらうために。「あのBパートで何が起きたのか?」を時系列順に書き留めていきたいと思います。

 (以降、「HUGっと!プリキュア」第37話のネタバレを含むうえに、かなり長いので注意です!)。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/16/news007.jpg まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  2. /nl/articles/2411/16/news013.jpg 自宅のウッドデッキに住み着いた野良の子猫→小屋&トイレをプレゼントしたら…… ほほ笑ましい光景に「やさしい世界」「泣きそう」の声
  3. /nl/articles/2411/15/news016.jpg 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. /nl/articles/2411/17/news066.jpg 「ヤバすぎwwww」 ハードオフに1万8700円で売っていた“衝撃の商品”が690万表示 「とんでもねぇもん見つけた」
  5. /nl/articles/2411/16/news014.jpg 330円で買ったジャンクのファミコンをよく見ると……!? まさかのレアものにゲームファン興奮「押すと戻らないやつだ」
  6. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  7. /nl/articles/2411/11/news056.jpg 大量のハギレを正方形にカット→つなげていくと…… “ちょっとした工夫”で便利アイテムに大変身! 「どんな小さな布も生き返る」
  8. /nl/articles/2411/17/news038.jpg 58歳でトレーニングを始めたおばあちゃん→10年後…… まさかまさかの現在に「オーマイガー!!!」「これはAIですか?」【海外】
  9. /nl/articles/2411/17/news039.jpg 母犬に捨てられ山から転げ落ちてきた野良子犬、驚異の成長をみせ話題に 保護から6年後の“現在”は……飼い主に話を聞いた
  10. /nl/articles/2411/17/news004.jpg 「水曜どうでしょう」“伝説のシーン”そっくりな光景にネット騒然 「ダメだ笑っちゃう」「なまら怖い」
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた