批判殺到「ちょうどいいブス」。Twitterユーザーの92.7%が否定派「女性を呪うな」「女性蔑視」

2019年1月にドラマ化する「ちょうどいいブスのススメ」に批判が寄せられています。

» 2018年12月10日 14時30分 公開
[ねとらぼ調査隊ねとらぼ]

 「モテない美人よりモテるブス」――「ちょうどいいブスのススメ」(日本テレビ系)の1月10日スタートが発表され、「ちょうどいいブス」のフレーズに対して、さまざまな批判が寄せられています。

ちょうどいいブスのススメ 1月スタートのドラマ「ちょうどいいブスのススメ」

 原作は、お笑いコンビ「相席スタート」の山崎ケイさんによる同名エッセイ。エッセイは山崎さんの「モテ技」がまとまったものですが、ドラマ版では「自己表現下手くそブス」「融通利かないブス」「開き直りブス」といった“現在、イケてない”3人の女子の前に、「ちょうどいいブスの神様」が現れ、「ちょうどいいブス」になるための手ほどきを受ける、というストーリーとなっています。

 「『私って、美人じゃないけど、ブスでもない…』そんな方にこそ、ご提案したい…。『もしかしたら私、ブスなんじゃないかな』と一度、仮定してみませんか?」

 「あなたたちの生き方は間違いだらけ! それこそがブス! まずは自分が思っている以上に自分がブスであることを受け入れなさい!」

 こうした“教え”に、ネット上はどういった反応を示したのか。ねとらぼ調査隊が調べてみました。

盛り上がり

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 ドラマ化が報じられた12月4日からツイートが急増し、現在も引き続き盛り上がりを見せています。放送直前、直後にも再び盛り上がると予想されます。

意見はネガティブ? ポジティブ?

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 ポジティブ:7.3%、ネガティブ92.7%と圧倒時にネガティブが多いです。

注目されたツイート

 ツイートを見ていきましょう。「ちょうどいいブス」概念を否定した上で、「自分に自信をもとう」といったメッセージを発信したものが注目されました。また、女性に対して「ちょうどいい」を求めようとする圧力や、容姿いじりを批判するツイートも共感を集めました。



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ネガティブなツイート



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ポジティブなツイート



一緒に投稿されたワードは?

共起ワード 期間:12/4〜12/6

 一緒に投稿されたワード(共起ワード)は、「女性軽視」「美人」「炎上」が多い結果に。「美人」の呟きが多いのは、ドラマ版のキャスティングで夏菜さんが「ブス」役で出演することに対して「完全に美人じゃん」という反応があったことも関係していそうです(関連記事)。

ちょうどいいブスのススメ 同作に出演する夏菜さん。キャスティングに疑問を呈する声も

「女性軽視」


「美人」


炎上


男女比は?

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男女比は、男性:20.1%、女性:79.9%と、女性を中心に注目されていました。

反応した年齢層の割合は?

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10代:13%、20代:50%、30代:28.3%、40代:2.2%、50代:6.5%

 ツイート投稿者の年齢は10〜30代まで幅広く分布しています。中でも一番多いのは20代でした。

ブスいじり、もう限界やで

 もともと「ちょうどいいブス」は、山崎さん自身が先輩男性芸人から言われた言葉。当時は先手を打ってブスを自虐することはモテや面白さにつながることもあったでしょうが、そろそろ平成も終わります。「ブスいじり」文化の限界が、今回の批判に現れているのかもしれません。

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