冴羽リョウのセリフに大歓声! 神谷明らメインキャストが集結した「劇場版シティーハンター」公開記念舞台あいさつ
「俺を呼んだのは、“君たち”だろ?」。
「劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>」が2月8日に上映開始したことを受け、同作のゆかりの地である新宿で9日、公開記念舞台あいさつが実施。原作者の北条司さん、こだま兼嗣監督、主要キャストの神谷明さん(冴羽リョウ役)、伊倉一恵さん(槇村香役)、飯豊まりえさん(進藤亜衣役)、山寺宏一さん(御国真司役)、戸田恵子さん(来生瞳・泪役)が登壇しました。
同作は、シリーズ通算4作目となる劇場版作品。冴羽リョウ役の神谷さんや、槇村香役の伊倉さんら、オリジナルキャストが再集結しており、北条さんの人気作である「キャッツ・アイ」(「・」はハートマーク)の来生三姉妹が登場することも話題になっています。
舞台あいさつでは、詰めかけたファンからの盛大な拍手に迎えられて登場したキャストたち。こだま監督は、公開されたいまが一番緊張している時期だそうで、「作っているときは、シティーハンターを作りたい携わりたいというスタッフに囲まれて毎日楽しく過ごしていたんですけど、公開になってちょっと不安になっています」と自信なさげにぽつり。しかし、観客の反応に勇気付けられたようで、「こうやって舞台あいさつに参加して、皆さんの喜ぶ顔を見て、ほっとしています」と笑顔で語りました。
来生三姉妹の出演について、原作者の北条さんは「来たか、と。いつかは来ると思っていましたが、このタイミングとは思わなかったです」としみじみ。キャスティングについては、プロデューサーの諏訪道彦さんのブログに詳しく書かれており、制作時に藤田淑子さんに来生泪役を演じられないかとマネジャーを通じて相談していたようですが、体調を考慮して収録はかなわず。泪の声は、「公私ともに本当に姉妹のように過ごしてきました」と話す瞳役の戸田さんが自ら代役を申し出て演じることになりました。
およそ20年ぶりの新作となった今回の劇場版。オファーを受けた際、神谷さんは「声よりも演技のテンポとかスピード感」に不安があったようですが、共演していた仲間の声を聞いたことで、「懐かしいと同時に、先週まで放送してたんじゃないかってぐらいの熱気を感じました」と当時の感覚を取り戻したもよう。舞台あいさつの冒頭でも、「俺を呼んだのは、“君たち”だろ?」とリョウのセリフで観客を沸かせていました。
また伊倉さんも、「神谷さんの『もっこり』を聞いて、いきなりハンマーで殴り飛ばしたら『いけるかも』ってなりました。相変わらずの見事なもっこりでした(笑)」と、収録を振り返っていました。
デビュー2年目のころに、リョウのやられ役としてさまざまな役柄で出演していた山寺さんは、今作ではリョウの敵で香の幼なじみのIT企業経営者・御国真司役を担当。劇場版の制作はネットの記事で知ったそうで、「リョウさんにやられる役でもいいし、なんならドローンの音でもなんでもいいので出たい」と強く思っていたようです。結果として、御国という大役をもらったことを大いに喜んでいる様子でした。
また、今回初めて声優に挑戦したモデルで女優の飯豊さんは、「OPに亜衣ちゃんが出て、自分の名前が入っているということがすごく不思議で、言葉に表せないくらいうれしかったですし、一生の宝物です」と、緊張で声を詰まらせながらコメント。神谷さんは、「まりえちゃんの一言を聞いただけで『大丈夫、いける』」と思ったそうで、「セリフの端々にある、いまを生きている若者の息吹みたいなもの、さらにはまりえちゃんの持っているかわいらしさが出ていて、最高のキャスティングだと思いました」と絶賛。
さらに、「皆さん、(飯豊さんの演技を)ご覧になっていかがでしたか」と客席に意見を求めると、大きな拍手が沸き起こり、飯豊さんは深々と頭を下げながら感謝の言葉を伝えていました。Twitterでも飯豊さんの演技を評価する声は多く、デビュー作ながら最高のスタートを切れたようです。
最後に神谷さんは「シティーハンターは、皆さんの支えがなければ、このような劇場版になることもありませんでしたし、今後の展開もないと思います。ぜひこれからも、皆さんのお力を本当にお借りしたいと思います。末永く見守っていただきたいと思います。ありがとうございました!」と呼びかけていました。
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現在の新宿を舞台にした、完全オリジナルストーリーに。
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