リクルートスーツは「人生の衣装」 岡本夏美が就活生役に挑戦、その仕事観を聞いてみた

「賭ケグルイ」「Back Street Girls −ゴクドルズ−」などインパクトの強い役が続く中、今回は等身大の女の子に。

» 2019年02月19日 15時00分 公開
[大原絵理香ねとらぼ]

 「賭ケグルイ」の西洞院百合子役や「Back Street Girls −ゴクドルズ−」の山本アイリ役など人気漫画の実写作品に相次いで出演し、雑誌『non-no』3月号からは同誌専属モデルとしてキャリアを着実に積む岡本夏美さんが、戸田建設のWeb動画で将来に悩む就活生を演じています。

動画が取得できませんでした

 今回は、Web動画に絡め、自身は女優に”就職”した岡本さんの仕事観ついて聞きました。

岡本夏美 戸田建設 賭ケグルイ ゴクドルズ 就職

―― 岡本さんは、「賭ケグルイ」「Back Street Girls −ゴクドルズ−」と話題の作品に出演されていますが、原作のインパクトが強いキャラクターに負けない演技が要求されていると思います。対して、今回は一般的な就活生を演じられていて、演技の幅も感じましたが、何か演じ分けで気をつけたところはありますか。

岡本夏美(以下、岡本) 漫画原作のものは、漫画にお芝居のヒントがたくさんちりばめられているので、じっくり読んで表情やしぐさを切り取ってお芝居することが多いのですが、今回のように等身大の人物を演じる場合は、作りすぎず、ナチュラルに、20歳の自分そのままを出せるよう演じました。

岡本夏美 戸田建設 賭ケグルイ ゴクドルズ 就職

―― 今回は就活生役を演じていますが、女優に“就職”したといえるご自身の経験を踏まえた“就職の気構え”みたいなものがあれば教えてください。

岡本 私は中学入学と同時にこの世界に入ったので、学業の隣にはいつもお仕事がありました。当時は、土日や放課後などの時間でお仕事をしていたので、いわゆる“部活感覚”でしたが、たくさんの先輩方や、監督、スタッフの皆さんと出会って、大人数で、丁寧に1つのことを作り上げていることに感動したので、私自身も一つ一つ丁寧に積み重ねていこうと思ってやっています。

―― 芸能界入りは小さい頃からの夢だったのでしょうか。

岡本 今回のWeb動画でも「自分のやりたいことなんて簡単に見つからない」というせりふがあったんですが、私も小学生の頃、周りが将来の夢を抱く中、自分にはそうした夢が見つからなくて、それがすごく怖かったんです。

 でも、“洋服が好き”というのは自分でもはっきりと感じていて、そこからファッション誌を買うようになり、モデルという仕事を知り、いまこうしていろいろなお仕事をやらせていただいている。そう考えると、何が将来につながるか分からないし、どんなに小さいことでも未来って変わるんだな、と思っています。

岡本夏美 戸田建設 賭ケグルイ ゴクドルズ 就職

―― では、異業種ともいえる、いわゆる一般的な社会人/会社員にはどんな印象をお持ちですか?

岡本 私はバイトの経験もなくて、友人や同級生が経験している、一般的なお仕事の想像がつかないんです。きっと、皆さんが「芸能界ってどんな感じだろう」と思うのと一緒の感覚ですね。

 でも、うちは共働きで、両親が働いている姿を見て育ったので、やってみたいという憧れはあります。私の仕事は、出演させていただく作品が数カ月ごとに変わっていったり、全く違うジャンルの仕事もいただいたりするのですが、いわゆる一般的な社会人の方のように、1つの仕事に長期的に向き合っていくようなスタイルは本当に尊敬できます。

―― 今回リクルートスーツを着て撮影されていましたが、着た感想や、リクルートスーツに対しての印象があれば教えてください。

岡本 意外と……いいんじゃないかなって思っていたんですが、どうでしょうか?(笑)

 自分自身に新鮮さを感じられてうれしかったですし、みんなと同じ経験ができてよかったです。リクルートスーツにはいろいろな意見があると思いますが、私は「そのときしか着られない勝負服」として、すごくいいなと思っています。

 高校生の頃、制服をダサいものと感じた時期もありましたけど、着られなくなるとすごく恋しい。リクルートスーツも、そんな思い出深い“人生の衣装”になるんじゃないかなって。社会人になって何年かして、街でリクルートスーツを着て頑張っている人生の後輩に対して「自分もこんな時代があったな」って思うのも、すごくすてきですよね!

岡本夏美 戸田建設 賭ケグルイ ゴクドルズ 就職

―― 『non-no』の専属モデルにもなられ、女優とモデルのキャリアを積んでいる姿を見ると、複業やパラレルキャリアなど、さまざまな働き方が認められるようになった時代と重なる部分があります。昨今の働き方の柔軟性についてはどう思われますか?

岡本 女優とモデルは、職業として、そして技術的にも違うのですが、一貫性があると感じたことがありました。それは、女優の仕事でモデルに近いYouTuberとして、メイクの紹介をさせていただいたとき。そのときにモデルの経験が生きた、というかつながったなと思って、すごくうれしかったんです。だから、どんな仕事でもつながる可能性はあるし、それがつながったらきっとすごくすてきなことで、そういう柔軟性のある仕事ができる人は憧れますし、私もそういう人になりたいなと思っています。

岡本夏美 戸田建設 賭ケグルイ ゴクドルズ 就職 本編では見られない、戸田建設の作業着を着た岡本さんのオフショット。か、かわいい……!

―― 最後に、これから就活に向けて頑張る人に一言お願いします。

岡本 私は実際に就職活動はしていませんが、いろいろな企業をまわって、考えて、やりたいことを見つけてもらえたらと思います。一つ一つ向き合っていけばきっとすてきな世界が待っていると思います。私も一緒に頑張りたいです。



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2408/31/news036.jpg 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほどの変貌が379万表示「そこだけボッ!ってw」 半年後の現在について聞いた
  2. /nl/articles/2408/30/news121.jpg 「地獄絵図」「えぐすぎやろ……」 静岡・焼津市の地下歩道が冠水 “信じられない光景”にネットあぜん
  3. /nl/articles/2408/31/news073.jpg 「よくこんなものが……」 米不足でメルカリに米出品→疑問の声も 運営は“禁止出品物”に「然るべき対応」
  4. /nl/articles/2408/31/news025.jpg 次男に塩対応の柴犬、いよいよ次男の帰省最終日を迎え…… 本音が出た瞬間に「不意に泣かせるのやめて欲しい」と感動の声
  5. /nl/articles/2408/30/news017.jpg 最上位グレードのハイエースを“50万円の底値”で購入したら…… 驚きの実物に「ある意味最強」「正直、羨ましい」
  6. /nl/articles/2408/30/news188.jpg 実写「着せ恋」、キャストに物議 海夢の再現度が高すぎるタレントを推す声あがる 「逆になんであかせあかりさん以外の人……」
  7. /nl/articles/2408/29/news193.jpg 「なんで欲しいと思ったんですか?」 酔った勢いで購入 → 後日届いた“まさかの商品”に反響 「理性あったら買わないw」
  8. /nl/articles/2408/28/news142.jpg 明石家さんま、69歳バースデー迎え長男から幸せ呼ぶ“輝かしいプレゼント” 同席した元妻・大竹しのぶは「最高の笑顔でした」
  9. /nl/articles/2408/31/news084.jpg 仕事早いな! 大谷翔平の愛犬“デコピン”、大反響の始球式がさっそくTシャツ化 「こ、これは……」「欲しい!」と爆売れの予感
  10. /nl/articles/2408/30/news113.jpg 「これ600円なの?」 大谷翔平が長く愛用しているデコピンの“おやつ入れ”、始球式で注目「おそろだった」「真美子さんが選んだのかな」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  2. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  3. 「苦手な芸能人は誰?」 あのちゃん、女性芸能人を“実名で即答” 「ここ最近で一番笑った」「強すぎる」
  4. ホテルでチェックアウト、忘れ物で多いのは? ホテル従業員が教える「圧倒的に多い忘れ物」
  5. 乳がん闘病中の梅宮アンナ、抗がん剤治療で「髪の毛ほとんどなくなっています」 帽子かぶり「ああ、来たか」
  6. 「キティちゃんのお面だと思ったら……」 ひっくり返すと“まさかの正体”に11万いいね
  7. 「凄すぎる…」「ガチで滝」 “市ケ谷駅の冠水”が衝撃与える 階段に大量の水が流れる様子も…… 東京メトロに経緯を取材
  8. 「早すぎます」「一体なにが」 52歳ボディービルダー、訃報1週間前に最期の投稿で“人生初の試み” 恋人は「亡くなる数時間前まで普通にお出かけも」
  9. お盆で帰省した次男に、柴犬も猫もまさかの反応→どちらも豹変して爆笑 「涙出てきました」「おもろ可愛過ぎ(笑)」
  10. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」