ニュース
» 2019年03月25日 11時47分 公開

「本当に死ななくてよかった」 オネエタレントのゆしん、多額借金や自殺未遂の過去を明かす

壮絶だ……。

[深戸進路ねとらぼ]

 オネエタレントのゆしんさんが3月25日にブログを更新。ファンからのメッセージを機に人生を振り返っており、多額の借金や自殺未遂の経験、性別についての悩みなどを赤裸々に明かしています。

ゆしん 性同一性障害 LGBTQ 借金 自殺 過去 “女の子にしか見えない”オネエとしてブレイクしたゆしんさん(画像はゆしんオフィシャルブログから)

 ゆしんさんはブログ冒頭、「とても嬉しいメッセージを頂きました」と性同一性障害(FTM)を抱えるファンからの言葉を紹介。ゆしんさんの生き方に希望をもらったというポジティブな内容でしたが、普段からゆしんさんのもとには、「つらい」「死にたくなる」「生まれてこなきゃ良かった」などネガティブな言葉も多く届くそうで、過去に同じ思いを抱えていたというゆしんさんは、人生のどん底から幸せに向かって歩みだした自身の経験をつづりました。

 ゆしんさんが性同一性障害だと自認したのは、高校を中退して芸能界入りを目指していた時期。それでも幼少期から、「学校なんか行きたくない。誰とも会いたくない。なんで生まれてきたの」など絶望にも近い悩みを抱えていたそうで、「小学生から高校生まで決して人に堂々と言えるような過ごし方をしてきませんでした」と反省も多いという10代を回顧しました。

ゆしん 性同一性障害 LGBTQ 借金 自殺 過去 すっぴん すっぴんも美しいゆしんさん(画像はゆしんオフィシャルブログから)

 その後は芸能界入りを目指し、地元の大阪と東京を行き来する生活がスタート。20歳になると新宿にお店を出したそうですが、「最後は騙されて結局自分が背負ったのは借金500万ぐらいだったかな…?」と周囲の嫌がらせもあり多額の借金を背負う羽目に。家賃滞納が続いて借金取りに追われ、「最後は寝たきりの病気にかかり 話したらギャグなのかしらと思うぐらいどん底でした」と何もかもが悪い方向へと進んでいく人生の暗黒期を迎えたといいます。

 人生に希望を見出だせず、ドアノブにロープをくくりつけて首をつる方法で自殺未遂を繰り返したというゆしんさん。幸運なことに何度やってもうまくいかなかったそうで、「何度もしていく内に馬鹿らしくなって見栄なんて捨てて働こうって決めました」と再び人生に向き合うことを決意。2年半で借金を返済すると、失敗が続いた時期にできた縁から芸能界入りのチャンスをつかみ、念願のタレントデビューを果たしたことを明かしました。

ゆしん 性同一性障害 LGBTQ 借金 自殺 過去 すっぴん はるな愛 10代からの憧れだというはるな愛さん(画像ははるな愛オフィシャルブログから)

 ゆしんさんは、「自殺を考えた時 本当に死ななくてよかった。だってね どんな壁も乗り越えれるもんだと思えたの」「それはLGBTQで悩んでる方にも伝えたいです」と悩みを抱える性的少数者にメッセージ。「私も自分の性で悩んだ事って本当に嫌なぐらいあります。それは今も時々ふと思って落ち込んだりもします」と悩みに寄り添うような言葉も残しましたが、「なによりも自分自身を大切に そして愛してね」「辛い事も悩む事もたくさんあるけどみんなでハッピー過ごそうね!」など、前を向いて生きるように力強いエールを届けています。

関連キーワード

LGBT | ブログ | 性同一性障害 | 人生 | 芸能人 | 芸能界


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2312/05/news021.jpg 柴犬が見つけた瀕死の子猫、最後の力で立ち上がり…… 優しさが救った小さな命が600万再生「感動と感謝です」
  2. /nl/articles/2312/06/news119.jpg 中尾明慶、「金八」で“めちゃくちゃケンカした同級生”と因縁の再会 10年前の悪態謝り倒し「芸能界でおかしくなっちゃった」
  3. /nl/articles/2312/06/news018.jpg 超大型ワンコ、予想を裏切る“ギャップ萌え”食事シーンが500万表示! お坊っちゃま感あふれる甘えっぷりに「可愛い〜」「品が良いですねw」
  4. /nl/articles/2312/06/news022.jpg インコが“断捨離”したドールハウス、中をのぞいてみると……? 衝撃の光景に「廃墟w」「大変なことにww」
  5. /nl/articles/2312/06/news111.jpg ユージ、新たな愛車は「世界一贅沢なトランポ」 ペルシャ絨毯使用のカスタムカー披露も「僕はバイクを乗せるつもりですが笑」
  6. /nl/articles/2312/06/news036.jpg 掘り起こした土がなかったときのウサギ→ぼう然 では土があったときは? うさうさブルトーザーに「想像を絶する可愛さだった」
  7. /nl/articles/2312/05/news190.jpg 「たった1カ月で行ってしまった」 桃井かおり、YOSHIKIの米国マネージャー追悼 “40年来の無二の親友”だった夫は「涙まだ止まらず」
  8. /nl/articles/1705/16/news143.jpg 「同性愛者を入店させないで」と投書した客に「もう来ないでください」 お店の回答に称賛の声集まる
  9. /nl/articles/2312/05/news138.jpg 田中みな実、“共演した姉”の存在に反響「居るとは聞いていたけど」「激似やなぁ」 すらっとしたたたずまいに「品のあるお方」
  10. /nl/articles/2312/06/news097.jpg 「何処に行っちゃったのかな」 白鳥久美子の息子、生後1か月にして“ちょっと心配”な症状 初受診で医師「この時期に通院する赤ちゃんはいる」
先週の総合アクセスTOP10
  1. オール巨人、30年モノな“伝説の1台”に自負「ここまでキレイな車はない」 国産愛車の雄姿に称賛の声「気品がある」「凄くエレガント」
  2. 「明らかに写真と違う」 東京クリスマスマーケットのフードメニューが物議…… 購入者は落胆「悲しかった」
  3. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  4. 田中みな実、“共演した姉”の存在に反響「居るとは聞いていたけど」「激似やなぁ」 すらっとしたたたずまいに「品のあるお方」
  5. 藤本美貴、“全然かわいくない値段”のテスラにグレードアップ スマホ一つでの注文に「震えちゃ〜う!」
  6. マックで「プレーンなバーガーください」と頼んだら……? 出てきた“予想外の一品”に驚き「知らなかった」
  7. 伊藤沙莉、“激痩せ報道”の真相暴露→広瀬アリスの株が上がってしまう 「辱めったらない」告白に「アリスちゃん、ええ人や〜」
  8. 「あなたは日本人?」突然送られてきた不審なLINE、“まさかの撃退方法”に反響 「センス良い」「返しが秀逸」
  9. “鬼ダイエット”で激やせの「Perfume」あ〜ちゃん、念願の姿に「着れる日が来るなんて」と大喜び
  10. 900万再生のワンコに「電車で笑ってしまった」「つられてめちゃくちゃ笑っちゃうw」 “突然魔王になった犬”に腹を抱える人続出
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「酷すぎる」「不快」 SMAPを連想させるジャンバリ.TVのCMに賛否両論
  2. 会話できる子猫に飼い主が「飲み会行っていい?」と聞くと…… まさかの返しに大反響「ぜったい人間語分かってる」
  3. 実は2台持ち! 伊藤かずえ、シーマじゃない“もう一台の愛車”に驚きの声「知りませんでした」 1年点検時に本人「全然違う光景」
  4. 大好物のエビを見せたらイカが豹変! 姿を変えて興奮する姿に「怖い」「ポケモンかと思った」
  5. 渋谷駅「どん兵衛」専門店が閉店 店内で見つかった書き置きに「店側の本音が漏れている」とTwitter民なごむ
  6. 西城秀樹さんの20歳長男、「デビュー直前」ショットが注目の的 “めちゃくちゃカッコいい”声と姿が「お父さんの若い頃そっくり」「秀樹が喋ってるみたい」
  7. “危険なもの”が体に巻き付いた野良猫、保護を試みると……? 思わずため息が出る結末に「助けようとしてくれてありがとう」【米】
  8. 「やばい電車で見てしまった」「おなか痛い、爆笑です」 カメがまさかの乗り物で猫を追いかける姿が予想外の面白さ
  9. おつまみの貝ひもを食べてたら…… まさかのお宝発見に「良いことありそう」「すごーい!」の声
  10. 「3カ月で1億円」の加藤紗里、オーナー務める銀座クラブの開店をお祝い “大蛇タトゥー”&金髪での着物姿に「極妻感が否めない」