「みんな俺を負かしに来て」「平成最後のモンスター!」 600人のイケメンホストたちが集まる「冬月グループ」年間表彰式に行ってきた

表彰式で600人のトップに輝いたのは、指名本数1200本超え・売り上げ1億2500万円超えのホスト!

» 2019年04月02日 20時45分 公開
[大原絵理香ねとらぼ]

 先日、歌舞伎町にある三大ホストグループのひとつ「冬月グループ」の年間表彰式が行われました。


冬月グループ年間表彰式 「冬月グループ」のホストたちの集合写真。圧巻!

 ホストグループの年間表彰式というのは、ホストであれば多くがそのステージに上がって表彰されることを目標として頑張っている、年に一回行われるイベント。いわゆる一般的な企業の、社員総会をイメージしてもらえるといいと思います。そのなかでも特に、一年間で一番売り上げたホストと一番指名されたホストは、その名の通り富も名声も力も手に入れたとして、同じグループのホストはもちろん、他グループのホストからも称賛される存在となります。

 今回は、三大ホストグループのひとつで、新宿、横浜、大阪に21店舗、在籍ホスト数600人を超える「冬月グループ」の年間表彰式に行ってきたので、その様子をご紹介いたします。


冬月グループ年間表彰式 ちゃんと会場も装飾されていていい感じ!

 会場である「ageHa」が開場されると、次々とホストたちが集まってきました。普段は夜の歌舞伎町で見ることが多い彼らが、昼間の、しかもイベント会場で見るのは少し違和感が……! でも、ちゃんと開場時間を守って来るのが(失礼ながらも)意外でした! ちゃんとしてる!

会場に続々と集まるホストたち

 余興からはじまり、みんなの方向性を統一するためのムービーを流し、そのあとの代表による激励……。ホストクラブのホストたち、ということを忘れれば、本当にどこかの会社の社員総会のように進んでいきます。ホストっぽいところといえば、見た目と、壇上に上がった人が自らの意思でアルコールを一気するところ、あとは壇上への盛り上げがホストクラブでよく聞く「よいしょー!」であることくらい。あとは、時に真剣に、時にふざけて、進んでいきます。


冬月グループ年間表彰式 この辺りは一般企業の社員総会にも近い……


冬月グループ年間表彰式 !!!?????

 内勤や運営スタッフを表彰する「Best of 表彰」、各店舗の代表が、自店舗から頑張ったホスト一人を表彰する「代表賞」、その場で落語やマジックなどの一芸を披露し審査員と会場票を集計し表彰する「エンタメグランプリ」と比較的和やかに行われてきましたが、入店から2年未満の新人ホストを表彰する「次世代部門」からは空気が一変。

 なぜならば、今回は入店1年目で1年間の売り上げが1億円を超えた新人・粟谷麦が登場したから。1億円ということは、毎月800万円ずつこの方にいろいろな女性がお金を使っているということ。よくホストの世界で言われているのは、「1カ月などの期間限定で数百万円売り上げることは、もちろん本人とお客さんの努力は必要なものの、決して不可能なことではない。コンスタントに売り上げるのがすごい」。粟谷さんの成績は、後者の意味ですごいんです。


冬月グループ年間表彰式 驚異の新人・粟谷麦さん

 しかもこの粟谷さんは、この後に発表された指名部門と売り上げ部門でも3位ということで、言うなればここでのランキングは当たり前の結果。大きな称賛はもちろん、同時にちょっとしたやっかみにも近い気持ちもきっとあの会場には渦巻いていたのでしょう。でも、そのどちらの気持ちも、多分あの壇上から見れば、気持ちのいいもんなんだろうな。その証拠に粟谷さん、表彰後のスピーチで中指を立てて「2019年はみんな俺を負かしに来てください!」なんて言っていました。やんちゃ!


冬月グループ年間表彰式 やんちゃ! まだ若いもんね……

 このあとに発表されたのが、正真正銘、600人の頂点である、「指名部門」と「売上部門」の発表。ちなみに、もちろんどちらもすごいのですが、歌舞伎町では指名よりも売り上げのナンバーのほうが重要視されます。


冬月グループ年間表彰式 基本的には売り上げナンバーが大きく表示され、指名は「指○」という形で表示される(※マルの中には数字が入る/画像はホストクラブ紹介サイトの「ホスホス」より)

 そしてなんと2018年、「指名部門」「売上部門」がまさかのダブル受賞。600人のトップに輝いたのは、その名も草摩由希さんです。指名本数(お客さまから指名された回数)1200本超え、売り上げ1億2500万円超えという、桁違いの数字。これに関しては冬月グループの本社の方も「ダブル受賞は、この業界内でもなかなかあることではありません。まさに平成最後のモンスター!」と言っていました……まじでバケモノなんだな……。


冬月グループ年間表彰式 草摩由希さんは「Artemis」という店舗で代表取締役社長をしています


冬月グループ年間表彰式 子(ね)の物の怪がついているの……?

ホスト・草摩由希さんの受賞コメント

 全ての表彰が終わったあとは、やっぱり社員総会っぽく一本締めと集合写真で終了。600人のイケメンたちと、出て来る金額やワードのぶっ飛びっぷりを見ていると自分とは別世界の話だと思うのですが、時折感じられた一般企業のあるあるな場面もあり、アンバランスで不思議なイベントでした。あとやっぱりイケメンの破壊力はすごかったです!(小並感)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/01/news016.jpg 消波ブロックの隙間にカニカゴを仕掛けたら…… 「うそでしょ!」“想像を絶する結果”に大興奮「見てて声出た」
  2. /nl/articles/2501/31/news050.jpg 「許されると思ってんの?」 スマホのアラームを設定→翌朝…… “絶望の通知内容”が430万表示 「ほんとこれ」
  3. /nl/articles/2502/02/news005.jpg 「正直破格です」 成城石井の元店長が辞めてからも買い続ける“名品”がリピ必至 「ヨダレが出そう」
  4. /nl/articles/2501/31/news013.jpg これは“1秒”で解きたい! 「8×2×0÷4」の答えは? 【算数クイズ】
  5. /nl/articles/2502/01/news047.jpg 【編み物】彼氏のために、緑と黄緑の毛糸を正方形に編んでつなげると…… 圧巻のおしゃれな大作完成に「息をのむほどすばらしいよ」
  6. /nl/articles/2502/02/news069.jpg 「レベル間違えてる」 イオンの“1944円恵方巻”、衝撃ビジュアルにネット大騒然 「なにこれ」「本気かよ」
  7. /nl/articles/2502/02/news038.jpg 100均ビーズをどんどんテグスに通していくと…… うっとり見入る完成品に世界が注目「これは傑作」「どれも可愛いいい!」
  8. /nl/articles/2502/02/news003.jpg 「こんなお母さんになりたい」 北海道で暮らす67歳女性の“手作り料理”がすてき 「参考にしたい」「ぱぱっと作ってみな美味しそう」
  9. /nl/articles/2502/02/news027.jpg 「この子はきっと豆柴サイズ」と言われた子柴犬、4年後の姿が大きな話題に…… それから約1年たった“現在の様子”を聞いた
  10. /nl/articles/2501/30/news003.jpg 親の反対を押し切り、17歳で同棲を開始→それから13年後…… 若くしてママとなった女性の“現在”が話題
先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議