何回ループしてもセガサターンが勝てない…… ファンがセガ社員に転生して覇権を目指す漫画が熱すぎる

いくら覇権をとれずとも、セガファンには1つの希望が。

» 2019年03月31日 21時00分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 1994年に起きたゲームハードのシェア競争で、セガサターンを勝たせたい――。切実な思いを抱いて何度も時を超え、セガ社員への転生を繰り返す漫画がせつないと話題です。悲壮感と情熱が入り交じった、セガファン必見の物語。


アイキャッチ セガサターンを救うため、滑り出し好調だった発売当時の世界へ!

 熱烈なセガファンの主人公・加瀬は、重度の引きこもり。「俺が部屋から出ない限り、永遠に1994年のままなのさ」と称し、セガサターンが順調なスタートを切った当時のつもりで遊び続けています。


1P

 すると、とんがり頭の「セガサターンの精」が本体から出現。「プレイステーションに負けないよう、サターンを救ってきて!!」と、加瀬を25年前の世界へ飛ばします。


2P

 こうして時空を超えた加瀬は、1994年当時のセガ社員として転生し、セガサターンが覇権を取る世界を目指して歴史の改変に挑むことに。社会経験の薄さから大きなことはできなかったため、「ファイナルファンタジーがプレステに出てしまう前になんとかしないと」「ソニック・ザ・ヘッジホッグを出さないと」などと、ゲーム史の知識をもとにセガ社員へ進言します。


3P

4P

 しかしセガサターンの立ち上げが好調だった当時、いくら危機感をあおっても聞き入れる者は皆無。乱心したとみられた加瀬は、退職を余儀なくされるのでした。


5P

 しかし加瀬の望みはこれで終わりません。セガが勝つまでセガサターンの精に94年へ飛ばされ、ループを繰り返すことになった彼は、まずサラリーマンとして満足に働けるよう、転生を100回以上繰り返して仕事の基礎を自分にたたき込みます。


6P

 成長した彼は、ライバル陣営に対抗した広告戦略など、大規模なプロジェクトを提案できるほどの立場に。しかし独特なセンスや社風のせいなのか、企画は意図通りに進まず頓挫してしまいます。それでも諦めずに転生して再挑戦。「コストダウンしやすいハードウェア設計」「史実では物別れに終わったセガ・バンダイの合併に尽力」「規模の大きすぎるプロジェクトを止めて予算を他に回す」など、思いつく限りの手を尽くします。


7P

8P

 しかし、策はことごとく失敗。「1994年以前から手を打たないことには、競合に勝てない」と悟り、絶望感に打ちひしがれた加瀬は、とうとう「何回やってもサターンを救えないんじゃ……」と、力なくつぶやきます。


9P

 その瞬間、ある先輩が加瀬の言葉を聞き逃さずに呼び止めました。「お前何回目だ?」と。なんと、先輩は1677万回転生してきたという、転生者としての先輩でもあったのです。


10P

 彼が言うには、セガ社員への転生者はほかにもたくさんおり、「バーチャファイター」と「ファイティングバイパーズ」をメガミックスした者や、新ハードの夢に賭けた者など、さまざまな挑戦があったとのこと。しかし、そのどれもが失敗し、敗北は回避できなかったといいます。


11P

 「セガの勝利を諦めた者たちはどうしたのか?」との問いに、先輩は「ただのファンに戻ったんだよ。どうしてセガファンが独特の雰囲気を持っているのかわかるかい?」と回答。そう聞いて、加瀬は全てを理解しました。熱烈なセガファンの正体は、何度も転生を繰り返してきた者だったのです。


12P

13P

 「転生を繰り返し、自分にとって一番楽しかったころのセガを楽しめばいいじゃないか」――。そう説かれたとき、加瀬の目は晴れやかに。そして彼は、「セガサターン、シロ!」の言葉を胸に駆け出します。行き先はきっと、最愛のゲームを永遠に楽しみ続ける人生。もしかしたら1ページ目につながっているのかもしれません。


14P

 作者の左藤真通(@reu_reu_)さんは、『将棋指す獣』の原作や『アイアンバディ』を手がける漫画家。同人活動ではセガサターンへの思い入れを描いたエッセイ漫画『第六惑星から』を著しており、一部をpixivで公開しています。


作品提供:左藤真通(@reu_reu_)さん

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2407/22/news104.jpg 「これは凶器」 祭りで購入した“とんでもない”フライドポテトが420万回表示 「主治医に怒られるレベル」
  2. /nl/articles/2407/24/news013.jpg 深海魚をさばいたら中から光り輝く“お宝”が……! 驚くべき正体に「何これー!!!」「すごくキレイ」
  3. /nl/articles/2407/23/news020.jpg ダイソーの“変な水槽”に魚を入れたら…… 意外な発見に「綺麗」「買いに行きます!」の声続々、驚きのアイデアが話題
  4. /nl/articles/2407/23/news125.jpg 「ごめん本当キツい」 仲里依紗、“円安のあおり”で米ディズニーランドの入場断念へ……10年前の結婚時から“恐ろしい値段”「約倍になってんの」
  5. /nl/articles/2407/24/news014.jpg 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  6. /nl/articles/2407/22/news097.jpg 「花火どころではなかった」 雷雨で中止になった花火大会、雷のすごさが分かる画像に「中止にして良かった」の声
  7. /nl/articles/2407/24/news131.jpg 「やり方がとにかく汚い」プライベート画像流出に『Popteen』専属モデルが言及 「本当につらい」
  8. /nl/articles/2407/22/news083.jpg 「もうこりごりだ〜」 財布に新紙幣を入れたら…… “まさかのビジュアル”に爆笑 「昭和アニメのオチかな?」
  9. /nl/articles/2407/24/news050.jpg 小1の子どもに「オシャレノート」を買い与えたら“まさかの号泣”…… 納得の理由が「そりゃあ仕方ない」と810万回表示
  10. /nl/articles/2407/24/news007.jpg 母「お風呂、超リラックスできるようにしたから」→見に行くと…… 広がっていた“異空間”に「おもろすぎるwww」「クソ笑ったwwしんどい」
先週の総合アクセスTOP10
  1. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
  2. 6年間外につながれっぱなしだったワンコ、保護準備をするため帰ろうとすると…… 思いが伝わるラストに涙が止まらない
  3. 「お釣りで新紙幣来た!!!!!と思ったら……」 “まさかの正体”に「吹き出してしまった」「逆に……」
  4. 赤いカブトムシを7年間、厳選交配し続けたら…… 爆誕した“ウルトラレッド”の姿に「フェラーリみたい」「カッコ良すぎる」
  5. ダイソーで買った330円の「石」を磨いたら……? 吸い込まれそうな美しさが40万回表示の人気 「夏休みの自由研究にもいいのでは?」
  6. 「これ最初に考えた人、まじ天才」 ダイソーグッズの“じゃない”使い方が「目から鱗すぎ」と反響
  7. もう笑うしかない Windowsのブルースクリーン多発でオフィス中“真っ青”になった海外の光景がもはや楽しそう
  8. アジサイを挿し木から育て、4年後…… 息を飲む圧巻の花付きに「何回見ても素晴らしい」「こんな風に育ててみたい!」
  9. スズメの首は、実は……? 「心臓止まりそうでした」「これは……びっくり!」“真実の姿”に驚愕の声
  10. 【今日の計算】「8×8÷8÷8」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. 18÷0=? 小3の算数プリントが不可解な出題で物議「割れませんよね?」「“答えなし”では?」
  2. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  3. 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
  4. 「値段を三度見くらいした」 ハードオフに38万5000円で売っていた“予想外の商品”に思わず目を疑う
  5. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  6. かわいすぎる卓球女子の最新ショットが730万回表示の大反響 「だれや……この透明感あふれる卓球天使は」「AIじゃん」
  7. 「これはさすがに……」 キャッシュレス推進“ピクトグラム”コンクールに疑問の声相次ぐ…… 主催者の見解は
  8. 天皇皇后両陛下の英国訪問、カミラ王妃の“日本製バッグ”に注目 皇后陛下が贈ったもの
  9. 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  10. 和菓子屋の店主、バイトに難題“はさみ菊”を切らせてみたら…… 282万表示を集めた衝撃のセンスに「すごすぎんか」「天才!?」