さよならGoogle+。「正直ダメだったところと大好きだったところ」を、最後まで愛したユーザーたちに聞いた(2/2 ページ)

» 2019年04月02日 11時00分 公開
[辰井裕紀ねとらぼ]
前のページへ 1|2       

「運営がダメっていわれてたけど……Google+があったからつながれた」

 そしてもう1人、「ググタスちゃん」というGoogle+を擬人化したキャラを投稿していた、Two-Xトゥーいさんにもお話を伺いました。


Google+消滅 ググタスちゃんが「+1」のお知らせをするところ

 「Google+は高校2年生ごろから5〜6年、ほぼ毎日使っていました。やっぱり昔のほうがにぎわってましたね。サービス終了の報を聞いて、戻ってきた人たちもいて、また盛り上がってきた感じはしますけれども。でも十分楽しかったです」

 「Google+って、運営がダメっていわれるんですよ。Google+のホーム画面のプロフィール画面がいきなり下から上にするとか、『使い慣れてるのになんで?』って。あとはバグが多くて。たまに画像や投稿が表示されないこともありました


Google+消滅 Google+で大流行した名前増殖バグを描いたもの

 「終了はだいぶ悲しいですね。はじめてさわったSNSですから。まわりがやっていないようなSNSをやりたくて始めたら、ここまで続いて。高校の授業の一環で『自分の人生設計を作る』ときに、Google+も入れたぐらいの存在ですから」

 「Google+が終わることで、ほかのSNSに行く人も、そもそもSNS自体をやめてしまう人もいます……でも、みんなに本当に『ありがとう』です。そしてGoogle+があったから、ユーザーのみなさんとつながれました。なかったら、いまの自分はいないと思います」

 「最後の日は、Google+をやりながら迎えたいですけど、その日は就職の研修中で携帯電話が使えないんです。それが一番の悔いですね……!」


Google+消滅 ググタスちゃんが涙する姿には、多くの反応が寄せられた

夢破れた先にあったもの


Google+消滅  2014年8月には、位置ゲー「Ingress」の有志によって「平和公園で折り鶴」を実現した(関連記事)

Google+消滅 Google+に最後まで投稿した数少ないAKBグループメンバー、HKT48外薗葉月

Google+消滅 Google+の個人向けサービス終了と、ユーザーへの感謝の言葉

 華々しく誕生し、Facebook超えが期待されたGoogle+。しかし運営上の問題や目立ったバグなどの失策も多く、晩年は徐々に忘れ去られていきました。

 どんなコミュニティでも、そこに人が集まれば、独自の文化や慣習が生まれます。一時は5億人というユーザーを集めたGoogle+の夢は破れましたが、それでも最後まで残った数少ない人たちは、このSNSを愛し続けたのです。


Google+消滅 ググタスちゃんの派生キャラ、黒たすちゃん


辰井裕紀


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news042.jpg 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  4. /nl/articles/2411/14/news090.jpg ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  5. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. /nl/articles/2411/13/news162.jpg 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  9. /nl/articles/2411/14/news035.jpg 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  10. /nl/articles/2411/12/news194.jpg 「予約しました」 サッポロ一番の袋に見せかけた“笑っちゃいそうなグッズ”が話題 「サッポロ一番味噌ラーメン好きがバレちゃう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた