キンコン西野亮廣、絵本の印税でラオスに小学校建設 「困っている人の為に使いたくなってきました」
西野さん「彼らが求めているのであれば、僕の考えを挟む余地などない」。
お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんが5月8日、4月に出版した絵本『チックタック 約束の時計台』の印税でラオスに小学校を建設することをブログで発表しました。
この日のブログでは、過去作も含めた絵本の制作費と印税について詳細に明かした西野さん。「僕は贅沢の類いに一切興味がなく、くわえて独身ですので、一ヶ月の生活費は7〜8万円あれば十分です」と自身の金銭感覚に触れつつ、これまでは新宿駅の看板広告や新聞広告枠の購入など絵本の宣伝のために印税を使っていたことを明かすと、「絵本の印税を絵本の為に使うことに少し飽きてきてしまって、今まさに困っている人の為に使いたくなってきました」と考え方に変化が訪れたことを告白しています。
西野さんが小学校建設を決めたラオスは、『チックタック 約束の時計台』で描かれた舞台のモデルとなった場所。日本テレビ系「アナザースカイ」(4月19日放送分)のロケで1年ぶりにラオスのララ村を訪れた西野さんは、「少し気になったことがありました」と現地にある小学校の写真を公開。2018年と2019年の比較写真となっており、「この一年で、かなり傾いています。村の人達に話を聞くと、『小学校が傾いてしまって、建て直したいけど、お金がない』と言います」と子どもたちの学び舎が危機的状況にあることを明かしました。
1年前にララ村を訪れた際にも小学校を建てる計画はあったそうですが、「文明が行き届いていないのにたくさんの笑顔を見せる子供達を見ると、『ここに小学校を建ててもよいのか?』という疑問が生まれてきて」と建設を見送っていたとのこと。今回の来訪では村人と真剣に話し合う機会を設けたそうで、「親御さんからは『安全な環境で勉強をさせたい。学校が欲しい』と言われ、子供達からは『もっと勉強がしたい』と言われました」と強く望まれたことを明かし、「彼らが求めているのであれば、僕の考えを挟む余地などないので」と小学校建設を決めた理由をつづっています。
今回の決定に対しては、「『それもこれも絵本の広告だろ!』という批判もきっとあると思うのですが、たしかに広まった時点で『絵本の広告』になってしまうので、それに対しての反論はありません」と批判的な意見にも向き合う姿勢を示した西野さん。ブログで公表した理由については、「ラオスが抱えている問題をたくさんの人に知ってもらう為には、こうして表に出していくことが何よりも大切だと思うので」とその意図を明かしています。
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「皆がハッピーになるのなら、それが一番イイ!」と西野さん。
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