国際電話のかけ方、分かる? 海外から日本に&日本から海外に電話をかける方法

航空券を購入するときにも入力しますよね。

» 2019年05月25日 12時00分 公開
[QuizKnockねとらぼ]

 10連休と長いゴールデンウィークが終わり、次に計画すべきは夏休みの旅行でしょうか。

 暑い夏は涼しい国に逃げたい、きれいな海で泳ぎたい! さまざまな気持ちを抱いて、海外旅行をする方も多いはず。

 海外にいて、何か日本に連絡しなければならないときには、どうするでしょうか。もちろんインターネットを通じたSNSやチャットアプリを利用するのも手ですが、そうした環境が整っているとも限りません。また、仕事の連絡は、勤務先の固定電話にかけることも多いでしょう。

 そんなときに使える手段が「国際電話」です。

 一般的には次のようにダイヤルするとかけることができます。海外の航空会社の航空券を購入する際にも入力することがありますね。


※渡航先で、携帯電話から日本かける場合

 なぜこのようにダイヤルする必要があるのか。国際電話をかけるときの手順を、いざというときに備えて覚えておきましょう。


海外から日本の電話にかける印


<国際電話識別番号「+」(携帯電話から)>

 最初に「国際電話をかけますよ」という合図の番号、「国際電話識別番号」をダイヤルする必要があります。

 携帯電話から国際電話をかけるときは、「+」の記号がこの役割を果たします。最初に「+」がついていたら、それは国境をまたいで電話をかけるよ、という印なのです。多くのスマートフォンでは、「0」を長押しすると「+」が入力できます。



<国際電話識別番号(固定電話から)>

 携帯ではなく、ホテルの電話や公衆電話、固定電話から国際電話をかける場合は、かける元となる国によってこの識別番号が異なります。日本から海外へかける場合は「+」の代わりに「010」ですが、アメリカやカナダからの場合は「011」、韓国からの場合は「001」や「002」(利用する通信会社によって異なります)となります。

 加えて、ホテルの電話の場合は外線を指定する番号を、固定電話の場合は利用する通信会社を示す番号などを最初に入力しなければならないこともあります。ホテルの場合は電話近くに表示されていることが多いですが、固定電話の場合はよく調べましょう。


日本にかける場合の国番号は「81」

 「+」記号などの国際電話識別番号を入力したら、続けて「国番号」を入力します。国番号は、「どこの国にかけるか」を示す番号です。

 日本にかける場合は「81」です。


電話番号の頭のゼロを取る

 海外から日本に電話をかけることを想定すると、「+81」の段階までやってきました。ここからやっと、見慣れた電話番号の入力です。しかし、国内で使っている電話番号をそのまま入力するわけではありません

 例えば、都内の電話番号の多くは「03-XXXX-XXXX」という形式です。この先頭にある「0」は入力しません。つまり、「+81-3-XXXX-XXXX」という形で入力することになります。


まとめ:海外から日本へ電話をかける

 国際電話の仕方は理解できたでしょうか。まとめると、海外で携帯電話から日本へかけるには、「+81 - 0を除いた電話番号」となります。



ところで、なぜ頭のゼロをとるのか?

 日本の電話番号の先頭のゼロは、「国内に電話をかける」ことを示す識別番号です。ふだん「03」などの2ケタを市外局番と呼んでいますが、本来はこの「0」を含まない「3」のみが、東京23区にかけることを示す市外局番なのです。



 日本以外の多くの国でも、先頭の「0」は国内通話を示す識別番号となっていて、国際電話の場合は入力しません。ただし、イタリアなど一部の国では先頭の0に国内電話の識別の役割を持たせておらず、「0」を含めてダイヤルしなければならない例外となっています。


日本から、渡航先の携帯電話にかけるには

 ここまで、海外旅行先から日本に電話をかける方法を説明しました。では、日本から海外旅行中の人に電話をかけるにはどうしたら良いのでしょう。

 実は、日本で使っている普段通りの電話番号でかけることができます。海外で使用していても、その携帯電話は日本で契約しているものであるため、日本から渡航先へと転送されます。


一緒に海外旅行をしている友人にかける

 友人と海外へ旅行をする場合には、現地で友人に電話をすることもあるでしょう。この場合は、渡航先から日本の携帯電話にかけるときと同じようにダイヤルします。

 一緒に旅行をしている友人の携帯電話も、日本で契約しているものである場合、その電話は日本から渡航先に転送されるためです。



おわりに

 もっとも、国際電話は料金の高さなども気になってしまいますね。昨今ではSkypeやLINE、Discordなどのアプリが便利になり、音声通話をするにしても国際電話をかける機会は少ないのかもしれませんが、覚えておいて損はないでしょう。

制作協力

QuizKnock


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. /nl/articles/2404/21/news005.jpg 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  3. /nl/articles/2404/22/news028.jpg 0歳双子を19時15分に寝かせ続けたママ→1年後…… メリットだらけの挑戦記録に「偉い&すごい!」「寝る子は育つ、その通りですね」
  4. /nl/articles/2404/21/news013.jpg 【今日の計算】「101×99」を計算せよ
  5. /nl/articles/2404/16/news027.jpg 中古軽自動車をキャンピングカー仕様にして日本一周するカップル 車内で料理中、思わぬアクシデントが…… その後の姿に「すごい」「尊敬します」
  6. /nl/articles/2404/22/news122.jpg 「あの頃の橋本環奈すぎる」21歳の無名アイドル、幼少期ショット公開で再びどよめき「凄い完成してる」「美少女の片鱗が見えすぎてる」
  7. /nl/articles/2404/22/news026.jpg ご機嫌でルンルンステップを踏む柴犬、それをパパがまねすると…… ルンルンはひとりで楽しみたい派の塩対応に「めっちゃ可愛い」と100万表示
  8. /nl/articles/2308/31/news023.jpg 庭の草刈り中に小さな卵を発見、孵化させてみたら…… 命の誕生の記録に「すごい可愛い!」「すてきな家族」
  9. /nl/articles/2404/21/news029.jpg 飼い主を引っかいてしまった黒猫“自分の犯した過ち”に気が付いて…… いつもと違う行動に「反省してるのが分かる〜!」と190万再生
  10. /nl/articles/2404/22/news020.jpg 「飼い主ビビる」猫たちに猫草をあげたら……“ちがうもの”を食う1匹の姿が182万表示! 予想外の展開に「ちょっww」「狂気を見た」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」