国際電話のかけ方、分かる? 海外から日本に&日本から海外に電話をかける方法
航空券を購入するときにも入力しますよね。
10連休と長いゴールデンウィークが終わり、次に計画すべきは夏休みの旅行でしょうか。
暑い夏は涼しい国に逃げたい、きれいな海で泳ぎたい! さまざまな気持ちを抱いて、海外旅行をする方も多いはず。
海外にいて、何か日本に連絡しなければならないときには、どうするでしょうか。もちろんインターネットを通じたSNSやチャットアプリを利用するのも手ですが、そうした環境が整っているとも限りません。また、仕事の連絡は、勤務先の固定電話にかけることも多いでしょう。
そんなときに使える手段が「国際電話」です。
一般的には次のようにダイヤルするとかけることができます。海外の航空会社の航空券を購入する際にも入力することがありますね。
なぜこのようにダイヤルする必要があるのか。国際電話をかけるときの手順を、いざというときに備えて覚えておきましょう。
海外から日本の電話にかける印
<国際電話識別番号「+」(携帯電話から)>
最初に「国際電話をかけますよ」という合図の番号、「国際電話識別番号」をダイヤルする必要があります。
携帯電話から国際電話をかけるときは、「+」の記号がこの役割を果たします。最初に「+」がついていたら、それは国境をまたいで電話をかけるよ、という印なのです。多くのスマートフォンでは、「0」を長押しすると「+」が入力できます。
<国際電話識別番号(固定電話から)>
携帯ではなく、ホテルの電話や公衆電話、固定電話から国際電話をかける場合は、かける元となる国によってこの識別番号が異なります。日本から海外へかける場合は「+」の代わりに「010」ですが、アメリカやカナダからの場合は「011」、韓国からの場合は「001」や「002」(利用する通信会社によって異なります)となります。
加えて、ホテルの電話の場合は外線を指定する番号を、固定電話の場合は利用する通信会社を示す番号などを最初に入力しなければならないこともあります。ホテルの場合は電話近くに表示されていることが多いですが、固定電話の場合はよく調べましょう。
日本にかける場合の国番号は「81」
「+」記号などの国際電話識別番号を入力したら、続けて「国番号」を入力します。国番号は、「どこの国にかけるか」を示す番号です。
日本にかける場合は「81」です。
電話番号の頭のゼロを取る
海外から日本に電話をかけることを想定すると、「+81」の段階までやってきました。ここからやっと、見慣れた電話番号の入力です。しかし、国内で使っている電話番号をそのまま入力するわけではありません。
例えば、都内の電話番号の多くは「03-XXXX-XXXX」という形式です。この先頭にある「0」は入力しません。つまり、「+81-3-XXXX-XXXX」という形で入力することになります。
まとめ:海外から日本へ電話をかける
国際電話の仕方は理解できたでしょうか。まとめると、海外で携帯電話から日本へかけるには、「+81 - 0を除いた電話番号」となります。
ところで、なぜ頭のゼロをとるのか?
日本の電話番号の先頭のゼロは、「国内に電話をかける」ことを示す識別番号です。ふだん「03」などの2ケタを市外局番と呼んでいますが、本来はこの「0」を含まない「3」のみが、東京23区にかけることを示す市外局番なのです。
日本以外の多くの国でも、先頭の「0」は国内通話を示す識別番号となっていて、国際電話の場合は入力しません。ただし、イタリアなど一部の国では先頭の0に国内電話の識別の役割を持たせておらず、「0」を含めてダイヤルしなければならない例外となっています。
日本から、渡航先の携帯電話にかけるには
ここまで、海外旅行先から日本に電話をかける方法を説明しました。では、日本から海外旅行中の人に電話をかけるにはどうしたら良いのでしょう。
実は、日本で使っている普段通りの電話番号でかけることができます。海外で使用していても、その携帯電話は日本で契約しているものであるため、日本から渡航先へと転送されます。
一緒に海外旅行をしている友人にかける
友人と海外へ旅行をする場合には、現地で友人に電話をすることもあるでしょう。この場合は、渡航先から日本の携帯電話にかけるときと同じようにダイヤルします。
一緒に旅行をしている友人の携帯電話も、日本で契約しているものである場合、その電話は日本から渡航先に転送されるためです。
おわりに
もっとも、国際電話は料金の高さなども気になってしまいますね。昨今ではSkypeやLINE、Discordなどのアプリが便利になり、音声通話をするにしても国際電話をかける機会は少ないのかもしれませんが、覚えておいて損はないでしょう。
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