きちんと一打鍵ずつ入力 オートで功徳を積む「写経を自動化したプログラム」が公開される

頑張った感も残したオート化です。

» 2019年06月01日 12時15分 公開
[宮原れいねとらぼ]

 仏道修行であり、また大願成就を祈って行われる「写経」を自動化したプログラムが開発されました。作者のゆー(@youwht)さんがQiitaにて公開しています



 経典を書写する「写経」は、一字書くたびに、一体の仏様をお刻みすることと同じことだといわれています。さらに使う道具などを問わないことから(※宗派によります)、PCでメモ帳等に入力することまでは許されると仮定し、キーボード入力を自動化。そして完成した「オートで功徳を積める仕組み」がこちらです。


写経 自動化 プログラム オート 功徳 積める コード 自動で行われる写経……!(『般若心経』の書写) Qiita記事より

 ゆーさんのこだわりとして、一字一字書いていく“写経感”を損なわないように「ログでバーッと出すような仕組み」はNGと考え、一打鍵ずつ「ha nn nya si nn gyo u」と入力されるようプログラムしています。また『般若心経』に出てくる漢字の変換が難しいという問題を、クリップボードに漢字を登録して「ctrl+V(貼り付け)」で入力するという方法でカバー。そして、一度ローマ字入力した文字を「ESCキー」の連打で消して、その瞬間に漢字をコピペすることで「IMEの変換っぽく見せることができる」という画期的な新技術を編み出しています。確かに手入力感ある……!

 プログラミング言語は「Python」で、入力の自動化は「PyAutoGui」、漢字のクリップボードコピペは「pyperclip」を使用しているとのこと。なお、同プログラム起動中は他の作業は一切出来ない「禅仕様」になっているそうです。

 完成した自動化コードはQiitaに投稿された記事で確認できるほか、記事の最後には「途中のお経データ入力が一番大変」だったという開発時の苦労や、「プログラムの『写経』じゃなくて、ホンモノの『写経』の話だったんかーい!」というセルフツッコミがつづられています。

 他にもツッコむポイントがあるような気がしなくもないですが、それより気になるのは、以前に登場した「マニ車ハンドスピナー」(関連記事)と比べてどちらがご利益があるのか。または両方実行するという手も……?



 ゆーさんはこれまで、速読アプリの「瞬間速読」(AndroidiOS)をはじめ、中国語学習ソフトやゲーム系ソフトまで、さまざまなソフトを個人で開発。直近の活動はQiitaのアカウントからチェックできます。

写経 自動化 プログラム オート 功徳 積める コード まかはんにゃーはーらーみーたー……

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news042.jpg 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  4. /nl/articles/2411/14/news090.jpg ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  5. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. /nl/articles/2411/13/news162.jpg 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  9. /nl/articles/2411/14/news035.jpg 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  10. /nl/articles/2411/12/news194.jpg 「予約しました」 サッポロ一番の袋に見せかけた“笑っちゃいそうなグッズ”が話題 「サッポロ一番味噌ラーメン好きがバレちゃう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた