あおぐと上品な香りがふわり 京扇子老舗がフレグランスつき扇子「うつし香」をクラウドファンディングで販売

香りの付け直し、骨組みの修理サービスで長く楽しめる

» 2019年06月28日 15時20分 公開
[谷町邦子ねとらぼ]

 創業100年の扇子メーカー「大西常商店」が、あおぐとふわりとお香の香りがする扇子「うつし香」を発売しました。7月30日まで、クラウドファンディング「makuake」で販売されています。


うつし香 平安時代の雅な習慣を現代に


うつし香 創業1918年

 「うつし香」は、扇にお香を焚きしめて楽しんでいたという平安時代の人びとにヒントを得たアイテムです。フレグランスは沈香、桜、白檀、沈丁花、檜の5種類。約1年続き、香りが弱まってきた場合には500円で付け直しができるサービスも用意されています。


うつし香 5つの色と香り

 扇子に貼られた和紙の色は5種類です。グラデーションで季節の移り変わりを美しく表現しています。表面で輝く雲母という粉で、角度によってさまざまな表情が楽しめるのも魅力です。支援金額によっては、紙の色と香りの組み合わせを選ぶこともできます。


うつし香 見る角度によって異なる輝きが楽しめます

 竹製の骨組みは熟練の職人による手づくりで、破損した場合も修理してもらえるとのことです(一部無料)。長く使えそうですね。


うつし香 色は静かな雪景色をイメージした「あわ雪」、香りは爽やかで落ち着いた香り「沈香」

うつし香 色は夜空に浮かぶ、神秘的な月の姿をイメージした「月かげ」、優雅でスパイシーな白檀香が香ります


うつし香 暖かな日の光と花のほころびをイメージした色「春めく」、香りは華やかな桜香


うつし香 色は夏の夜が明けていく空の移り変わりをイメージした「夜あけ」、香りは涼やかでリラックスできる檜


うつし香 晩夏に降り注ぐ陽の光とそっと顔を覗かせる秋の風をイメージしたという色合い「陽ざし」と、気持ちがわき立つような沈丁花の香り

 涼みたい時に加えて、リフレッシュしたい時、リラックスしたい時にもぴったりな便利で趣のあるグッズです。お届けは8月末を予定しています。


うつし香 専用の紙箱も、なんとも上品。8月末までに届くとのこと

 

(谷町邦子 FacebookTwitter

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