ベンツのEVついに出る! メルセデス・ベンツ、初のEV「EQC」発表 価格は1080万円から(1/2 ページ)

400キロ走行可能、Web商談で限定モデルを先行販売。【写真20枚】

» 2019年07月04日 15時00分 公開
[ねとらぼ]

 メルセデス・ベンツ日本は7月4日、同ブランド初の100%電気自動車(EV)「EQC」を発表しました。価格は1080万円(2019年10月1日以降の登録になるため、価格は消費税10%で算出 以下同)からです。

メルセデス・ベンツ EQC メルセデス・ベンツ EQC(写真:メルセデス・ベンツ)

 EQCは、メルセデス・ベンツブランドの市販EV第1弾として満を持して市場投入する戦略的EVです。次期モデルからEV専門ブランドになる小型車ブランド「スマート」(関連記事)も含め、2022年までに10車種のEVを投入する計画を明らかにしています。

 SUV(スポーツタイプ多目的車)とSUVクーペの中間とする「クロスオーバーSUV」スタイルのボディーに、容量80kWhのリチウムイオンバッテリーと2基のモーターを備えます。総合出力408馬力(300kW)、最大トルク765Nm(約78.0kgf-m)の強力なパワーを発生し、静止から時速100キロまで5.1秒(本国仕様)で加速するスポーツカー並みの走行性能を実現します。1回の充電で走行できる航続距離は約400キロ(WLTCモード)です。

メルセデス・ベンツ EQC 前後2モーター仕様で、400キロ(WLTCモード)走行可能とする容量80kWhのリチウムイオンバッテリーを備える

 モーターは前後アクスルに1基ずつ備え、前後のトルク配分を動的に調整する高度な車体制御が可能。また低負荷走行時はフロントモーターのみを使うことで同時に効率化も図ります。標準の「コンフォート」、効率重視で電力消費量を抑える「エコ」、EVならではの鋭い性能を解き放つ「スポーツ」、カスタマイズモード「インディビジュアル」と、走行、サスペンション、ステアリング特性が異なり、ドライバーの好みや気分に応じてカスタマイズできるドライブモードを用意します。

メルセデス・ベンツ EQC 24時間緊急通報サービスや遠隔車両操作などが行えるコネクテッド機能「Mercedes me connect」や、「ヘイ、メルセデス」と呼びかけて操作できる新型インフォテインメントシステム「MBUX」などの先進機能も搭載
メルセデス・ベンツ EQC EQC リアビュー

 車体サイズは4761(全長)×1884(幅)×1624(高さ)ミリ、ホイールベースは2873ミリ。バッテリーは、6kW(200V/30A)までの家庭用交流(AC)普通充電と、50kWまでのCHAdeMO規格に準じた直流(DC)急速充電に対応します。

 併せて、全国2万1000基(2019年7月時点)の充電サービス利用料1年間無料、10万円までの家庭用充電設備工事費用サポートといった購入者向け特典も設けます。

メルセデス・ベンツ EQC 家庭用交流(AC)普通充電と、高速道路などに設置されたCHAdeMO規格に準じた50kWまでの直流(DC)急速充電に対応
メルセデス・ベンツ EQC ラインアップと価格

 無償のメンテナンスプログラム「EQケア」を全車標準設定するのも日本市場向けのポイントです。8年または16万キロ以内でのバッテリー劣化時保証(バッテリー残容量が70%に満たないと診断された場合)を用意し、「初のEVで不安」とする層に向けた特典を手厚くしました。

 ラインアップは通常モデルの「400 4MATIC」と、発表記念の55台限定特別仕様車「Edition 1886」の2モデル。400 4MATICは1080万円からで2020年春の納車予定、 Edition 1886は1200万円からで、少し早い2019年10月以降の納車予定。EQC Edition 1886は2019年7月18日11時から、先行してWeb商談を受け付けます。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/22/news018.jpg 猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
  2. /nl/articles/2411/22/news184.jpg 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  3. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  4. /nl/articles/2411/23/news025.jpg 「大企業の本気を見た」 明治のアイスにSNSで“改善点”指摘→8カ月後まさかの展開に “神対応”の理由を聞いた
  5. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. /nl/articles/2411/05/news138.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  7. /nl/articles/2411/22/news205.jpg 松田翔太、憧れ続けた“希少な英国製スポーツカー”をついに入手「14歳の僕に見せてあげたい」 過去にはフェラーリやマクラーレンも
  8. /nl/articles/2411/22/news047.jpg 「行きたすぎる」 入場無料の博物館、“宝石展を超えた宝石展”だと40万表示の反響 「寝れなくなっちゃった」【英】
  9. /nl/articles/2411/23/news031.jpg スーパーで売っていた半額のひん死カニを水槽に入れて半年後…… 愛情を感じる結末に「不覚にも泣いてしまいました」
  10. /nl/articles/2411/22/news051.jpg 自動応答だと思って公式LINEに長文を送ったら…… 恥ずかしすぎる内容と公式からの手動返信に爆笑 その後について聞いてみた
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた