「これでシリーズが終わってもハッピーだと思っている」 「トイ・ストーリー4」の監督が公開前に語ったウッディの成長の“完結”
今回は非常にエモーショナルな結末を用意しています(クーリー監督)。
7月12日から全国ロードショーが始まる「トイ・ストーリー4」では、おもちゃたちの持ち主がアンディからボニーへ変わった前作「トイ・ストーリー3」のその後が描かれる。
「おもちゃにとって大切なのは、子どものそばにいること」。新たな持ち主ボニーを見守るウッディやバズたちの前に現れたのは、彼女の一番のお気に入りで手作りおもちゃのフォーキー。しかし、本来は使い捨てフォーク(ごみ)として捨てられる運命にあるフォーキーは、おもちゃとして生きることから逃げ出してしまう。ボニーのためにフォーキーを連れ戻そうとするウッディを待ち受けていたのは、1度も愛されたことのないおもちゃや、かつての仲間ボー・ピープとの運命的な出会い、そしてスリルあふれる遊園地での壮大な冒険だった。見たことのない新しい世界で、最後にウッディが選んだ“驚くべき決断”とは……?
今回は、監督であるジョシュ・クーリーへインタビューを実施。「これでシリーズが終わってもハッピーだと思っているし、そうなるようにウッディの成長も一度ちゃんと完結できたと感じている」と言い切った同シリーズの“ある種ひとつの完結”である「トイ・ストーリー4」について語ってもらった。
――昨今、多くの映画、もちろんディズニー作品でも女性が強く描かれることが増えました。今回も、ボーが今までのかわいらしい女の子から一転、ヒーローのように描かれていましたが、そこまで彼女に変化を与えた理由はどうしてですか。
ジョシュ・クーリー監督(以下、クーリー監督): ピクサーはもちろんのこと、映画は常に時代を反映しているものですが、「トイ・ストーリー4」について言うと、作り始めたのは5年前で、時流に合わせてボーを強く描こうと思ったわけではありません。もともと、ピクサー映画では「メリダとおそろしの森」(2012年公開)のメリダや「インサイド・ヘッド」(2015年公開)のJoy(ヨロコビ)もそうであるように、特に女性キャラクターが強く描かれることが多いのです。
また、ボーは急に強くなったわけではありません。僕も今回、彼女を描くに当たってシリーズをさかのぼって見ましたが、あまり前に出る存在ではないけれど、ウッディが迷ってしまったときなど大切なタイミングでアドバイザーとして存在感もあったし、真の強さもありました
とはいえ、大きく感じられた彼女の変化は、彼女が長い間持ち主のいない“サバイバー”であり、その中で身に付けた強さや賢さのおかげだと思います。
――おもちゃはずっと“持ち主の子どもたち次第”だった人生でした。しかし今回、自分の幸せを自分で決める生き方を知ったウッディを始め、多くのおもちゃたちがその考え方から変化をみせています。こうした変化はシリーズの中でも強調されているように感じますが、このテーマを据えたのはなぜですか?
クーリー監督 確かに、今作ではこれまでのシリーズ以上にウッディに対して大きな変化を与えました。彼は「おもちゃは子どもたちのためにある」と言い続けてきましたが、持ち主が彼を必要としなくなってしまった場合、どうするのか、彼の変化への挑戦を描きたかった。そうした彼の変化が他のおもちゃたち……例えばギャビー・ギャビーなどに影響を与えていくんです。
――別の場で監督は「終わりがあれば始まりがある」とおっしゃっていました。「トイ・ストーリー4」を終わりとするなら、このシリーズにはどんな新たな始まりがあると思いますか。それはつまり、「トイ・ストーリー5」の構想につながるのでしょうか。
クーリー監督 「トイ・ストーリー」シリーズはいつも「新しい約束」で終わっています。ただ、今回に限って言えば、僕としてはこれで完全に終わったとしてもハッピーで、そうなるようにウッディの成長も一度ちゃんと完結していると思っています。
もちろん、「トイ・ストーリー5」が絶対にないとは言えませんし、よいアイデアがあれば作るかもしれないですが、現在は何のプランもなく、あるとしてもだいぶ先になると思います。ただ、「Disney+」という配信サービスで短編は製作中です。スピンオフ作品でまたウッディをはじめとするおもちゃたちに会ってもらえるでしょう。
――今作でもボニーがフォークから作った手作りのフォーキーをはじめとしたファニーでキュートな新キャラクターが出てきました。監督が一番お気に入りのキャラクターは?
クーリー監督 フォーキーは今までにいないキャラクターなので、見ていて楽しいし、飽きないですね。でも、僕としてはダッキー&バニーが大好きです。彼らはいつでもゲームの商品として飾られていて、絶対に子どもたちの元へ行くことができない。僕はそこに面白みを感じていて愛着があります。
――ありがとうございました。最後に、「トイ・ストーリー4」を楽しみにしている日本のファンに一言お願いします。
クーリー監督 僕たちは、大きな愛を込めてこの「トイ・ストーリー4」を作り上げました。「トイ・ストーリー」はピクサーが特に大切にしているシリーズのひとつですが、今回もこれまでのウッディたちの冒険を本当によい形で続けられたと思っています。
過去3作で描いてきたおもちゃ同士の友情や子どもたちとの絆、愛情があると思いますが、今回は非常にエモーショナルな結末を用意しているので、楽しみにしていただきたいです。
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クセがすごい。
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