「PM2.5」とは何なのか?

何がPMで、何が2.5なのか?

» 2019年07月26日 12時30分 公開
[QuizKnockねとらぼ]

 近年、大気汚染を伝えるニュースでよく目にする「PM2.5」。「PM2.5の濃度が基準値を超えた」などと聞きますね。

 なんとなく体に悪そうなことは知っていますが、実際にはどのようなものなのでしょう? また、「PM」「2.5」にはどのような意味があるのでしょうか?



「PM」は「粒子状物質」の意味

 PM2.5の「PM」とは “Particulate Matter” の頭文字で、日本語に直訳すると「粒子状物質」となります。

 単一の化学物質ではなく、細かい粒子になった物質をひとくくりに粒子状物質と呼んでいるので、炭素成分や硫酸塩、硝酸塩などさまざまな成分が含まれています。


「2.5」は大きさを表す

 PM2.5の「2.5」は粒子の大きさを表しています。粒子状物質の中でも特に2.5μm(1μmは1mmの千分の1)以下の非常に細かい粒子をPM2.5と呼んでいるのです。

 2.5μmは髪の毛の太さの30分の1程度、花粉の大きさの10分の1程度と極めて小さいサイズです。

 なぜ2.5μmという大きさで分けているかというと、このレベルの微小な粒子となると気管支より深く肺の奥まで到達し、人体に悪影響を与える可能性が高まるからです。



PM10もある!

 分ける大きさの違いにより、大きさ10μm以下の「PM10」や大きさ0.1μm以下の「PM0.1」などのほかの指標もあります。

 日本では1973年から大きさ10μm以下の粒子を「SPM」※と呼び、環境基準を設けて規制してきました。

※SPM:浮遊粒子状物質。測定方法の違いにより厳密にはPM10とは異なる

 一方で更に小さい微小粒子による呼吸器や循環器への悪影響が指摘されると、1997年にアメリカでPM2.5の環境基準が制定され、遅れて2009年に日本でも環境基準が新設されました。

 その基準によると「1年平均値15μg/m3以下かつ1日平均値35μg/m3以下」が望ましい水準とされています。


PM2.5はどこから来る?

 PM2.5はさまざまな物質から構成されているため、発生原因も発生源も多様です。

 発生原因は大きく2つに分けられ、物の燃焼などから直接発生する1次粒子と、原因物質が大気中で光化学反応などを起こして発生する2次粒子に分けられます。

 また発生源は、石炭火力発電所や自動車の排ガスなどの人為起源のものと、火山灰や土壌などの自然起源のものに大別されます。

 発生原因や発生源が多様であることが、PM2.5の対策を難しくする一因ともなっています。


おわりに

 環境省はそらまめ君(大気汚染物質広域監視システム)で国内外のPM2.5の濃度をリアルタイムで公開しています。興味がある人は見てみるといいでしょう。

制作協力

QuizKnock


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」