ニュース
» 2019年08月21日 16時00分 公開

何これかわいい ソニー、ヤマハ発と共同で「エンタメ自動運転カート」を開発 (1/2)

コンセプトは「人が乗れるスマホ」。

[ねとらぼ]

 ソニーとヤマハ発動機は8月21日、共同で「新たな低速の移動体験の提供」を目的とする小型車両「Sociable Cart(ソーシャブルカート) SC-1」を開発したと発表しました。

ヤマハ ソニー 自動運転カート SC-1 ソニーとヤマハが共同開発した「Sociable Cart SC-1」

 車体は潔く四角い、小さな箱形。その平面具合を生かし、車体側面や車内に計5台の大型ディスプレイやカメラ、各種センサー類を搭載します。ヤマハ発が得意とするゴルフカート型小車両と電磁誘導式の自動運転技術(関連記事)、ソニーのエンターテインメント映像技術を融合して誕生しました。

ヤマハ ソニー 自動運転カート SC-1 (参考)ヤマハの自動運転カート「Public Personal Mobility
ヤマハ ソニー 自動運転カート SC-1 (参考)「移動する“公園のあずまや”」をイメージしたヤマハ製自動運転カートのコンセプトモデル

 開発コンセプトは「自動車にスマホの技術を搭載するのではなく、スマホ自体が人を乗せて走れるようにしよう」。

 完全自動運転車の世界が実現すると、人は運転する代わりに何をするように、何を望むようになるのか。自動運転の移動手段と共に、SC-1はスマホ的発想を取り入れました。カメラでとらえた周囲の様子を架空のキャラクターやエフェクト、効果音と混ぜた複合現実(Mixed Reality)を作り出して表示するとどうか。サファリパークのような遊園施設での見学体験が大きく変わりそうです。高感度な各種センサーでとらえたデータをAI解析して、個人の性別や年齢などの属性、そのときの感情なども認識したリアルタイム情報を組み合わせることでも、また違った体験を提供できそうです。

ヤマハ ソニー 自動運転カート SC-1 SC-1のコンセプトイメージ
ヤマハ ソニー 自動運転カート SC-1 SC-1試作車
ヤマハ ソニー 自動運転カート SC-1 高感度なイメージセンサーや超音波センサー、LiDAR(Light Detection and Ranging / Laser Imaging Detection and Ranging)システムなどを搭載
ヤマハ ソニー 自動運転カート SC-1 車外に55V型の4Kモニターを4台、車内に49V型の4Kモニターを1台搭載する
ヤマハ ソニー 自動運転カート SC-1 沖縄の大学と共同で、観光地の自立運行や遠隔操作などを見込んだ実証実験も展開
ヤマハ ソニー 自動運転カート SC-1 実映像と仮想映像や音と組み合わせた新たな体験も提案

 このように、乗員とその車両の周りにいる人々に対して「より楽しい低速移動の新しい価値」を提案し、これまでのクルマでは提供できなかった「エンターテインメント空間を作り出す」のが狙いとしています。

 車体サイズは3135(全長)×1306(幅)×1830(高さ)ミリ、定員は5人。最高速度は時速19キロ。自動運転システムは電磁誘導式。用途や走行ルートを絞ることで、汎用的な自動運転システムに比べてコストも開発期間も軽いシステムで済む特長があります。SC-1は一般販売車ではなく、これを用いた「サービス」を2019年度内に日本で開始する予定としています。そう遠くない将来の街中は、こんな形のハコが行き交う光景が当たり前になっているのかもしれませんね。

ヤマハ ソニー 自動運転カート SC-1
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  2. 自分のことを“柴犬”だと思っている猫ちゃん!? 犬猫4きょうだいの息ピッタリな「いただきます」がお見事
  3. 圧倒的疾走感ッ! 深田恭子、ドローン撮影のサーフィン動画が「うわぉ カッコいい!」「水を得た魚のよう」と反響
  4. セーラームーンを自分の絵柄で描く「sailormoonredraw」チャレンジ 漫画家やイラストレーターの美麗なイラストが集まる
  5. 印刷した紙がプリンタから次々消失 → 原因を突き止めた動画に爆笑 「紙隠し」「ピタゴラスイッチだ」
  6. 「イチャイチャ感半端ない」 ヒロミ、妻・松本伊代をヘアカットする動画が130万回再生超えの大反響
  7. 「パワポで作った」 離れると意味が分かる岐阜新聞の「Stay Home」広告が話題、制作したのはデザイン経験のない営業社員
  8. 仕事のLINEに「洗濯たたみましたほめてほめて!」 応募総数8000件の「LINE誤爆」最優秀作品が決定
  9. 「私も撮りたい、貸して!」と言われて娘にカメラを渡したら―― 26万いいねを集めた衝撃写真を御覧ください
  10. 「レターパックプラスがボロボロの状態で郵便受けに入ってた」 受領印必須のサービス、明らかな過失でも補償なし? 日本郵便に聞いた