「もう、疲れました」「さようなら」 “夜回り先生”水谷修の嘆きに心配の声、数日前には「一番怖い1カ月が始まります」
多忙な中で多くの子どもや親たちの相談に乗り続けていました。
“夜回り先生”として知られ、児童福祉運動家として悩みを抱える多くの子どもや親たちの相談を受け入れてきた水谷修さんが8月21日、自身のブログに「もう、疲れました。これで、このホームページは閉じます」とサイトの閉鎖をにおわせるエントリを投稿。ファンからは「精神的に疲弊してしまったかな…」と心配する声が上がっています。
繁華街をたむろする子どもたちを見守る“夜回り先生”としてメディアに取り上げられ、2004年に出版された『夜回り先生』(サンクチュアリ・パブリッシング)で多くの人に知られるようになった水谷さん。情報番組「ワイド! スクランブル」(テレビ朝日)や「白熱ライブ ビビット」(TBS)ではコメンテーターも務めたこともあり、自著の執筆や多くの講演会への出演など多忙を極めていました。そんな忙しい日々の中で、2013年1月にはこれまで闘ってきた悪性リンパ腫の治療が成功して良い状態を保つことができるようになったものの、胃の悪性腫瘍と腸のポリープが見つかったことを報告しており、2014年と2015年には胃がんと他の悪性腫瘍を手術によって取り除いたことをブログで報告。それ以降も、忙しく日本中を飛び回る生活を続けていました。
2019年7月29日には「夏休みに入ったせいでしょう。女子中学生、女子高校生の親からの相談が続いています」と、子どもたちの休みに合わせて相談件数が増えたことを告白。8月14日には「例年になく、相談件数が非常に増えています」と明かし、新学期に向けて「私にとって一番怖い1カ月が始まります。頑張らないと」と自身を奮い立たせていたようでした。
しかし、8月21日には「さようなら。哀しいけど さようなら。もう、疲れました。これで、このホームページは閉じます。さようなら」と突如、閉鎖を決意したかのようなエントリを投稿。同日、再びエントリを更新し、「私に相談している人の何人が私の本を読んでくれているのか」と多くの相談が押し寄せる中で疑問を感じたことを明かし、「私の本を読んでくれればそこに答えが」「疲れました」と人づてに水谷さんの評判を聞いて相談してきたという相談者たちに対して思いを伝えていました。
多くの著作を発表しており、10月には新作の出版を予定していることも明かしていた水谷さん。長年、水谷さんの活動を見守り続けてきたファンからは、「毎日毎日人の悩みを聞き続けるという事がどれだけ心に負担をかけることか、察するに余りある」と気持ちに沿う声や「疲れてしまったならゆっくり休んでほしい」「心配や大丈夫かなあ」と気遣う声や上がっています。
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