「胸の揺れる回数を1コマずつ数えて吸った」 映画「このすば」福島潤が熱く語った舞台あいさつレポ
演技のためだからね、演技のため。
9月1日、EJアニメシアター新宿で「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」の舞台あいさつが行われました。本編上映後に行われたこの舞台あいさつでは、カズマ役の福島潤さんとめぐみん役の高橋李依さん、そしてメインテーマ担当Machicoさんが登壇。取材してきたので、レポートをお送りします。
なお、本記事には映画本編の内容に関するネタバレがあるためご注意ください。
「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」は、暁なつめさんのライトノベル「この素晴らしい世界に祝福を!」(このすば)が原作。2016年に1月にテレビアニメ第1期、2017年1月に第2期が放送され、今回の映画版は2期の続きの話となります。紅魔族「めぐみん」の故郷に主人公のカズマたち一行が訪れるというストーリー。
Machicoさんによるメインテーマから
舞台あいさつでは、最初にMachicoさんが登壇。メインテーマ「1ミリ Symphony」を披露しました。Machicoさんはテレビアニメ1期、2期のオープニングに続いてメインテーマを担当しています。
Machicoさんの歌で会場が温まったところで、福島さんと高橋さんが登場。本編の内容に引っ掛けた福島さんによる「ミツルギ役のサトウカズマです」というユーモアあふれる自己紹介から始まり、Machicoさんと3人で、「このすば」と、今回の映画版に対する思いを語りました。
まずはMachicoさんが披露した、今回のメインテーマについて。2人は会場のドアの隙間からわずかに聞こえる歌声を聞いていたそうですが、生で聞いたのは今回が初めてだったそうです。福島さんはMachicoさんの歌声を聞くと、2期のラストを思い出すのか「走り出したくなる。任せたぞー! って」とこのすばとともに歩んできた道を思い出すように語っていました。
映画の感想へ
続いて映画の感想へ、Machicoさんは今回の映画を見て、ラストのめぐみんとゆんゆんの掛け合いで少し涙ぐんでしまったそうです。テレビアニメ版ではシリアスはほぼありませんでしたが、今回はちょっといいシーンがありギャップにやられてしまったようです。「私はこの冒険のために歌ってきたんだ」と感動を覚えたとのこと。第1期からメインテーマを担当し続けてきた積み重ねを感じるコメントです。
また、中盤でも「どこだか忘れちゃったけど」グッときたシーンがあったそうなのですが、2人は「中盤であった!?」と若干困惑。高橋さんが「カズマがおっぱいにうずまったところじゃない? 絵面すごいけど」と思い付いたシーンをあげると、福島さんが「あそこ泣けるよね! 泣ける泣ける!」となぜか同意。本当に? 本当にそこー?
この流れで、感動したシーンの話へ。福島さんはめぐみんの「みなぎるフォー!」をあげ、このせりふで1期の初登場時からめぐみんが1つの壁を突破したように感じたそうです。これについて高橋さんは、2期でダンジョンに連れて行ってもらえなかったり見守るポジションが多くしょぼくれていたこともあり、今回吹っ切れたのかもしれないとめぐみんの気持ちを語りました。
高橋さんは、ゆんゆん(CV.豊崎愛生さん)が新たな一面を見せてくれたことをあげました。作中では今まで恥ずかしがっていた紅魔族の名乗りを披露したシーンでは、アフレコ現場で豊崎さんの声がビリビリと伝わってきたと当時の状況を振り返っています。
Machicoさんの質問コーナー
続いて、Machicoさんから2人への質問コーナー。アフレコ現場でアドリブが多いといううわさについて、真相を聞きたいとのこと。みんなの視線が福島さんへ集まりましたが、今回はテレビシリーズほどには多くなかったということ。ちなみにアドリブついて、テスト時に言ったものを本番では他の人の声と重ならないように1人だけで収録するため、大変シュールな光景となるのだとか。
次のMachicoさんの質問は、「テレビアニメ版に比べてお色気シーンが多かったけどどんな気持ちでしたか」。高橋さんは「今回カズマがよく脱いでた」と思い返しますが、福島さんは「俺のお色気じゃないだろ!?」思わぬ方向に進もうとしている話を軌道修正しますが、「脱げば良いのか」とこの日の衣装のカズマのジャージーの上着を脱ぎ始めました。やっぱりカズマのお色気シーンじゃないですか!
また、今回全体的に女性陣の胸部が“ゆるんゆるん”に動いていた件について、福島さんは「(カズマが捕まって挟まれるシーンで)シルビアの胸が動く回数を1コマずつ確認して演技に当てはめ、取りあえず息を吸ってみた」となんかすごいことを言い出しました。確かに吸ってましたね……盛大に……。ただしこれは、全部せりふを詰め込みながら吸う演技を入れるためで、吸えば吸うほどせりふを入れる尺がなくなっていく高等技術だったそうです。そしてこのシーンも、みんなが後ろで見ている中1人で録音したとのこと。シュール。
高橋さんはカズマと2人きりになるシーンなどについて、抱いている気持ちはせりふにはっきり出てくるまでは出さないようにしているそうです。しかし、積み重ねる中で、見ている人が少しずつ感じ取ってくれるといいな……としながらも、最後の「ばーか!」はすごく気持ちよかったとのこと。
Machicoさんからの最後の質問は、「自分が演じた以外で好きなキャラ」。最初に福島さんがMachicoさんに振ると、「申し訳ないながら、以前からいろいろなところで回答している通りダクネスが……」との回答。他のキャラもいろいろおかしいところを抱えている中、ダクネスは空気から何か感じる一番やばいキャラで、最初のクールな印象からのギャップにやられそうです。
高橋さんは、新登場の「ぶっころりー」(靴屋のせがれ)の目の下の隈が好きとの回答。出来上がった映像で隈がすごい強調されており「すてきだな」と感じたのだとか。
福島さんはバニルが好きで、実は原作を読みながらバニルの演技も練習していたそうです。1期のときにすでにカズマ役は決まっていたものの、好きなのでバニル役もやらせてもらえないかと思い練習していたとのこと。残念ながらその希望はかないませんでしたが、バニル役の西田雅一さんを「ピッタリの人」と称賛していました。
こうして、約30分の舞台あいさつは終わりの時間を迎えました。映画初主演となった福島さんと、今回のメインキャラとなった高橋さんの熱い思いを感じる時間でした。
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監督・主演を務めるフィリップ・ラショーの熱意がうかがえます。
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