「ディアブロのヘッドライトは、Z32と共通」……は? ウソだろ〜!? 意外で驚きな共通点があるクルマ6選(1/2 ページ)
2000GTのあのテールランプは「バス流用」、ロータス・エスプリには「ハチロクのアレが流用……!」なのだそうですよ。
完成したクルマを見る分にはなかなか気付きませんが、実は他のクルマの部品を流用して使っていた! というクルマが古今東西にあります。
その理由はコストカットや効率化、法規制への対応などさまざまですが、デザインの妙で最初からそのクルマのための部品だったかのように溶け込んでいるので面白いものです。今回は、憧れのスーパーカーから街で見かけるバスまで、意外な共通点を持っている6組のクルマたちを紹介します。
目次
- » 【1】「ランボルギーニ・ディアブロ」に、フェアレディZ(Z32)の部品が使われていた!?
- » 【2】「ロータス・エスプリ」には、まさかの「ハチロクのアレ」が……!?
- » 【3】名車「2000GT」のテールランプは、バスのパーツを工夫して使っていた
- » 【4】旧WRCベース車から受け継がれたエボX RSのホイール、ぷち感動ストーリー
- » 【5】マツダ・ベリーサに「あのロータリーマシン」譲りのパーツが生きていた
- » 【6】かわいい日野のバス「ポンチョ」の目、実は……ダイハツの軽である
【1】「ランボルギーニ・ディアブロ」に、フェアレディZ(Z32)の部品が使われていた!?
ランボルギーニが1990年から2001年まで販売していたV12エンジン搭載フラグシップモデル「ディアブロ」。スーパーカー好き世代には言わずと知れた名車「カウンタック」の後継モデルです。
このディアブロ、初期モデルはカウンタックと同様にリトラクタブルヘッドライト(格納式前照灯)を採用していました。
リトラクタブルヘッドライトは1970年代後半〜90年代の国内スポーティーカーでも広く流行した装備で、スポーティーカー然とする代名詞的装備でもありました。しかしこの頃(北米でライト最低地上高規制が緩和されてあまり意味がなくなったり、)ヘッドライトの昼間点灯を義務付ける国が出てきて、リトラクタブルヘッドライトを取り巻く環境が変わり始めます。ランボルギーニといえどそれは同様で、ライト仕様を変更しなければいろいろと都合が悪くなります。
そこで同社が目を付けたのが「日産・フェアレディZ(Z32型)」のヘッドライトでした。ディアブロの低く鋭いフォルムのノーズに組み込んでもしっかりと前を照らせるライトユニットは限られたそうです。そこで、同世代のスポーツカーであるZ32型フェアレディZのパーツに白羽の矢が立てられたのでした。
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【2】「ロータス・エスプリ」には、まさかの「ハチロクのアレ」が……!?
「ロータス・エスプリ」も、1970年代のスーパーカーブームで少年たちの心をわしづかみにした名車の1つです。
エスプリは何度かのモデルチェンジを経て2004年まで生産されていました。実は、1987年の「エスプリHC」以降には、多くのクルマ好きが知るあのクルマのテールランプが流用されていたそうです。
そのクルマとは「AE86型カローラレビン」。何と、あのハチロクのパーツが使われていたとは。このパーツはエスプリのモデル末期まで使われ続けました。
ちなみに、エスプリ最終型の「V8アニバーサリー」では丸目4灯のテールランプに変わっています。こちらは同じロータスのライトウェイトスポーツカー「エリーゼ」のパーツを使っていました。
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