「おじさんハンコ」〜なぜ北海道の女性に大人気なのか?
「おじさんがカワイイ」という発想からスタート。
ニッポン放送「週刊 なるほど!ニッポン」(9月29日放送)では、「北海道の名物おじさん13人がハンコに! 若い女性に大人気!?」というトピックスを紹介した。
今回取り上げるのは、北海道で販売されている『おじさんハンコ』。北海道に実在する「名物おじさん」13人がハンコになっており、それが女性に大人気だという。
その『おじさんハンコ』を製造販売している小樽市のゴム製品メーカー、「株式会社ミツウマ」の総務部兼工業用品製造部・岡田秀敏さんに、立川晴の輔が話を伺った。
晴の輔:「株式会社ミツウマ」さんは、ハンコ屋さんではないのですよね?
岡田:そうです。長靴などで知られている、ゴムの会社です。
晴の輔:「おじさんハンコ」を思いついたきっかけは何なのですか?
岡田:私どもの会社が、2019年10月10日で創業100年を迎えるに当たり、北海道の多くのみなさんに支えていただいたということで、何か恩返しできる商品を作れないかと思いました。札幌市立大学デザイン学部の生徒さんの協力を得て、いろいろな企画を考えたところ、ある女子学生から「おじさんがカワイイ」という発想が出て来ました。
晴の輔:キモいではなく、カワイイなのですね。おじさんとしては嬉しいですよね。
岡田:「株式会社ミツウマ」はゴムメーカーですから、その特長を生かし、また官公庁の協力も得て、産学官連携の企画を立てました。それが、北海道に住む名物おじさん13人の顔をゴムハンコにして地域をPRする商品、「おじさんハンコ」です。3月に発売となりました。人口3000人程度の、小さいけれど特色のある町をピックアップして、名物になるような面白い「おじさん」を独自に調査しました。40代〜80代の12人、もう1人はレアキャラとして選びました。
晴の輔:40代〜80代!?
岡田:ちょっと幅広いのですけれど。「おじさん図鑑」というものを、ハンコと一緒に入れてあります。学生たちがおじさんにインタビューして、イケメン度、やさしさ、サバイバル度などを5つ星ランクで評価させていただき、合わせてそのおじさんが住んでいる「町の魅力」を紹介しているものです。
晴の輔:若い女性たちはハンコを買って、何に使うのでしょう?
岡田:LINEスタンプのようなイメージで、おじさんをカワイイキャラとして、手元に置くということです。この商品が出たとたんに、「うちの町にもハンコにして欲しいおじさんがいる」とか、「おばさんハンコは作らないの?」といった電話をいただいたり、反響があって面白いですね。
晴の輔:北海道のおじさんの魅力とは?
岡田:今回ハンコに選ばせていただいたおじさんたちは、地元に密着して地域のため、みんなのために活躍している方が多かったのですね。そんなおじさんが住んでいる町に、ぜひとも足を運んでいただいて、実際におじさんに会いに行って欲しいです。そうなると、私たちも非常に嬉しいですね。
晴の輔:実際に使っているハンコの人と会えたら、嬉しいですよね。ちなみに13人のうち、1人はレアキャラと言っていましたよね?
岡田:隠れキャラのため基本的には公開しないのですが、会社の創業100周年にからんで、関係者が1名入っている…ということまでは言わせていただきます。
晴の輔:誰とまでは公表しないのですね。
岡田:内緒ということになっています。実際にハンコを手にして、当たった方だけがわかります。なおかつ、そこからQRコードでリンクされている隠れHPに飛ぶことができます。
晴の輔:その人のこと、すごく知りたくなって来ました!
岡田:ぜひ北海道に買いに来てください。ランダムに入っておりますので、どこで買えば当たるのかはわかりません。12人のおじさんの町限定で、2個1組で販売しています。1個は「地元のおじさん」が入っていて、もう1個はどこのおじさんが入っているのかわからないという、ガチャガチャ的な要素も入っています。
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