「滝沢カレンの唐揚げレシピと比べると何て自分は文章のセンスがないのだろうと落ち込む」 シェフが滝沢の文章力の前に膝を折る(1/2 ページ)
鶏肉の気持ちになって揚げる鬼才。
モデルやタレントとして活躍する滝沢カレンさんが11月21日、Instagramに自作した唐揚げとそのレシピを公開しました。今回のレシピも個性と独創性が突っ走った文章となっており、Twitterではプロのシェフが「滝沢カレンの唐揚げレシピと比べると何て自分は文章のセンスがないのだろうと落ち込む」と投稿するほど事態になっています。恐るべし、カレンの台所……!
滝沢さんのレシピの前に膝を折ったのは、フランスでレストランを営む神谷隆幸さん。神谷さんが見てしまった滝沢さんの今回の献立は和食で、唐揚げと炊き込みご飯、みそ汁、えのき茸に鰹節が入った梅を混ぜただけの苦労知らずの一品(本人談)、ニンジンとほうれん草の誰だって知ってる胡麻和え(本人談)の5品。最後に謎めいたメニューが2品ありますが和食です。多分。
唐揚げのレシピは、「(ビニール袋に)冷たい何も知らない鶏肉をいれてあげます」「やれやれとボッタリくつろぐ鶏肉に上からいくつかかけ流していきます」と鶏肉の気持ちになるところからスタートします。感受性高過ぎかよ。
レシピはその後も「最後に気前よく塩胡椒して鶏肉への刺激は終わります」「あとは自分が二の腕気にして触ってるくらいの力で鶏肉をさらに最終刺激します」「パサパサ鶏肉をおにぎりを一握りの気持ちで『いってこい』の後押して油へ…」など鶏肉との高度な駆け引きが続きます。
最後は「キャピキャピ音が高くなってきたら、ほんとに出してくれの合図です! しっかりここではコミュニケーションとってください」と鶏肉とコミュニケーションを取って完成。唐揚げは鶏肉と心を通わせる必要があることを教えてくれます。高度な料理だなぁ……。
このレシピに滝沢さんのInstagramのコメント欄には、「おいしそう」「唐揚げ物語めちゃくちゃ面白かったです」「笑い過ぎて全文読んでしまいました」「カレンの料理本出版待ってます」「短編漫画並みの長文さがめっちゃ好き」「めちゃ書くやん」「ほんま真剣に唐揚げと向き合ってくれたんやって」といった声が寄せられています。
また、神谷さんのツイートのリプライ欄には、「これはすべての料理人が見た方が良いですね…」「素材と会話するってえのはこういう事なんですね。頭が上がりません」「滝沢カレンちゃんは、異能の持ち主なので追わない方が精神衛生上良いと思います(笑)」「文字読んで滝沢カレンだってわかってしまうのがすごいですよね」「最終刺激とかいうパワーワードすこ」「次元が違いすぎて3行で読むの諦めましたね」「誰だって知ってる胡麻和え好き」とちょっとしたどよめきが生まれていました。
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