続々誕生のプロ野球1億円プレーヤー〜遅咲き到達記録は
話題のアスリートの隠された物語を探る「スポーツアナザーストーリー」。今回は、オフの契約更改で大幅な年俸アップを勝ち取り、1億円の大台を突破した選手にまつわるエピソードを取り上げる。
12月に入り、プロ野球の契約更改交渉もいよいよ大詰め。スター選手の更改が相次ぎ、今年(2019年)も一流プレーヤーの証しである「年俸1億円」突破を果たす選手が続々と誕生しています。
特に大盤振る舞いが目立つのが、パ・リーグ連覇を達成した西武です。4日、パMVP+首位打者に輝いた森友哉が、今季年俸8000万円から1億2000万円アップの2億円で更改。1億円の大台突破どころか、一気に2億円プレーヤーの仲間入りを果たしました。
「ちょっと、ビビりましたね……。来年が不安です(笑)。今シーズンに関しては満足しています」
来季(2020年)、森はプロ7年目。過去、高卒選手の2億円到達は、ダイエー・城島健司の8年目(2億3500万円)が最速でしたが、森はこれを上回る早さです。
今季の森は、正捕手として126試合で先発マスクをかぶり、西武投手陣をリード。打っては強力西武打線の中軸を担い、打率.329.23本塁打・105打点をマーク。捕手として、野村克也(南海)・古田敦也(ヤクルト)・阿部慎之助(巨人)に次ぐ、史上4人目の首位打者に輝きました。
打つ方は文句なしでしたが、捕手としては、チーム防御率がリーグワースト(4.35)だったことの責任を痛感しているようで、会見では「来年はバッテリーで勝てたという試合を1試合でも多く作りたい」とコメント。
さらに来季は、古復帰が決まった元エース・松坂大輔と「甲子園・春夏連覇バッテリー」を組むシーンもありそうです。
「レジェンドなので、何を話したらいいのか……。松坂さんの理想の配球に近づいて、1勝でも多く勝てるように頑張りたい」と抱負を語った森。今オフ、24歳の若さで新選手会長に就任し、来季は名実ともにチームを牽引する存在になってくれそうです。
西武勢では5日に、外崎修汰が今季年俸7000万円から倍増の1億4000万円で更改。二塁と外野をこなし、自己最多の26本塁打・90打点を記録。こちらは、来季大卒6年目での大台突破となりました。
また、外崎と同じ富士大学の1年先輩で、43本塁打を放ち2年連続本塁打王に輝いた山川穂高は、1億円アップの2億1000万円でサイン。今季は8月に打撃不振に陥り、中村剛也に4番の座を奪い返されただけに、大幅アップの森に抜かれる可能性もありました。
「森に1000万円勝ててよかった。(差額は)森の食事代。誘うのは森だけど、おごるのはオレなので(笑)」と会見で笑いを取った山川でしたが、「森に抜かれなくてよかった」は先輩のホンネかもしれません。
優勝チームは、大幅アップで選手に報いたいのは山々ですが、チーム内の年俸バランスをどう取るか、フロントとしては悩ましいところです。
一方、セ・リーグ覇者の巨人にも、新たな1億円プレーヤーが誕生しました。
3日、今季年俸8000万円から、6000万円アップの1億4000万円で更改したのが、4番・岡本和真です。来季、高卒6年目での大台突破になりますが、これは高卒5年目の年俸が1億円を超えた松井秀喜・坂本勇人に次ぐ早さです。
「(年俸が)増えた分は、1円残らず使う」と、相変わらず独特のコメントで報道陣を笑わせた岡本。
今季は143試合すべてに出場し、打率.265、31本塁打・94打点を記録。史上最年少で「3割・30本・100打点」を記録した昨季に比べると、相手のマークが厳しくなったこともあり、すべて数字が下回りました。しかし今季は、4番打者としてチームを優勝に導き、その功績が評価されての大台突破。やはり優勝は何よりの査定材料です。
対照的に、プロ15年目にしてついに念願の1億円プレーヤーになったのがベテラン・亀井善行です。11月27日、今季年俸7000万円から4000万円アップの1億1000万円でサイン。今季は131試合に出場し、2年連続で規定打席に到達。打率.284.13本塁打・55打点でリーグ制覇に大きく貢献しました。
亀井の年俸が大台を突破したのは、実はこれが初めて。まさに「亀」のような歩みでコツコツと実績を積み重ね、夢を叶えました。
「(1億円プレーヤーは)小学校からの夢でした。そこに乗せられたというのは、時間がかかりましたけど、うれしく思います。現役は続くので、さらに上を目指して頑張りたい」
亀井は来季38歳になります。巨人では2000年、村田真一が37歳で初めて年俸1億円でプレーしましたが、それを上回るチーム最年長での大台到達。阿部慎之助の引退で、野手では最年長プレーヤーとなりましたが、まだまだ若手にレギュラーを譲る気はありません。
巨人の契約更改はこの後、5年ぶりVの最大の功労者で、リーグMVPの坂本勇人が控えています。今季年俸は5億円。すでにエース・菅野智之が現状維持の6億5000万円で更改を済ませており、これは横浜・佐々木主浩と並び、NPBにおける日本人選手の史上最高年俸です(外国人も含めると、巨人・ペタジーニの7億2000万円が史上最高)。
今オフは久々にFA選手を獲得しなかったことで、資金にも余裕ができ、大幅な上積みも予想されますが、果たして日本人初の「7億円プレーヤー」は誕生するのでしょうか?
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