最高速度412キロ、驚異の1900馬力オーバー! ハイパーEV「Rimac C_Two」市販モデルが2020年のジュネーブモーターショーで世界初披露へ(1/2 ページ)

リマックといえば、元「トップ・ギア」司会者がクラッシュしたじゃじゃ馬マシンでもあります。

» 2019年12月23日 16時00分 公開
[志田原真俊ねとらぼ]

 クロアチアのEVメーカー「リマック」は、新型ハイパーカー「Rimac C_Two」(仮称)の最新プロトタイプを公開しました。量産車は2020年のジュネーブモーターショーでお披露目され、同時に正式名称も発表される予定です。

リマック EV C_Two Rimac C_Two(写真:リマック、以下同)

 リマックは高級スポーツEV専門の新興メーカーで、創業者が壊れた古いBMWを自力でEVに改造して遊び始めたことからスタートしたというユニークな成り立ちのメーカーです。

 2013年に作られた最初のコンセプトカー「Rimax Concept One」は1200馬力を超えるモンスターマシン。元「トップ・ギア」司会者のひとりであるリチャード・ハモンドさんが、Amazonの番組「グランド・ツアー」の収録中に大クラッシュ、大破してしまったクルマとしても知られています。それだけ強力なじゃじゃ馬マシンだったということでしょう。

リマック EV C_Two C_Twoの最新プロトタイプ

 Concept Oneを超える新たなハイパーEVとして開発中のC_Twoは、初代の最終バージョン(コンセプトS)からさらに500馬力以上アップした1914馬力の最高出力、そして2300Nmのトルクを誇ります。

 静止状態から時速60マイル(約100キロ)まで、わずか1.85秒で達する驚異的な加速力を誇り、最高速度は412キロを記録しているそうです。

 EVの性質上、ガソリンエンジン車よりも瞬時にトルクが立ち上がるので強烈な加速ができるというのはよく知られていますが、テスラの最新モデル「Cybertruck」の最大トルクは1356Nm、C_Twoに近いジャンルのEVハイパーカーである「ロータス・エヴァイヤ」でも1700Nmです。C_TwoはEVの中でもさらに異次元の加速を見せてくれそうです。

リマック EV C_Two 乗り込む時の眺めはこんな感じ? まさにスーパーカー
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