心温まる猫漫画『おじさまと猫』が累計100万部突破&最新4巻発売! 母親に猫を押しつけられた“別のおじさま”の物語(1/2 ページ)
おじさま“たち”と猫のやり取りから目が離せない……!
温かい笑顔と感動の声を集める桜井海先生の猫漫画『おじさまと猫』が、累計発行部数100万部を突破。そんな人気のコミックス第1〜3巻に続いて、最新第4巻が1月11日に発売されました。猫の「ふくまる」とおじさま、ふたりの物語は“再会”で次の展開へ!
ペットショップで長く売れ残っていた猫の「ふくまる」と、これまで猫を飼ったことがない物静かな男性の「おじさま」。一緒に暮らす以前、それぞれ孤独な時間を過ごしていたふたりは、まさに「出会えたことが幸福」だと思える日々を過ごし、お互いに幸せな笑顔が増えていきます。それは周囲の人々との関係にも影響を与え、笑顔の連鎖や行動の変化、さらには20年以上ぶりの再会も……!
おじさまの名前は神田冬樹。現在はピアノの先生として音楽教室で子どもたちに教えていますが、以前は著名なピアニストでした。そんな彼の才能に小さい頃から打ちのめされ、ずっと妬んでいた人物が、現役ピアニストの男性・日比野奏。長い間話していなかった2人でしたが、ある日、偶然一緒になったペットショップで「猫を飼っているんですか」と、神田からの言葉でピアノではなく“猫”についての会話がはじまります。
日比野が猫用品を買っていた理由は、自分勝手な性格の母親から「いらなくなっちゃったの」と猫を押しつけられたから。彼は母親と相性が悪く、子どもの頃には大切な愛犬を勝手にペットショップへと返された過去を持っていました。
そんな日比野は猫初心者であり、「獣なんて触りたくもないのに」とぼやいてもいました。しかしその後、猫を神田に押しつけようとするも、できない自分に気がつきます。そこで思い出したのは、わずか1週間という時間ですが愛犬だった「コロン」との幸せな日々と、別れたあとの悔しい気持ち。「僕が大人だったら、お金があれば、コロンを取り戻すことができたのに…」
日比野は神田とのやり取りの中でその自分の“猫への本心”に気づき、「時間なんて関係ない。出会った時から、飼うと決めた時から、お前はもう家族だよ」と心に強く思うのでした。過去に願った思いをついに果たす日比野の心情にうるっとくる……。
猫を通じた再会で、ようやく話をするようになった神田おじさまと日比野。漫画ではさらに再会時の神田おじさま側の視点も描かれ、どういう気持ちで日比野に対して積極的に接したのか、またその後の2人の関係も描かれています。そしてもう1つ、ふくまると日比野の飼い猫「マリン」の“再会”も大事なエピソードです。ふくまるとマリンの見た目がそっくりな理由は……?
第4巻では、上記の再会エピソードから、おじさまと周囲の人々との交流や、それによって生まれるおじさまの“新しい”笑顔と「嬉しい」を見ることができます。もちろん単行本限定の描き下ろしエピソードも収録しています。ちなみに第4巻発売記念フェアとして「書店特典」も用意されているので、気になる方は桜井海先生のTwitterで確認するといいでしょう。
Twitter発の漫画『おじさまと猫』は、現在「pixivコミック」にて連載中。さらに発売中の『月刊少年ガンガン』2月号では表紙と巻頭カラーを飾っており、特製スケジュールステッカーも付属しているので、コミックスと同時にチェックしましょう。
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